2011年09月17日 06時42分28秒

のめりこむ

テーマ:ブログ
のめりこむ というとひどくチープに聞こえるのだが、ものごとの一点にこだわり、

深く追求していくという姿には非常に憧れがあるし、自分もそうありたいと度々思う。

せっかく、この世に生を受けたのだから、生涯をかけて何かしら成し遂げなくてはならない。

それはメインステージのビジネスはもちろんのこと、趣味においても必要なことなのだ。

僕の読書はひとつのテーマをもってカタメ読みをするのだが、今回はこのテーマで

3冊読んでみた。

古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)/ハインリヒ シュリーマン
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シュリーマンは言わずと知れた。トロイの遺跡の発見者
自分の持論を信じ続け、様々な困難と戦いながら遺跡の発掘を行う。
これは自伝なのだが、読み物としてはドラマも少なく、泥臭い。
あまり感動もしない。
残りの2冊もそうなのだが、これらの物語にクライマックスもハイライトもな
ドラマなど一切無いのだ。それぐらい極めて地味に深く追求していく。
くだらないサスペンスに毒されていると酷く退屈であろう。




積みすぎた箱舟 (福音館文庫)/ジェラルド・ダレル
¥788
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このあとの2冊は成毛さんの「大人げない大人になれ」に紹介されていたのだが、
戦後すぐぐらいに、イギリスの動物園で展示する動物を持ち帰るために
カメルーンのジャングルでひたすら動物を探し続けるというものだ。
次から次へとアクシデントが起こり、単純な冒険活劇といった印象だが
だからこそ、非常にリアリティのあるないようだ。これも物語性は一切無く
極めて退屈だ。

プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星、そしてその後/大平貴之
¥1,680
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そして最後はこれ。
新幹線の中で一気に読んだのだが、今年一番の一冊になるかもしれない。
久しぶりに身震いするような内容だった。
僕が元々機械工学科に進んだのはこういうことがただひたすらに好きだったからだった。
その想いを久しぶりに思い出させてくれた。
内容的には、小学校からの30年間個人でプラネタリウム制作に打ち込み、
世界最高レベルのプラネタリウムを完成させるために至る話だ。

これも次から次へと問題が起きながらも着実に成長し、一つの成果を成し遂げる。
それを作者はほぼ一人で成し遂げるのだ。

自分の心の奥の方にしまっていた何かがブルブルと震えるような感覚を得た。
そうだ。男はこうでなくてはいけなかったのだった。
この本は本当におすすめ。
無趣味で何に対してものめり込めない人はこの本を読んでみるとよい。
これを読んで、心の奥が熱くならないようなら、悪いことは言わない。もう一生あきらめたほうが良い。


これらの一点を突破していく作者達の自伝は、一切物語性がなく
ひどく退屈だ。しかしだからこそ、そのリアリティと感動はひとしおのものがあり、
レベルの高い文芸書と肩をならべるものだ。
それぞれの作者は作家としては素人だが、それでも十分に人を感動させ、
突き動かすだけのことを成し遂げているからだ。

忘れようとしてた何かを揺り動かさなくてはならない。
メインの仕事はもちろんのこと、趣味においても真剣でなくてはならない。

しっかし、やりたいことは山ほどあるのだが、家を建てないと無理なことばかりなんだよなー。



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