彼の声 2024.8.6 「言いたいことが何かある」 | 彼の声

彼の声 2024.8.6 「言いたいことが何かある」

voice-164

 たぶん今ここで新たな事態が起こっている
最中なのだろうが、確かに何かが起こって、
事態がそれなりに動いたわけで、それが何で
もないことの繰り返しではなく、簡単に言う
なら通常のマネーゲームの延長上で比較的振
れ幅の大きいことが起こったわけだが、それ
に関してもっともらしい意見を述べている人
たちにとっては、それなりに言いたいことが
色々とある中で、それが以前から述べている
持論の延長上で述べているに過ぎなければ、
今ここで新たに起こっていることを見逃して
いたり見落としていることになるかというと、
それが指摘されない限りはそうでもなく、折
りに触れて述べてきた範疇で説明できるよう
なことであれば、それで構わないのかも知れ
ず、特に目新しいことは何も起こっていない
と思うなら、そんなことはなくても、それが
大して重要だとも思われなければ、無視して
も構わないような些細なことかも知れないし、
それが重大だと思うようなことであれば、そ
れについて触れないわけには行かないだろう
が、重大でも重要でもなく、普通に考えて暴
落によって金融資産が目減りすれば、それだ
け世の中の貧富の格差が縮まったと考えても
いいのかというと、そうでもありそうでもな
いようなことが起こっていて、暴落に乗じて
投資できるだけの余裕のある者だけが、さら
に資産を増やす機会をものにして、投資でき
ないと資産が減って富裕を目指す競争から脱
落すると考えても構わないかというと、単純
にそうなるとも限らないし、その場の運にも
やり方次第にも左右されるところだろうし、
投資の目的が富裕になる以外にもあるなら、
それが金融資産の暴落に乗じて行うことでも
なければ、それとは別の機会に行うことであ
ったり、そもそも機会を捉えて行うようなこ
とでもないのかも知れないし、積立投資のよ
うに定期的に少しずつ行うことになるなら、
暴落が起ころうと起こるまいと関係のないこ
とになってしまうが、そういうことをやって
いる人には暴落に乗じて述べるようなこれ見
よがしな意見に対しては、それほど世間的に
話題になる程度以上には関心が向かないのか
も知れないし、ただ淡々とやるべきことをや
るだけなのかも知れないし、全面的にそれだ
けにかかりきりとなっているわけでもなけれ
ば、部分的に行なっていることになるだろう
から、他にも色々と手がけている中で、特に
これといってこだわっているわけでもなけれ
ば、適当にいい加減な感じでその場の気分次
第で、気が向いた時に行えばいいようなこと
かも知れず、そんなことで済んでしまう限り
でそれなりに心理的にも資産的にも余裕があ
り、それとは対照的に暴落によって大損して
多額の負債を背負ってしまった人ほど事態を
深刻に受け止めているはずだろうが、果たし
てそんな人がそれほどいるのかというと、普
通は余剰資金で投資している人が大半なのだ
から、暴落しようがしまいがどうということ
はなく、ごく一部の本気になっている人以外
は、運良く資産がちょっと増えれば儲けもの
ぐらいの気持ちで投資しているのかも知れな
いし、投資を煽っている証券会社や銀行の宣
伝文句とは裏腹に、それをそのまま真に受け
るほど愚かな人もあまりいないような世の中
なのかも知れず、株価が暴落したぐらいで政
府の責任を追及するようなことを述べている
人ほど、勘違いも甚だしいような気もするの
だが、では他に何か言いたいことがあるのか
というと、投資で大損こいた人は自己責任だ
から放っておかれても文句は言えないが、自
然災害で被災して生活に困っている人が放っ
ておかれるのはまずいような気はするが、そ
ういうところでも政府のやっていることを支
持できるか否かが、世間の常識の範囲内で判
断しなければならないことになってくるはず
だが、次第に常識が通用しない世の中になっ
てきているとすれば、それが今ここで起こっ
ている新たな事態なのかも知れないし、絶え
ず過去からの延長上で物事を捉えようとして
しまうと、そういうところが見逃されたり見
落とされたりすることだと言いたくもなるが、
それも大抵は不満を溜め込んでいる人や集団
であれば、過去からの延長上で織り込み済み
の常識が通用しなくなってきているからそれ
が不満だと、自分たちの感知しないところで
新しい常識がまかり通ってしまうと、それが
原因で自分たちが不利な立場や境遇に追い込
まれてしまうことを恐れるあまり、頑なに保
守的な価値観を保持して、そんな価値観に凝
り固まってしまうかも知れず、それが世界の
どこでも顕著になってきていると考えるなら、
そうなる原因を取り除くべく人や物や情報の
受容や移動を制限したくなるわけで、都合の
良い人や物や情報だけ受け入れて、都合の悪
い人や物や情報を拒否したり排除しようとす
るのだろうが、そういう傾向は世界共通だか
ら、新たなことをやろうとしたり、自分でも
気づかないうちに新たな慣習や生活習慣を取
り入れていたり実践する人にとっては、何か
しら周囲から圧力が加えられて息苦しくなる
経験をするかも知れないし、そういった同調
圧力のようなものを跳ね除けながら生きて行
けるか、それとも同調圧力に屈したり、屈し
なくても屈したふりを装いながらも、戦略的
な振る舞いに及んで、一定の譲歩や妥協を伴
いながらも、それなりに生きている人も結構
いるかも知れないが、そうなるのにも限度が
あるから、何かの限度を越えると暴動が発生
したり、凶悪な犯罪が立て続けに起こったり
するのかも知れず、それが大規模な自然災害
がきっかけとなってそうなったりする場合も
ありそうだが、その一方で果たして株価の一
時的な暴落を原因として何が起こるかといえ
ば、愚かな人ほど暴落に巻き込まれるわけで
もなく、愚かな人ほど損失額が大きくなるわ
けでもなければ、人の愚かさとは関係のない
ところで何かのバランスが作用して、結果的
には損得や収支に起因する一喜一憂がもたら
されるとしても、ただ淡々と事態が推移した
後に、これまでの行き過ぎがある程度は是正
されて、その後始末のようなことが行われる
のかも知れないが、それが何の後始末になる
のかが、それに関わってくる人によっても立
場によっても受け止め方が変わってくるだろ
うが、暴落の際にうろたえていい加減なこと
を言い放ってしまった人ほど、その後始末に
苦慮することになるのではないか。

https://www.koike-t.org