彼の声 2005.10.22 | 彼の声

彼の声 2005.10.22

何となく話がかみ合っていないような気がする。
本当にそれは冗談や酔狂で述べていることなのか。
しかしなぜ伊達や酔狂と述べないのか。
ただ単に言葉の使い方を間違っているだけなのだろうか。
いったいその言葉に何を感じているのだろう。
そこで感知したり見聞したりするすべての出来事が
意味のわからないことだらけに思われるのはなぜだろう。
そしてそれらの出来事に意味があるとは思えないことに
理由や原因を見出せないようだ。
それらに意味があったりなかったりすることが
信じられないのかも知れない。
あるいは意味そのものの意味が
わからなくなってしまったのかも知れない。
しかしそうやってわけのわからないことを述べ続けることに
何の意味があるのだろうか。
君に理解できるような意味があるとは到底思えないか。
意味はもとからあるものではなく、
誰かの意識が後から付け加えるようなものなのではないか。
だが誰がそれらの文章に意味を付け加えるのか。
そんなことは無理に決まっているだろう。
誰がそんなことを思っているのだろうか。
誰がそれらの文章の読者であるわけがないだろう。
誰もそんなものを読もうとはしないし、
読めるわけがないだろうか。
それらは読む必要から見放された文章なのかも知れない。
ただ書き記すためだけの文章なのではないか。
それを書く者が自己満足を得るためだけに
存在する文章なのだろうか。
今のところはそんな用途しか思い浮かばない。
たぶん今の君にはそんなことしか述べられないのかも知れない。
しかしそれで満足するはずがないだろう。
何となくそれだけでは馬鹿げているだろうか。
どこかの画面の中にやる気を吸い取られているのだろうか。
そんな被害妄想はどこにも通じないだろう。
何をどこに通じさせようとしているのかわからない。
しかし別に誰に何をわからせようとしているわけでもないだろう。
誰かの意識はそんな話に
取り込まれようとしているのかも知れないが、
そんな話がどんな話なのかもわからないか。
だからそこには何一つ理解可能なことは示されていないようだ。
もとから何もないのだからそこから何が生じるわけもないか。
では何を語っても何の理解も得られないのだろうか。
そんなことは語ってみなければわからないだろう。
しかしすでに語られているそれらの文章は何なのか。
そこからどんな理解が生じるというのだろう。
何を理解してほしいのかわからない。
それに関して誰かは臆病風にでも吹かれたのか。
いつの間にか何の主張も見当たらなくなってしまったようだ。
誰が何を主張しなければならないのかわからない。
しかしいくらそんな嘘をついてみても
何がどうなるわけもないだろう。
何もどうにもならないからそんなことを
述べ続けているのではないか。
そんなわけでますますわけがわからなくなってしまう。
いったいいつまでそんな馬鹿げたことを
述べていなければならないのか。
もういい加減にお終いにしたくなるか。
それで終われるはずがないだろう。
今までの経緯を無視することはできないはずか。
無視できないから否応なくそんなことを
続けてしまっているのではないか。
何を無視しようとしているわけでもないだろう。
では何も無視できなくなってしまうのか。
そんなことを述べようとしているわけではなく、
そんなことしか述べられなくなっているのかも知れないが、
だからどうだというわけでもないか。
どうでもいいようなことを述べているからおかしくなるらしい。
しかし何がおかしいわけがなく、
まったくつまらないことを述べているような気もしてくる。
おかしくておもしろいのではなく、
つまらない内容が頭のおかしさを連想させるのだろうか。
だがそれで何を述べているつもりなのか。
何がどうなっているわけでもないような気もしてくる。
その頭のおかしさは何を装っているのだろうか。
言説のくだらなさでも主張したいのか。
それの何がくだらないと思われるのだろう。
それについて何をどう述べればいいのだろうか。
どうも納得のいく説明からは遠ざかっているらしい。
かなり遠く離れてしまったように思われる。
離れすぎて何を見ているのか判別できなくなるが、
それで何を述べているつもりなのか。
何も述べていないのではないか。
何も述べていないから
言葉がそんな風に連なっているのだろうか。
ではそこから何がわかるのか。
ただ何かが継続されているように思われるだけなのか。
空虚と空疎と虚無が続いている。
だがそれでは自虐的すぎるだろう。
もう少し肯定的な言葉を導き出せないものか。
君はそれらの何を肯定したいのか。
何も肯定できないからそれを続けようとしているらしいが、
なぜそれが矛盾していることをわかろうとしないのだろう。
それの何が矛盾しているというのか。
矛盾していると思われる箇所を特定できないか。
何が矛盾していようとそんなことはどうでもいいことで、
いちいちそんなことを説明する気にはならないか。
本当はわかっていないのだろう。
わかりようのないことを
無理にわかる必要はないのかも知れないが、
それ以外にやることがなければ、
暇にまかせて何かを
わかろうと努力する気になるのかも知れない。
しかしそれ以外に何をやればいいのだろうか。
そこから何をわからなければならないのか。
君はその場の空気をつかんでいない。
しかしその場がどこにあるのか、
君には何を述べる場も残されてはいないのだろうか。
空気さえ残されていないのかも知れないが、
それでは呼吸すらできないだろうか。
だが架空の話の中で誰が呼吸を必要としているのか。
それは誰が呼吸を繰り返す話でもないはずか。
そんなことを述べているわけではない。
また意味から遠ざかってしまうらしい。
何を述べているのでもなくなってしまうようだ。
いったい何を述べているつもりなのだろう。
そこには何が存在しているのか。
言葉以外に何があるのだろうか。
しかし意味が通じていないはずだ。
相変わらずわけのわからないことを述べている。
それで何がわかるのだろうか。
何も述べていないことがわかるか。
やはりただ内容の希薄な言葉が連なっているだけなのか。
意味が空っぽのままの文章が形成されつつある。
それ以外は何もわからないらしい。
そこで述べられるのはそんな内容でしかなく、
それ以外は何もわからないようだ。
それでも何かがわかりかけていると思えるのか。
そこであえて嘘をつく必要があるのだろうか。
この期に及んでどんな嘘をつきたいのだろうか。
これからどこへ向かおうとしているのか。
まさか死出の旅路ではあるまい。
もう少し気の利いたことを述べられないものか。
安易に死という言葉を使ってはならない。
しかしそれが何の戒めなのかわからない。
必要以上に必要から見放されているように思えるが、
本当にそこでは何が必要とされているのか。
それは何らかの意味を伴った文章だろうか。
だがそんな期待に応えてくれるような
精神状態ではないのかも知れない。
思い出されるすべては忘れ去られる運命なのか。
何を思い出そうとしているのだろう。