彼の声 2005.10.18 | 彼の声

彼の声 2005.10.18

いったいこれから何をやろうとしているのだろうか。
何をやろうとしても結局は何もできないのではないか。
何かをやるきっかけを奪われているのは相変わらずのことなのか。
だが何が相変わらずなのかわからない。
たぶん何もできないのというのは、
誰かの勝手な思い込み過ぎなのかも知れず、
そんな思い込みはすぐに忘れてしまいたくなるが、
ではそこからどう述べたら、
以前とは違うことを述べていることになるのか。
その辺で何やらややこしいことを述べているように思われる。
それがややこしいと感じるのは、
心に余裕がない証拠だろうか。
何を焦っているのだろう。
何をそんなに急いでいるのだろうか。
何となく誰かはそんなせわしない心理状態でいたいらしいが、
それで何を述べられるというのか。
何も述べたくはないのかも知れないが、
現に何かしら述べているではないか。
それでは不満だからそういうことを述べているのではないか。
要するにそのような現状では気に入らないのだろう。
その状況は何となくいつものように馬鹿げていると思われるが、
それ以上に差し迫った事情でもあるのだろうか。
何もありはしないだろう。
しかし君にはそれをやり遂げる決意などありはしない。
だが何かやり遂げなければならないことでもあるのか。
何事にもどん欲になれる人は幸福なのだろうか。
そういう人が社会的に成功するケースは多いのかも知れない。
では成功したければ何事もどん欲に吸収した方がいいのだろうか。
たぶんその通りなのかも知れないが、
しかし何事とは何なのか。
その何事について何か具体的な内容を述べられるわけもないか。
君が記している文章においては、
そんな内容までは用意されていないのかも知れない。
ただそのときの気まぐれで、
どん欲という言葉を使ってみたかっただけか。
たぶんそんなやり方ではだめなのだろう。
それは十分に承知しているが、
そんな風になってしまうのだから、
それは仕方のないことかも知れない。
しかし本当になぜそうなってしまうのか。
述べていることが嘘だからそうなってしまうのだろうか。
それが本当か嘘か以前に、
そこで起こっている事態そのものを把握していないのかも知れない。
結局そんなことを述べているうちに、
次第に何を述べているのかわからなくなってくる。
そこに居座ってわけのわからないことをほざいているのは誰なのか。
何をやろうとしようと君にはどだい無理なのだ。
君はそれがおかしくてたまらないようだが、
それは世の中が狂っているのではなく、
被害妄想気味の君自身が狂っているのだとしたら、
そんなにわかりやすいことはないか。
ただそんな風にしてつまらないことを述べているだけなのだろう。
そしてそこからさらにおかしくなってしまうのかも知れない。
単にわけがわからないだけでなく、
それを誰が述べているのかわからない。
まるで変な夢を見ているような気がしてくる。
今見えている暗闇の向こう側には何があるのだろうか。
そこから意味を見出せないように思われる。
感覚が麻痺しているわけか。
意識がどこかへ飛んでいるのかも知れない。
まったく述べていることがわからず、
何がどうなってしまったのかもわからない。
何もかもが上の空になってしまったのか。
そんな精神状態で何を述べられるのか。
いくら画面を見つめても何も出てこないだろう。
あるのは画面上に映っている模様が刻々と変化している現実だけか。
それ以外の現実を感知できないのか。
この世界にはそれ以外の何もかもがあるのに、
それをわかっていないだけなのか。
わざとわからない風を装っているだけなのかも知れない。
あるいはそこに醸し出されている状況が、
君の意識を受けつけてくれないのかも知れない。
何かしら意味のあることを語らせてもらえないのか。
君は何を感じ取ろうとしているのか。
意識や感覚はそこからどうなってしまうのだろう。
すでにどうにかなっているのだろうか。
しかしどうになろうとも何とも思わないのではないか。
また何をどう思ってみても、
まともな内容を見出せないのだろうか。
もはやそれは技術や感性の問題なのではなく、
構造的な不具合なのか。
何かを転換しなければどうにもならないのだろうか。
では文章の構築に取り組む意識の転換以外に、
何を転換しなければいけないのか。
なぜそんなことにこだわっているのか。
そこにいたって、
未だに何かを述べようとしているのは、
どういうことなのか。
それはどういうことでもなく、
何をどう述べても無駄なのに、
その無駄なことにひたすらこだわっているらしい。
執拗に何かを述べようとしているのだが、
何を述べているのかはわからない。
皆目見当もつかないような状況に突入してしまっているのだろうか。
見当などいくらでもついているだろう。
なぜそうなってしまうのか。
いったい何を語りたいのか。
何かが狂っていることは確かだが、
その狂いを修正することは不可能なのか。
このままではこの世界で起こっていることのすべての出来事が、
君から離れていってしまうのかも知れない。
それは何かの思い過ごしだろうか。
ただそれを感知できなくなっているだけか。
あるいはそれを感知しているのに、
文章に反映することができなくなっているだけか。
だからおまえはいつまで経ってもわけがわからないままになるだろう。
しかしそれの何がおもしろいのか。
別にそれほどおもしろくはないが、
成り行き的にはそうなってしまうのだから、
それはそれで仕方がないと思いたいのか。
やはりいつものように何を述べているわけではないらしく、
それでも自然と言葉は連なっているようだ。
何も述べられないのに何かしら述べている現状はおかしいか。
おかしいがそれ以外には何もできないのだから、
そんな現状を認めざるを得ない。
そんな風に意識している感覚が狂っているのかも知れないが、
今は感覚が狂ったままでもいいような気もしている。
どういうわけかそんな風に思われてしまうらしく、
それで当面の危機を乗り切ろうとしているのかも知れない。
しかしその状況の何が危機なのかわからない。
現に何も困ってはいないではないか。
困るどころか何もできずにかえって気楽になってさえいる。
だがなぜ何も述べられないような成り行きになってしまったのだろうか。
それについて何をどう考えればいいのだろうか。
何をどう考えたらいいのかわからないから
そんな状況になってしまっているのか。
たぶん何かが狂っていることは確かかも知れない。
周りの環境が意識に合わないのかも知れないが、
そこがどんな環境になっているのか、
それさえもよくわかっていないのかも知れない。
いったい何を述べているのだろうか。
そんなことはいくらでも述べられるのだろうか。
そしていくら述べても無駄なのだろうか。
たぶん無駄でないように述べるのは無理なのかも知れず、
それが無理だと思えているうちは、
そんな成り行きを感受している以外には状況はあり得ないのかも知れない。
黙示録