人間にとって
いや 脳あるものにとって 記憶とはいかなる存在なのか
日々生きる中において あらゆるものを記憶し
そしてその記憶を封印または消し去る
何度も何度も繰り返し繰り返し 記憶しては消し去っていく
いつまでもとどめておきたい記憶
すぐにでも消しさってしまいたい記憶
人はそれを選ぶことができないのだろうか
ずっと忘れたくない思いや いつまでも慕っていたい一瞬
なのに 時として容赦なく打ち砕かれる
すべてを忘れ 何もかもを封印せざるを得ない現象・・・
足掻いても足掻いても 足掻く程に打ちのめされていく
現実と非現実の境界があいまいになって
どうしようもない混沌の深みに身を投じてしまう
すべては必然か偶然か
何故に己の意思に反するのか。。。