香港でオリオンビール売上3倍に

オリオンビール(嘉手苅義男社長)の香港でのビール販売が好調だ。
ことし3月に香港最大のスーパーマーケットチェーンを運営する企業との販売契約締結をきっかけに出荷が急伸。
一定数量の出荷確保による物流コストの低減などで、コンビニエンスストアや飲食店など取り扱い店舗も280店に拡大している。
9月までの半年で昨年の約3倍、59キロリットルを販売し、本年度販売量は過去最高の80キロリットルを見込む。
嘉手苅社長は「予想を大きく超えている。香港はスーパーやコンビニエンスストアが県内より多く、今後も拡大が期待できる」と意気込んでいる。
同社は2002年から香港への輸出を開始。当初は一部料飲店への販売が中心だった。
05年から量販店に酒類を販売する卸売り業者の海昌隆(ホイチョンルン)有限公司(トニー・ユ代表)と取引を始めたが、神戸経由で輸出するため物流コストがかさみ、出荷量が伸び悩んでいた。
昨年、沖縄と香港を結ぶ定期貨物船が就航し、県物産公社との協力で物流ルートを確保。物流コストの低減で、商品価格を約2割引き下げ、香港最大のスーパーマーケットチェーン「ウェルカム香港」を運営する「デーリーファームグループ」との販売契約締結にこぎつけた。同定期貨物船はことし9月に運休したが、現在新たなルートで輸送している。
ウェルカム香港150店舗での取り扱いのほか、海昌隆の販促活動でイオン香港6店舗、デパート14店舗、飲食店・レストラン45店舗などに販路を拡大。出荷数量は当初目標の年間25キロリットルを上回る59キロリットルに増加した。
オリオンビールは県外・海外の販売比率を5年間で出荷全体の30%に拡大させる方針で、今後はレストランや飲食店への営業を強化する。
2日、嘉手苅社長と沖縄タイムス社を訪れたユ代表は「品質の良いビールを飲みたいという消費者が増えている。沖縄の知名度が香港で広がってきており、PR次第でさらに伸びる。
市場を大きく取り込みたい」と力を込めた。
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