パレスチナ×ヒップホップ!(映画のご紹介) | ブログ版PB通信
2014年03月24日

パレスチナ×ヒップホップ!(映画のご紹介)

テーマ:パレスチナ

春の陽気チューリップ赤が到来した3月中旬、話題のパレスチナ映画の上映が広島の横川シネマで始まりました目


パレスチナのヒップホップムーブメントを取り上げたドキュメンタリー映画、

『自由と壁とヒップホップ』!!


               


2008年に作成され、日本では2009年の東京外国語大学での企画上映後、数か所で自主上映され、昨年末から全国各地の映画館で公開されています。音譜


春の陽気に誘われ、PBスタッフも先日観に行って来ました。とても考えさせられる映画でした。チューリップ黄



この映画に登場するパレスチナのヒップホップグループのメンバーたちは、音楽を通して、パレスチナの現状を発信するとともに、音楽の力を糧に、自分たちを取り巻く困難な状況に立ち向かっています。圧倒的な暴力を前にして、暴力に訴えるのではなく、芸術という形に変えて応答するということ、その手法を獲得していくということ。それは、ドラマ・イン・エデュケーションを用いたPBのパレスチナ事業につながるテーマだと思います。映画の中でヒップホップグループのメンバーの父親は、「何かを伝える手段としては暴力ではなく、芸術がいい」と語り、息子の活動を応援します。クローバー


映画の大半の部分では、バックミュージックとしてヒップホップが流れています。

ズン、ズン、という胸にこだますリズムは、文字通り、人々の間にある様々な壁を越えて心を突き動かす何かがあるような、映画を観ながらそんな気がしてきました。虹


家屋破壊、増殖する分離壁、度重なる検問による足止め―。「友人がイスラエル兵に殺された。この怒りと悲しみの気持ちをラップで表現したい」と訴え、ヒップホップグループのメンバーの協力の下、人々の前で自作の歌を披露した難民キャンプの少年は、後日、2年前の投石を理由に突然拘留され、懲役10年の刑を宣告されます。映画の中で映し出されるこうしたパレスチナの「日常」に対し、それでも尚、ヒップホップグループDAMのメンバーが「希望がある。その微かな光に賭けたいんだ」と語る場面は、胸に突き刺さります。


映画の終盤、同じパレスチナ人ラッパーとして固い絆で結ばれたイスラエル領リッダのグループDAMと占領地ガザのグループPRは、西岸ラーマッラーでのライブ共演を試みます。やっとの思いでガザから西岸への移動許可証を入手し(*)、ライブ会場に向かうPRですが、結局許可が覆され、当日は共演を叶えることが出来ませんでした。ストーリー自体はそこで終わるのですが、映画のエピローグの部分で、後日、両者の共演がついに叶ったことが伝えられます。チューリップピンクそして、最後にこのようなメッセージが添えられています。

「この世もまだ捨てたものではない!」


この映画が発表されたのは2008年。

2009年12月末から2010年1月にかけて行われた大規模なガザ攻撃と2012年11月の再度の集中攻撃、そして現在まで引き続くガザの完全封鎖状態を思うと、この希望のメッセージに対する私たちの応答責任を痛感せずにはいられません。

「同情はもう十分。今パレスチナに必要なのは行動」

大学時代に参加した講演会でユダヤ系アメリカ人の人権活動家アンナ・バルツァーさんが聴衆に訴えた言葉を、改めて胸に刻みたいと思います。



映画の詳しい情報は、下記の公式ホームページをご覧下さい星予告編も観ることができます!

http://www.cine.co.jp/slingshots_hiphop/

また、下記の監督のインタビュー記事も映画の背景が紹介されており、面白いです!

http://synodos.jp/international/6564

広島の横川シネマでは3月28日まで上映されています。全国の劇場でも随時公開になりますので、皆さまぜひ観に行ってみて下さい!!ニコニコ





(*)パレスチナ、特にガザにおける移動の自由の制限の状況については、少し前の情報になりますが、下記のページの「2.パレスチナ占領地における支援」の項が参考になります。

・UNフォーラム フィールドエッセイ第14回 児玉千佳子さん

(UNDPパレスチナ人支援プログラム プログラム・アナリスト<当時>)

http://www.unforum.org/field_essays/14.html



*パレスチナでの教育支援事業では随時ボランティアを募集しています。 日本語書類の英文化作業や、事業紹介、日本国内での広報活動などが主たる内容となります。 パレスチ問題にご関心のある方、詳しくはなくてもこれから知っていきたいという方、さらにはアラビア語ができるという方!!大歓迎です。 お気軽にメールにてお問い合わせください。

paco@peacebuilders.jp (担当:今村)



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