危機感
環境や業務(実務)そのものに慣れてくると、自然と毎日がルーチンワーク化し、
多少の変化こそあれど、自分なりのペースが出来てきて、ある程度
毎日の流れ、配分を調節できるようになります。
それ自体は決して悪いことではないのですが、ルーチン化してくればくるほど、
薄れてくるものがあります。
「危機感」です。
大企業と呼ばれる大きな組織では、ある意味必要のないものかもしれませんが、
少なくとも「ベンチャー」「新規立ち上げ」を名乗るような組織において、
危機感の欠如は、その組織の推進力を大きく衰退させます。
しかもここでいう「危機感」は、誰かから示されたり、尻を叩かれて気づくのでは
全く意味がなく、むしろ危機感そのものよりも、危機感を感じた上でその人が
「自発的に起こす行動(アクション)」に意味があります。
もし「自分はこれだけやることがあるから…」って思って頷いてしまったら、ある意味
危険信号です。
一人で二役でも三役でも、気づく限り、できる限りのことをする。
とにかく「動く(アクションを起こす)」ことが大切。
分らないことは抱え込まず、相談できる相手、環境を自ら作り上げてゆくこと、そして
多忙な中でも、結果を必ず報告すること(途中経過はむしろ不要)。
安心するなとは言いません、ただ、
この世の中の一体どこに、「安定したベンチャー」があるのか…ということ。
この日本のどこに、「創業間もない状況で安定運用に乗れるビジネスがあるのか」
…ということ。
そう、そんなものは、みなさんもお分かりのように、そんなことはありえないんです。
やるべきこと、やることは、「ほぼ無限」にあります。
厳しい話になりますが、
それができないというのならば、やりたくないというのならば、それ相応の環境に
早めに転職をしたほうがいいと思います。そのほうが会社にとっても本人にとっても
幸せな選択になることでしょう。
でも、もし、やりたい!負けたくない!やる!あきらめたくない!やれるだけやってみたい!
みんなで勝ち取りたい!あの人のために頑張りたい!…そう思えるのであれば、
僕もそうですし、きっと周りの同じ志の人間がトコトン地の果てまでも(笑)お付き合いします。
どんな状況でも、絶対にあきらめない
僕がたま~に言う言葉ですが、これはただ単に、強い気持ちをもってあきらめるな!という
「守り」の意味ではありません。最後の最後まで、どんな状況でもできる限りのことを、
ときにはできないことにでも果敢に挑む「気持ちの強さ」「勇気」という「攻め」の精神も
含まれていると考えています。
バンバンやるんです。もがいても、どんな無様な格好でも、できる限りのことをやる。
第三者からの見た目にこだわるのは、結果を出してからでも遅くはないはずです。
だって、僕らは未だスポットライトさえ浴びていないんですから…ねっ。
みんな、頑張ろう!!