【悪質注意】東京海上日動 自動車事故 保険金支払いのヤバい対応 (2)【実録】 | 炎上勘弁

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とはいうものの、炎上するほど見てもらえるのかな…。
ま、思いつきのネタで、ぼちぼち いきますね。

 

 

2週間の放置も連絡なし

その後、2週間経っても何の連絡もない。しかたなく、東京海上日動 Mに電話を入れた。
「その後、どのようになっているか」という問いかけに対して、「修理工場で滞っている」との回答であった。
これは明らかな責任転嫁であり、相変わらず提示金額の根拠も説明しないまま早々に電話を切り上げた。

【被害者の声】
既に1か月が経過している。
自動車会社の連絡は常に迅速である。百歩譲って自動車会社側から回答がなかったとしても、それを調整するのが東京海上日動の仕事であるはずだ。
しかも、提示金額の根拠の説明もしない。

 

この車は主に仕事で使用しているため、大きく凹んだ状態では客先に出向くのも問題が多く、支障が出ている。
これがレンタカーなら、ノンオペレーションチャージがかかるのである。

東京海上日動が写真の追加を求めてきた時、「電話代がかかりますので…」といった心配は、後に嘘であることもわかる。

このまま踏み倒すつもりなのか…完全に不信感しかない。
東京海上日動は実質、意図的な加害者である。

 

自動車会社からの連絡

その3日後に自動車会社の担当から連絡があった。

どうやら、東京海上日動の交渉で、自動車会社に修理金額は40万円と認めさせたようだ。
納得はいかないものの、修理費用以外の補償提示の可能性も含め、東京海上日動からの連絡を待つことにした。

 

消費者ホットラインに連絡

しかし、1週間以上たっても何の連絡もない。また無視である。

このままでは個人では太刀打ちできそうもない… そう思い消費者ホットラインに連絡をした。

結論からすると、自動車事故が絡む場合には消費者ホットラインでは対応できず、そんぽADRセンターを紹介された。

自動車事故は個別にいろいろな条件が重なるため、消費者ホットラインでは判断が難しいとのことであった。
「そんぽADRセンターは、自動車保険会社の側の団体ではないですか?」という問いかけに対しては、「中立な立場ですから変なところではないですし、お話しするだけでも一度連絡してみてください。」といった回答であった。

 

そんぽADRセンターに連絡

そんぽADRセンターは、公式サイトによると「専門の相談員が、損害保険や交通事故に関するご相談に対応しています。また、保険業法に基づく指定紛争解決機関(金融ADR機関)として、損害保険会社とのトラブルが解決しない場合の苦情の受付や損害保険会社との間の紛争解決の支援(和解案の提示等)を行っています。交通事故被害者からのご相談や苦情等にも対応しています。」ということらしい。

藁にもすがる思いで電話をしてみた。

個人情報や事故の状況、車両の詳しい情報など、いろいろと聞き取りをされたが、基本的にはこちらの話を聞く姿勢であった。

東京海上日動が提示額の説明をしないことに対しては、間違っていると指摘し、是正を促すことができるとのことであった。

また、示談金の査定額が25万円であったことに対しては、妥当であるとの判断を示された。
その理屈として、この車両が低年式であることと走行距離が多いため、「車両の時価額」よりも「修理金額」の方が上回るため「全損」という扱いになり、支払いの上限を25万円に設定したというのである。

この提示額に不服な場合、独自で市場調査をして適切な「車両の時価額」をデータとして提示することで交渉ができるというのだ。

ネット上の情報によると、「車両の時価額」は「自動車価格月報(レッドブック)」が基準となっているらしい。
また、レッドブックに記載の金額は、実際の相場よりも低めになっているとの情報もあった。

また、この間に代車などを使用せざるを得なかった場合、代車を利用した実費をその理由と共に提示することで、認められる場合があるとのことであった。

そんぽADRセンターとして問題と認識したのは「提示額の説明をしない」ということで、この件を東京海上日動に是正を促すかどうかについて聞かれたが、考える必要もあったのでいったん断った。

【被害者の声】
やはり そんぽADRセンターは保険会社側の団体であり、被害者救済とは程遠い。

あくまで保険会社の慣習に則り、その業界の方針から外れている場合には、その保険会社に是正を促して、自分たちの足並みをそろえるのが目的なのだ。

彼らにとっては、物損の場合はその時価額だけ支払い、あとは無関係だというのが常識らしいのだ。

個人で市場調査をしてデータをまとめて交渉、などできるはずがない。
普段は会社員として勤務しているし、自動車市場の専門知識はない。しかもそこが交渉の開始だという。
仮に増額できたとしても、金額など僅かであろう。明らかに労力の方が大きく、割に合わない。
それを知っているから、そんぽADRセンターも提案できるのだ。

人身事故とは到底比較にはならないが、損害は大きい。
この金額では修理すらもままならず、買い替えをしても損が残るだけだ。

これが保険業界の常識なのだろうが、社会通念上いかがなものか?

ちょっとたとえ話をしてみよう。

 

あなたが長年愛用しているスマホがあるとする。

そのスマホは古くとも十分に機能するし、何ものにも代えがたい思い出もある。
ただ、年季が入っているがゆえにメンテナンスは必要で、つい最近バッテリーを新品に変え、専用スマホケースやアクセサリーも新調した。
これには5万円かかったけど、この大好きなスマホを使い続けたいのだ。

ところがある日、見知らぬ誰かが突然スマホを壊してしまった。
スマホ本体が大きく割れてしまい、スマホとして動作しないわけではないけれど、とても使い物にならない。

その犯人は一応謝ったが、そのあと犯人の代理人を称する人間が出てきて、その代理人が弁償するという。

その代理人はスマホをちらりと見るなり、「ああ、1000円だね」と言って1000円を手渡して足早に立ち去ろうとした。

あなたはどう思うだろうか?
「冗談じゃない!」
怒りがこみあげてきて当然である。

「何それ!?」
問い詰めても代理人は答えない。
更に詰め寄ると、ようやくの答えがこれだ。

「このスマホは古い。中古市場の相場より修理金額の方が高くなるから、完全に壊れたも同然だ。」と言い放ち、「相場の1000円で十分だ。」と言って相手にしない。

愛着も、思い出も、メンテナンス費用も、買い替えにかかる手間もすべて無視され、手渡そうとしてきたのはたったの1000円である。

「それはおかしいでしょ!?」

そう反論しても「だって古ぼけたスマホじゃないか。こんなスマホどこで1000円以上で売ってるのか、証拠を出せよ。」と言って話にならない。

その場で1000円を受け取らずに、まともな対応を訴えたが、またもや相手は完全に無視。泣きたくなる。

この大好きなスマホを長く使いたいから5万円かけてメンテナンスしたのに、もうスマホは使えない。
しかも弁償代はスマホ本体だけしか見ず、買ったばかりのバッテリーもケースもアクセサリーといった専用品もまったく考えようとしない。
もちろん、修理や買い替えにかかる手間も一切無視。

誠実な対応とは対極である。犯罪レベルといっても過言ではない。

 

さて、東京海上日動の人間だったとしても、理不尽に感じないだろうか?
でも、これが現実である。


難しいところだが、「愛着」や「思い出」というのは被害としては判断が困難で、盗難にあった場合も同様に、このような感情は無視される。

物損事故では「感情」はまったく加味されないのだ。
この点も十分に理不尽だが、「感情」だけの問題ではない。


長くなったが、話を自動車事故に戻そう。
何が言いたいかというと、この車両も同様の状況なのである。

確かにこの車両は低年式で走行距離も多いのだが、もうあと2年は乗り続けたいと、事故の3か月前に車検を通したばかりだったのである。
車検の依頼時に、タイヤを新調し、バッテリーやオイル類・ワイパーゴムをはじめとしたあらゆる消耗品を交換し、20万円ほどの費用をかけた。(輸入車であるため、若干割高である。)

当然、そのわずか3か月後に一方的な被害に遭うことは考えてもいなかったし、考えていたら車には乗れない。
でも、業務上やむを得ないのだ。
 

続きの記事:
事故の経緯・東京海上日動 自動車事故 保険金支払いのヤバい対応 (3)