ブログネタ:【アメーバピグ】クリスマスファッションコンテスト 参加中私はいつものごとく、カシミアのカーディガンを羽織った。
「雪の日みたいでしょう」
と、あいつがいつものニヒルな笑みを見せる。
雪はおおげさだが、雪の降っている街を歩くときとは違った、体が自然と震えてしまう不思議な寒さだ。
ブッダジャンプスープからは、アワビと椎茸、干ナマコの香りを携えた、真っ白な湯気が立ち昇っている。
表通りのすべての木々、枝々には、豆電球くらいの色とりどりの発光ダイオードがちりばめられ、いやがおうにもクリスマスムードを盛り上げていた。
しかし、私は知っている。
ここにはけして、トナカイに乗ったサンタクロースが来ないことを。
シンガポール・オーチャードロード。
そこに林立したホテルでは、この国でもっとも贅沢なサービスを提供する。
そう。
赤道直下にあって、セーターやコートが欲しくなる程の寒さを。