3、4年ほど昔のことになりますが、お隣の言葉をつまみ食いしたことがあります。
だいたいハングルが読めるようになりましたが、やはり3週間で仕上げた通信教育。1ヶ月で忘れてしまいました(自慢しちゃいますが、3回のテスト平均90点以上だった。えっ?満点が当たり前ですか?トホホ)。
ところで、その頃はお隣の言葉と日本語の相違について興味を持ち、具体的にどんな言葉が似ている発音・意味か。また、全く違うのはどんな言葉かを調べたりしていました。
で、当たり前のことながら、音読み熟語は非常に類似しています。
そりゃ、そうですよね。
半島にも日本にも、中国からの漢字言葉が伝わったわけですから、似ていてあたり前です。
札幌ラーメンにしろ、博多ラーメンにしろ、似ているのと同じです。
そんな中、私は面白い発見をしました。
それは、ワンワン、ニャーニャー、ドンドンとかいう、鳴き声や音を言葉に表した擬音語、あるいはニタニタ、ヒヤヒヤなど状態を言葉に表した擬態語にも、大変似た発音の言葉が多いことを見つけたのです。
音を言葉にしたのだから当然でしょうって。
いいえ、音を言葉に表すときには、その国の文化・歴史がかなり関わってきます。
いい例が、ホーホケキョのウグイスやミーンミーンのセミ。
ウグイスの声は、法華経を流布するためのキャッチコピーのようなもの。
これがあまりにうまかったから、今ではウグイスの声はホーホケキョが当たり前になる耳になってしまいました。
セミの声は、日本語の耳を取ってしまうと、ミーンミーンとは聞こえません。
よく知られているように、外国の方の耳では、犬がバワウと泣いたり、鶏がコッコドルドルドーと鳴いたりします。
また、擬態語にいたっては、もちろん音などしませんから、これは明らかに、その国の文化や慣習などに影響を受けるわけです。
大変興味深いことに、中国由来の言葉、これから例を挙げる擬音語、擬態語などを除くと、半島の言葉と日本語との間に共通、類似する言葉が大変少なくなってしまいます。
むしろ、南洋系の言葉に似た言葉があるのです。
さて、前置きはこれくらいにして、具体的に見ていきましょう。
ここでは、音には関係の無い様子を表す擬態語に絞ります。
★擬態語の例
(半島語のおよその発音→日本語:半島語の意味、補足など)
ペゴプタ→ペコペコ:ひもじい(さま)
ポールブル→ブルブル:震える様子
ピッピッ→ピカピカ:光、光るさま
サルサル→サラサラ:音を立てないで。やんわりと。
スゥールスゥール→スルスル・サラサラ:糸等がよく解けるさま。粉などがこぼれるさま。
スールスル→ソロソロ:ゆっくり、静かに
オドゥルオドゥルまたは、オスゥルオスゥル→オドロオドロまたはオソルオソル(副詞?):恐る恐る
パルッパルッ→ハレバレ:青々とした、鮮やかな
ファールファル→ヒラヒラ:着物を脱ぎ捨てる
トゥボックトゥボック→トボトボ:日本語に同じ
プルプリ→パラパラ、バラバラ:離ればなれになる
フジプジ→ヒソヒソ:うやむや、こそこそ。
ポドンポドン→ポチャポチャ:ふっくらとした様子。
チョールジュル→チョロチョロ:少量の水の流れる様子(擬音語とも言える)。
お願い。
ハングルに精通されるブロガーさんの誤り指摘等、ぜひお願いします。
古朝鮮語知ってる方なら、なお嬉しい。
とにかく、ハングル発明以前の朝鮮語は文字になっていないので、分からないのですよ。
プロ、セミプロ、物好き、お節介、なんでも歓迎します。
ただし、自分だけが正しいという考え方のお坊ちゃま、あるいは極端な思い込みコメントは遠慮いたしますがね。