今私は、友人の奥様の通夜に向かっている。
奥様とはロンドンで1度お会いした記憶がある。
あまり自分を表には出さないタイプの方、というイメージがある。
旦那とは、かつては、長い間よきライバルであった。
今でも、他に誰もいなければ、馬鹿、アホと言い合える。
が、今や彼は、規模は小さいとはいえ、一部上場企業、子どもでも知っている、あるいはその業界では世界的にもトップメーカーの、かなりの地位にある。
まあ、このボケ爺も、あと少し大人だったなら、同じくらいの社会的地位と、経済的安定が得られていたのだろう。
が、それができないのが、島ちゃん、改めしま爺の良いところであり、どうしようもなく馬鹿なところでもある。
先日、母が亡くなった時には、“お互い、これからこんなのが増えそうだな”と、彼自身がメールしてきたが、それから半年もたたぬ内に、自分の身に降り掛かろうとは、思っていなかったのではないだろうか。
最近の奥様のことは全く知らないのでなんとも言えないが、そんな気がする。
しかし、あまりに若い死である。
ご冥福をお祈りしたい。