BLMの事務所から郵便局に行く途中に、色々店舗があり、寄りたい衝動に駆られ、我慢我慢で、郵便物を出したら直ぐに帰ってきますが、ふと立ち寄った黄色の店舗。後から「なんて店なんだろう?」と検索。
あれ、でも以前は、ELLE のブランド名を記憶していたのですが、違う店舗に代わっています。ELLEの店舗も開店して数年しか経っていないような…。まずはELLEの文字を手がかりに以前の店舗情報を発見。以下が見つかりました。評判は良かったように思います。この食べログの投稿口コミによれば、『……思った以上のボリュームでびっくり。こういうオシャレなお店はお料理は少ないイメージだったので意外でした。』(引用元は、一般的な記述と考えられるため省略。)
あぁ、表参道は美味しいお店だからと言って継続してくれるとは限りません! 家賃や原材料、人件費等と、値段とのバランスで、表参道から撤退してしまう店は多いのかもしれません。どういう経緯で撤退するか詳細は分かりませんが。個人的に仮説として最近考えているのは以下です。なお、飲食店以外の業種にも当てはまるかもしれません。
(1)美味しく、こだわりのある店舗ほど「別に表参道じゃなくてもいいよね」と、地価がもう少し高くない地域に引っ越してしまう。頭に浮かぶ店舗があります。あぁあそこのお店よかったのに、と、残念に思うお店。このケースが多いなら表参道にとっては不幸な気もします。
(2)一方、マーケティングの一貫として、期間限定でおしゃれな表参道にお店を出して、去っていく、というケースもあるのかもしれません。まあ、その場合は、話題になったら即行くべし、なんでしょうね。実験的な表現が試みられている可能性があり、表参道で経験する醍醐味かもしれません。
で、上記に対して、表参道に継続して店舗を構えているのは、BLMの個人的経験ですが、以下のケースが考えられます。
(3)当初より表参道に土地を持ち、一階や最上階などを自店舗にして、他の部屋を他ブランドに貸すというケース。その場合、努力しなくてもお金は入ってくるので、イマイチな店もあり得ます。逆に、心おきなく良いサービスを提供できる店舗があるように思います。後者を探し出すことができたら、客としては良いような気がしますね このケースは、飲食店ではなく、お医者さんに多いような気がする。たまたまBLMがお世話になっている先生がそうだからかな?いい先生です。
(4)あとは、表参道店舗では目立った収益は上がらないものの、デパートや他の地域に関連店舗を持ち、そちらで潤沢に利益が上がっている、というケースが考えられます。ピエール・エルメは、やっぱり美味しい、と思ったのですが、この(4)のケースに感じます。。。
今日のお店
さて、今日の研究?対象へ。前置き長くなりました。スミマセン
「ゴントラン シェリエ 東京青山店」と食べログ情報ですとあります。「こちら」をご参照。
そして、同店舗のホームページは、「こちら」に情報があります。こちらの店舗ホームページから、同ブランドのコンセプトを引用してみます。
『ゴントランシェリエでは厳選された食材、オリジナル配合の小麦粉やノルマンディー産のバター等を使った最高品質の製品のみ提供しています。』とのことです。そして、『最新フレンチカルチャーやゴントランの少年期からインスパイアされた独創的なメニューはブレックファーストからディナータイムまで常に用意しており、……』とあります。
表参道の同店舗以外に、フランス、台湾、韓国、中国、香港、サウジアラビア、タイ、アルゼンチン」といったいった国に展開されているようです。
以下の「るるぶmore」の情報サイトによれば、『2017年、ファンに惜しまれつつも一時撤退していた「ゴントランシェリエ」が、2021年7月に東京・青山にて日本再上陸!オープン日には多くの人が来店したほどの人気店。まるでフランスを訪れたような気分を体感できる、魅力がたっぷり詰まったベーカリーカフェをご紹介します!』とあります。そうだったんですね。
しかも、『パリ、モンマルトルに1号店をオープンして以来人気を博し、現在世界で約60店舗を展開しています。』とあります。なるほど、グローバルブランド、と言えるのでしょうか。
店舗外観はこんな感じ。
2022年1月27日撮影(Photo by BLM)
上記の写真を撮影した日、一個だけ買いました。パリッとして食感はいい感じ。油っぽい感じが舌にまとわりつく感じの残存感がないけど、一方で、この手のパン屋で感じる「あぁ、美味しい」という至福のバターの美味しさの余韻もないかな。要するに軽い感じ。美味しいが、普通に美味しい。シンプルな分、感動を味合わせるのは難しいが、いわば、素材重視のシンプル対決で、「生協」で毎回提供されるパンと対決したら「生協」のいつものパンと思う。
2022年1月27日撮影(Photo by BLM)
ちなみに、こちらの運営会社を見てみますと、「こちら」の報道関係各位へのお知らせを参考にしますと、発信元として、「名鉄協商株式会社」「日本都市ファンド投資法人」「三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社」「住商アーバン開発株式会社」と日本の著名大企業さんの名前が挙げられていて、役割がそれぞれ違うと思いますが、日本の大企業さんが積極的に関与していることが伺えます。
このブランド店舗が入っていた商業施設(かつて上記「ELLE Cafe」店舗が入っていた)は、『日本都市ファンド投資法人(以下「本投資法人」といいます。)が所有する商業施設「ラ・ポルト⻘山(東京都渋谷区)」』だそうです。 そして、『名鉄協商株式会社がゴントランシェリエインターナショナル社と日本国内独占マスターフランチャイズ契約を締結し、運営いたします。 』とあります。(なるほど、ここで突然ですが、不正競争防止法上の差止請求主体として、『名鉄協商株式会社』となるかもしれませんね。)
さらに続けて引用します。『三菱商事・ユービーエス・リアルティとの連携の背景』の中で、『「ラ・ポルト⻘山」は洗練された大人のライフスタイルを追求するショップと美味を競うレストラ ンが集結し、フランス語で“入口(ラポルト)”という意味をもちます。1 階に「パティスリー界のピカソ」といわれ世界のスイーツ界を牽引する「ピエール・エルメ・パリ」、10・11 階(最上階)にアラ ン・デュカスプロデュースのフレンチレストラン&カフェ「BENOIT(ブノワ)」というフランスに縁のある 2 店舗が出店しており、今回出店のゴントランシェリエ氏のベーカリーカフェとの世界観もマッチすると考えており、後述の人流分析結果からも需要があると考えております。』とのこと。
なるほど、、、。ただ、ここの商業施設の一階部分は、多少新規店舗の回転率が早いような気がします。たぶん、焼き立てが命のパン屋さん、お客とお店の良い関係がブランド店舗の価値をあげていくのではないかと思うので、今度は長く愛されるパン屋さんになると良いですね。
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