ジュネーブ半径500Mな毎日 -210ページ目

さよなら綿毛

さて、二人が無事に学校で過ごせそうなことを確認してから



カレンの散歩に出かけました。



家を出ると、なんだろう?



なんだか甘い香り!!!???



そして



ものすごい騒音・・・・・・。



それは、そう



すでに草刈が始まっていたのでした。



春の遅いジュネーブの4月20日に草刈りです。



このアパートの周りだけではなく至る所で草刈が行われています。



でも



草がどのくらい生えているかというと



高さ10センチも生えていなかったと思います。



たんぽぽはやっと咲き始めたところで、黄色い花がこれから茎を伸ばすところでした



したがってたんぽぽの背丈もまだ3㎝ぐらい



沢山咲いたたんぽぽが綿毛になる日を心待ちにしていたのに



その日を待たずに、たんぽぽごと根こそぎ刈られてしまうのです



たんぽぽだけにとどまらず、オオイヌフグリまで



いったい何分狩りにするのでしょう?



昔の高校球児みたいな感じになるのかと思われ・・・・・・。



さよなら、楽しみにしていた綿毛ちゃんたち







しかし、この草刈り、すごく甘くて良い匂いなんです。



私が牛だったら・・・・・・・・







この季節は放牧されたい・・・・・・







で、勝手な独断と偏見なのですが、こうやって草も早めに刈って牛の飼料の為に干しておくのかな?



地上3センチ以上伸びた草は全て非常時の時の牛のえさに出来るように干してしておくとか・・・・・・?



そんな訳ないか・・・・・・。







しかし、ずっと甘い匂いが立ちこめている公園でした









ほんと、放牧されたーい









































学校が始まりました。

今日からMの小学校とRの幼稚園が始まりました。



8時半からだと思っていたので8時に家を出て8時10分頃に学校に着いてみると



ん?なんだかもう授業が始まっている様子



そう、始業は8時だったのでした。



女性の校長先生と少し廊下で立ち話をして



まずRの教室へRを案内していただきました。



幼稚園は本当は8時45分からですが、小学生の兄姉にあわせて8時に来ても良いと言うことでした。



教室の家具はどれもIKEYAで見たことがある、もしくは買ってみたかった椅子や、棚や小物が並んでいてかわいい感じでした。



その後MをMの教室に送ってから、もう一度Rの教室に戻りました。



Rの担任の先生は、とても明るくてものすごいかわいい先生です。



そして一人の女の子がRを歓迎してくれ、二人で手をつないで教室内を歩き回っていました。



30分ほど様子を見てからRに



「お母さんは11時半にむかえにくるけど、それまで遊べる?」



と聞くと「うん」というので、Rの教室を後にしてMの教室へ。



Mは早速ノートと鉛筆を支給されていて、文字を書いているところでした。







校舎は三階建てですが、一階は階段だけ、二階と三階が教室です。三階の廊下の天井がすべて天窓になっています。なのでとても明るいです。そして二階の廊下の天井が3階天上まで吹き抜けているので二階もとても明るいです。そして、その吹き抜けを利用して、三階から二階の授業の様子が全て分かるようになっています。

で、校長室は三階の真ん中に。素晴らしい。校長先生は廊下に出るだけで、三階の教室の様子と、二階の教室の様子が一目瞭然。合理的です。







Mの教室も見学して、安心して私も9時頃に学校を後にしました。そしてコープに行って、今日のお昼に何を食べようか考えながらお買い物をしました。



(余談ですが、スイスの人達は割と皆が同じ時間に働くことが好きみたいです。学校が八時からなら、工事も八時から、スーパーや高級デパートも8時もしくは8時半には開いています。なので、これから8時に子供を送ってそのままスーパーに行き、9時には家に帰ってこられます。)



スーパーでは6スイスフランのイチゴと2スイスフランのイチゴがあり、悩みました。6CHFの方は絶対美味しいのは分かっているのですが、問題は2CHFのイチゴです。イチゴはスイスでは外れると「野菜かな?これ?」みたいな味がしますが、当たるととても美味しいです。6CHFも出せば甘いイチゴに決まっているのですが、はたして今日の2CHFは????



買ってみたら甘かった!



やったーと思いながら11時半に子供達を迎えに行きました。



子供達は先生に連れられて校庭に出てきて、そこで親へ受け渡しです。この時点で校舎の鍵が閉められます。学童の子供達は、敷地内にある別の建物でランチを食べ、別の先生達と共に1時半まで過ごすのだそうです。



私はMとRを連れて帰宅。さすがに二人ともお腹が空いていて、お昼ご飯を沢山食べました。



1時になってまた学校に向かおうとするとRが



「行きたくない」



と言い出しました。



聞けば



「みんなフランス語しゃべっていて分からないから」



ということ。Mのように机に座って課題があるわけではなく、言語無く遊ぶというのもストレスなんだなと思いました。



そこで午後はRの先生に了解を得てしばらく教室内に留まりました。



Rは私に



「あのブドウを貸してってあの子に言ってよ」



とか、Rを見つけるとぎゅーっと抱きついてキスしてくる女の子に



「やめてって言ってよ」



と言って私のそばから離れませんでした。



確かに、まだ貸し借りも上手くできない中で一人話せないというのはものすごいつまらないだろうなぁと思いました。



幼稚園の子に話しかけるのに丁寧な vous を使えばいいのか くだけた tu を使えばいいのか分かりませんが、彼らが私に話しかけてくるときには私が目上なので丁寧な vous を使ってきます。

みんな礼儀正しくて、廊下では声を出さないとか、教室内でも奇声を上げるようなこともないし、みんなとても落ち着いて遊んでいて驚きました。



そして、この幼稚園、割とお勉強もさせています。



午前と午後の1時間づつ、アルファベットの勉強をしていました。



あとはさみや糊の使い方などなどなどなど。



Rには知らなかった幼稚園の保育だったと思いました。



途中またMの教室を見に行きました。



今日の午後はフランス語のレッスンでした。



今の小学校には全部で15人の子供がフランス語を母国語としないので、このクラスに入っていてMもその一人です。トルコ、チュニジア、ブラジル、などなど、国籍や民族は多種多様でした。



で、



気がつくと日本人は一人もいませんでした。



がく。



きっと日本人はみんなインターナショナルスクールに行っているみたいですね。やはり帰国を考えたらフランス語よりも英語の方が良いに決まっています・・・・・・。



Rのクラスの英語を話せるママが、非常に親切な方だったので、これからはその方をとーっても頼ることになりそうです。



3時までRの教室にいて、一度帰宅し、また4時にお迎えに。



校庭で二人の顔を見た限りではMもRも楽しかったようです。



Mは「今日は沢山友達が出来た。言葉は分からなくても身振りで一生懸命話してくれる」と言っていました。

確かに、一人のお友達が一生懸命、Mの宿題について私に教えてくれました。音読でした。



Rは「明日はおもちゃを買いに行きたい」と言っています。幼稚園は少し苦手かな?



Rに「どんな言葉をフランス語で話したかった?」と聞いたら、



「貸して」



「やめて」



「一緒に遊ぼう」



「こんにちは」



と言うので、それらをフランス語で書いて貼っておきました。



明日幼稚園に行きたくないと言われないように、今日はレモンケーキを焼いてみました。



明日の朝、それでRを釣ったら起きてきますように。













難しい

























今日もRの車用チャイルドシートに座って寛いでいるカレンです。







航空便でパン焼き器が届いてから2回パンを焼きましたが、二回とも仕上がりは「ん?」という感じでした。



1回目はスケールも計量カップもなく目分量で焼いたので少し水分多めで仕方なしでした。



2回目は、船便で3つも運ばれてくるにもかかわらず、しょうがなくこちらで4つめの計量カップを購入し、きっちり計って焼きましたが、やはり「ん??」という仕上がり



しかし、

この、食感、なんか覚えがある感じ

このあっさりしたパン生地、なんか記憶にある・・・・・・



そう、それは強力粉ではなく中力粉で焼いた時の仕上がりなのでした。



スイスでは小麦粉と言えば中力粉だそうです。



スーパーに行けば小麦粉売り場には10種類ぐらいの小麦粉が並んでいます。



漂白小麦粉、プレッツェル用、三つ編みパン用、クグロフ用、パン・ド・カンパーニュ用、バゲット用、などなど、



しかしどれも中力粉。



強力粉は「グルテンが強い小麦粉」という表示がしてあるそうなのですが、私は見つけられませんでした。



日本ではグルテンの強い強力粉でもちもちカリカリパンが焼けたのですが、こちらではなんだか「あれ?」

というあっさりもっさりパンにしかならないので、パン焼き器でパンを焼く楽しみが少し減りました。



フランスも基本的に小麦粉は中力粉だから、強力粉はなかなか手に入らないのかな?

カルフールまで行ってみるべきか?



グルテンが恋しい!食料品規制はそれほど厳しくないスイスでも小麦粉は個人では輸入出来ないので、日本から送ってもらうのも無理だなぁ。



こうなったら、



「みかど」もしくは「うちとみ」というジュネーブのコルナバン近くにある日本食材店に足を運ぶしかありません。



明日から子供達は学校アンド幼稚園なので、もし私が子供達と一緒に学校もしくは幼稚園に残る必要がなければお店に行ってみようかと思います。この日本食材店にはとにかく笑えるくらい日本食材がそろっているらしいです。なぜか「たけのこの里」を買いたいと真っ先に思う私です。



で、日本食材といえば、普通のスーパーでも日本食材コーナーがありますが、売っている物は少し変わっていて

たとえば



「ごまわさびドレッシング」



これは、多分黒ごま豆腐にわさび醤油をかけた味がするのだろうと推測しますが、だったらごま豆腐作って食べようっていう気持ちになります。



なかなか欲しい物を買うって難しいです



でもそのうちにいろいろアレンジするように私が進化していくと思われます。