イギリス人の正義 | N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ-
June 25, 2005

イギリス人の正義

テーマ:映画・音楽・本
25日、ボブ・ゲルドフが、
エルトン・ジョンらのアーティスト達との記者会見で、
イギリス・グラストンベリー音楽祭の観客に向けて、
アナウンスメント を行った。
 
 
「これは正義に続く長い道のりの最終区間だ。
 その最後の一押しが、グラストンベリで始まる。
 私と同じ様に世界を変えられると思うなら、
 2日のライブの後でエディンバラのデモに来て欲しい」

 
来月2日にスコットランド・エディンバラで開催される、
貧困撲滅デモへの参加を促すものだった。live_8_195x400  

U2のボノも「しない」と言っていた、
20年振りのライブ・エイド
今回は政治に訴える為に、
G8開催に同調し、それに引っ掛けて、
結局「ライブ・エイト」と称し、
7月2日に世界8都市で行われる事が、
正式に発表になった。

イギリス・ロンドンをはじめ、
フランス・パリ、
ドイツ・ベルリン、
イタリア・ローマ、
アメリカ・フィラデルフィア、
カナダ・バリー、
南アフリカ・ヨハネスブルグ、
日本・千葉の8箇所で行われる事になった。

デモは6日から始まるG8
主要8カ国首脳会議・
 グレンイーグルズ・サミット )に先駆け、
発展途上国債務問題に取り組む運動、
「メイク・ポバティ・ヒストリ」(=貧困を過去の物に)
の一環として開催される予定で、
最低でも10万人の参加見込み。(コレって、一揆?謀反?)

20年前のライブ・エイドはエチオピア飢饉に対しての
「集金活動」が目的だったが、
今回は先進国からの途上国への借款増大や、
債務帳消しをはじめとする、
アフリカ貧困回復計画促進・啓発の為の、
政治的なアピールとプレッシャーを与えるのが目的で、
180度違う角度から責める事にして居る為、
今回のライブは全て無料とし、代わりに募金を募る。

公演チケットは既にショートメッセージを利用した、
抽選方式で携帯から1通£1.5(約300円)の
テキスト・メッセージで200万通以上の応募が有り、
内13万3,000枚のチケットは配布済み。

だが、その中にこのイヴェントの理念を踏みにじる輩が居た。
或る当選者が当選チケットを直ぐに、
イギリスのebay でオークションに掛けたのだ。
そしてこの出品されたチケットの中に、
1枚£2,000(約39万円)以上の値が付き、
英ebay利用者達は激しく立腹させ、反撃に出させた。

英ebay利用者達はこのチケット・オークションで、
IDを新規取得したり、現IDの評価を棒に振ってでも!と、
偽の入札を繰り返しその落札価格を、
£100万(約1億9,700万円)以上、
ケースに由れば£1,000万(約19億7,400万円)
に意図的に吊上げる暴挙に出たのだ!


Full-size image
                 ★コレが意図的に価格が吊上げられた証拠


怒り心頭の利用者達はオークションに出るチケット、
出るチケットにこの意図的な吊上げを行い、
不正入札だらけになったオークションは機能不能となった。

勿論この一件は主催者のボブ・ゲルドフの耳にも届いており、
氏は既に出品自体の掲載削除要請をebayにしていたが、
「何も出品違反の理由は何も無い」と拒否され、同時に、
「だが出品時課金の手数料はチャリティに付す」と表明していた。
しかしそれで収まるイギリス人達ではなかった。

それで収まる訳も無いゲルドフはロイター電での声明で、
『ebayは貧困に喘ぐ人を口実に不当利益を得ている。
 貧しい人を救う為のイヴェントの「無料」のチケットを、
「有償販売」するのを認めている』と、
矛盾を突いてebayを厳しく非難。

コレが大阪人なら、ボロクソにミソカスに言われて、
言葉だけでボコボコにされるに違いないと、
ロイターの配信を読みながら、
「ボブが英国人でよかったなー、ebay...」と相方に言うと、
「相手がbleuでなくて良かったよ...」と静かに返された。(T_T)

結局ゲルドフの声明が英国人の共感を得るのに、
時間は掛からなかった。
クレームの嵐はebayに容赦無く吹き荒れ、
ebayは至急決断を迫られた。
結果、ebayは当初の方針を変更して、
チケット出品の全面禁止に踏み切った。

だが同時に外部圧力を受けての出品物検閲の前例を、
作る羽目になった。
今後何らかの圧力を誰かが掛けた時、
それに従うのか?と迫られる時が来るかもしれない。
しかし今回に関しては、目的が目的なだけに、
安易に不当に曲げられた方針ではないというのは、
誰もが理解している筈だ。

何故今回の様な問題が勃発したのかは、
火を見るより明らかだ。
だからこそ今後、今回の一件を例に挙げて、
外部圧力を掛ける様な事は起こらないと信じたい。
それを守る事が、本件の正当性を証明する事になるからだ。
そしてイギリス人の社会に対する役割の、
質の高さを物語る一例になったと思った。

取り敢えずボブに会って賞賛出来ないので、
イギリス人である相方を代わりにナデナデしておこう...。
偉いぞ、イギリス人!


 
 

<<LIVE 8 出演予定者>>
ロンドン:アニー・レノックス、ボブ・ゲルドフ、コールドプレイ、ディドゥ、
     エルトン・ジョン、ジョス・ストーン、キーン、ザ・キラーズ、
     マライア・キャリー、ミズ・ダイナマイト、ポール・マッカートニー
     ピンク・フロイド、レイザライト、REM、ロビー・ウィリアムズ、
     シザー・シスターズ、スヌープ・ドッグ、スノウ・パトロール、
     ステレオフォニックス、スティング、トラヴィス、U2、UB40、
     ヴェルヴェット・レヴォルヴァー、マドンナ

パ  リ:アンドレア・ボッチェリ、ザ・キュア他22組
ベルリン:ロキシー・ミュージック、グリーン・デイ他17組
ロ ー マ:フェイス・ヒル、ティム・マクグロウ、イレーネ・グランジ他19組
フィラデルフィア:
     ウィル・スミス、ボン・ジョヴィ、デイヴ・マシュウズ・バンド、
     デスティニーズ・チャイルド、ジェイ・ジー、カイザー・チーフス、
     キース・アーバン、リンキン・パーク、マルーン5、P・ディディ、
     ロブ・トーマス、サラ・マクラクラン、スティーヴィー・ワンダー、
     アリシア・キーズ、ブラック・アイド・ピーズ、ルダクリス、
     ジョシュ・グローバン、ジャスティン・ティンバーレイク
バ リ ー:ブライアン・アダムス、ディープ・パープル、モトリー・クルー他16組
ヨハネスブルグ:リンディウイ、ラッキー・ダブ、マホテラ・クイーンズ他6組
千葉(幕張):ビョーク、デフ・テック、ドリームズ・カム・トゥルー、
       ドゥ・アズ・インフィニティ、グッド・シャーロット、
       マクフライ、ライズ


<余談>
筆者の独断で日英米はフルキャストを掲載。
メンバーを上から順に見ると、
やっぱり、仮病を使ってロンドンへ飛ぶべきかを、
真剣に思案中。
嗚呼、ウェンブリーを思い出すぜ...。
ピンク・フロイドはロンドンのアールズ・コート以来の、
実質24年ぶりの再集結。
次に高飛びしたいのが、やっぱり日本。
あの、ビョークがぁぁぁ!!バリ、見たいぃ!!
んー親戚の誰かに、死んで貰うしか無いかなぁ...。
(因みに時差の関係で日本から皮切りとなる)




【今日のリンク】

★チケット・インフォメイション
 日本公演のチケット申込みは、現在受付中。
 
チケット申込みはこちら!

◆申込期間:6月25日~29日の5日間 
      ネット申込みのみ 2枚1組で配布
◆日  時:2005年7月2日(土)
      開場 12:00 / 開演 14:00~20:00
◆会  場:幕張メッセ国際展示場ホール8
◆料  金:無料
      (但し申込時に任意額寄付金を申し受けます)
◆問合せ先:LIVE 8 JAPANチケット・ナビダイヤル
      0570-0909-39

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