12日から14日までのメモは
15日(術後3日目)に書いたものです
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8時頃 Kさんが来て 手首にネームベルトをする
患者さんの取り違え防止のためのなので
ご了承ください との説明
私は これくらい当然と思うけれど
個人情報保護法ができてから 病院もタイヘンみたいです
手術着に着替え 点滴を入れて おトイレへ
点滴スタンドを押しながらって けっこうタイヘン
8時45分 夫到着
看護助手さんが おおきなファイルを持って迎えに来て
歩いて手術室へ
手術室の前で 夫にスリッパとメガネを預け
手術準備室へ
係の人がキャップをかぶせてくれたとたんに
涙 ぼろぼろこぼれて ぬぐう間もない
昨日挨拶に来てくれたSさんが にこにこしながら来て
「お名前 教えてください」
「○○ ○○ です」
「右 左 どちらですか」
「左です」
私が答えるたび 幼児にするみたいに
うんうん ってうなづいてくれた
きっと私 すごく情けない顔してたんだと思う
手術室は 案外広いんだね
無影灯が見下ろしている手術台に
自分でのぼって 横になった
たくさんの腕が 手術の準備を始めるのがわかった
「先生 すぐみえますからね」
って Sさんが枕元に来て
ガーゼで涙をぬぐってくれた
ドクターMが 「おはようございます」って
私をのぞき込むようにおっしゃって
「よろしくお願いします」って答えたとき
腕に すっごい痛い注射の感覚が来て
あとのことは もう暗闇のなか
名前を呼ばれたような気がして 目をあけた
夫がのぞきこんでいて
うしろに誰かいるらしく 振り返って何か言ってた
天井と カーテンレールが見えて
部屋に 戻っているとわかった
腰が痛くて 痛くて どうしようもない
気持ちが 悪い
鼻が 両方ともつまっていて 息が苦しい
口の上に酸素マスクが乗っていて
やたら湿気っぽくって うっとおしい
両足が 空気圧でマッサージする袋みたいなものに
覆われていて 暑くて暑くて かなわない
右上腕部には 血圧を測るシートがまかれ
一定の間隔で ぶぉ~~っと締め付けが来る
二の腕には 点滴が2本はいっているはず
暑い 苦しい 気持ち悪い
最悪 最悪 最悪
寝ては うっすらと目が覚め
また うとうとしては 目が覚めて
・・・・を繰り返していたような気がする
横を見ると 夫がベッドの脇についてる
転落防止の柵みたいなやつに
両腕くんで 額をくっつけてる姿がある
眠ってるのかな
もう 帰っても大丈夫なのに
どのくらいたってるのか わからない
目をあけたとき 夫が何か言った
手を振ってるから 帰るんだな と思った
「ありがと」
って言って 手を振ったけれど
夫が帰る姿は 記憶にない
腰が痛い とにかく 腰が痛い
酸素マスクに 多分 水滴がついてるんだ
鼻のあたりがやたらウェッティで 気持ち悪い
眠ってる方が楽
眠っちゃお って思って 目を閉じた