手術前の検査に行ってきました


検尿 と 採血

CT検査

胸部レントゲン

心電図 と 心臓の超音波検査


血液検査は

耳たぶに傷をつけて 

血が止まるまでの時間を計るチェック


血液中の酸素濃度(だったかな?)のチェック

この検査は 脚の付け根の血管から採血

こんなとこから 血を採られたのは初めて


胸部レントゲンは 

ぺた・・・と胸をくっつけて撮る普通の撮影と

横向きと 2種類


心電図は 会社の定期検診と同じ

超音波は 自分の心臓が動いてる様子

初めて見たので 興味深かった


すごい勢いで動いてる

ちょっと そんなにがんばらなくても 

って 言ってあげたいくらい

けなげ なほどに 一生懸命動いてた


自分の命を 目の当たりにしたようで

涙がこぼれちゃった

わたし ちょっと 過敏になってる


CTの検査は

正直言って こわかったです

なにがって 

準備室 とやらで 血管確保のための

点滴を入れながら 待っている時間

「うちに帰る!」

って 叫びだしたくなった。。。。


私が なんだか 冷静でいられたのは

なんだかんだ 言って

日常生活に なんの変化もなかったから


そう気がつきました


病室の天井

点滴を下げるための フックがあって

機械のうなるような低い音

看護婦さんの靴の音が きゅっきゅっ

器具が触れあう音が からから


寝るため用ではなくて

治療用の あの狭くて 固いベッドの上で

いきなり 手術が 現実になった


重いと思ってたけど

まだ現実になってなかった 私の中で


病院は 病気を治すために来るところ

でも

死を迎える人が 集まってくるところ でもある


そんなことを考えてました


そんな精神状態になっちゃった時は

看護婦さんの優しさが身に染みます

あの人たちにとっては 毎日のルーティンでしょうが

患者ひとりひとり にとっては 日常から逸脱した

別世界のヒトコマで おっかなくて仕方ないのです

びびっちゃってる患者さんたちの気持ちも

ケアしなくちゃいけない

本当に タイヘンなお仕事されてますね

医療関係の人たちというのは


すっごく不安そうな顔してたのかな

CT担当のドクターも すっごく優しかった

だから わめき出さずに済みました

ありがとうございました と申し上げたいです


CTの検査には

『ヨード造影剤』 というお薬を使いました

身体が熱くなりますよ って説明

本当に熱くなってビックリ


体質に合わないと 重度の副作用

呼吸困難、意識障害、血圧低下、腎不全

などを起こす可能性があるのだそうで

検査前には 同意書にサインを求められました


同意するもしないも ないよね。。

必要なら やるしかないし

その結果 死んじゃったなら

(10万人~20万人に一人死亡の可能性あり)

それが私の寿命なんだろうから


固い治療用ベッドに横になりながら考えた

もうひとつのこと


これが 私自身でよかった ってこと


子供たちのうちの誰かが こんなことになったら

私は それこそ ボロボロ泣いていたかもしれない

私でよかった


今日は 娘の誕生日パーティをやります

明日 子供たちに入院と手術のことを伝えます

知るべき事は

しばらく私がいなくなるということ

それだけを 伝えます


余計なことは 付け加えずに それだけ言うつもり

質問されたら

真実だけを 答えるつもりでいます


次男(中1)は ぼ~~っとしている子なのですが

時折 核心を突く質問を発することがあるので

「なんなの? がんとか?」

なんて 言い放ってしまいそうなので ちょっとこわい


子供たちが余計な詮索をせず

ただ

入院&手術するんだ ふ~~~ん

くらいの反応でいてくれますように