たぶん私がまだ10歳ぐらいの時のこと。

 

 

とても懐いていたきれいなライトブルーのセキセイインコがいました。いつも自分の名前を「ポピーちゃん、ポーピーピーピーピーちゃん」と楽しげに言う子でした。

 

 

ある日、朝起きてケージを見ると少しだけ血を吐いたような跡を残して亡くなっていて、私は悲しくて悲しくて、泣いてばかりで何もできませんでした。

 

 

その日のお昼か午後早くだったと思いますが、ふと窓から外を見るとそこにはなんとブルーのセキセイインコがいました。ポピーより色が濃くて黒い模様も入っているけれど。確かに青いセキセイインコ。

 

 

私は窓を静かにゆっくり開けて、そーっと指を差し出しました。いつもインコを乗せる時のように人差し指を横にして。その子は怖がることもなく、すっと乗ってきました。

 

 

その日からこの子は我が家のインコとなったのでした。

 

 

奇跡と呼べることはめったに起きないけれど、私の体にも同病や他の難病の方にも、病気が薬もなく良くなってきたなんて奇跡が起きたらいいのに。

 

 

ここ数日、薬に過敏な反応をするこの体に起きている抗生物質の副作用と暑さで苦しんでいます。それで、この先の体の変化と苦痛が増すことに絶望感のような落ち込みが襲ってきています。でも、それを無視してウロコインコたちはひたすらケージから出て遊びたがるし、めずらしくおもちゃを持つ手に何度もとび乗ってきてくれます。

 

 

この子たちが自然に命を終える時に一緒にいられますように、と思いながら青いインコのことを思い出しました。

 

 

 

 

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