9月26日ころだったと思いますが、自民党の総裁選で石破茂氏と高市早苗氏が接戦の末、決選投票により石破氏に決まった件、お前らネトウヨ読者諸氏も既にご存じのことと思います。

 

保守界隈ではこの結果を受けて、左巻きが概ね歓迎ムードになっている一方で、保守界隈は案の定「ゲルde日本は終わりだァ!!!」みたいな阿鼻叫喚状態に陥っていますね。

 

で、ネトウヨの中のネトウヨ、日本人の中の日本人と言っても過言な立場の私の見解ですが、コイツら2人ともダメだと思ってます。

理由は他でもない、いずれ劣らぬ嫌な感じの表現規制派だからです。

マジでクソみたいな事を言っているので、それぞれ何を言ってんのかここで一部紹介しておきます。

 

まずは石破氏のほうから見ていきましょうか。

 

児童ポルノ事犯の検挙は、児童買春・児童ポルノ禁止法の改正後も悪化状態が続いており、被害の約九割は女子で男子の被害も増加している。被害児童数は個人特定できただけでも二〇一九年過去最悪で、個人の特定ができずに医師等による年齢鑑定で事件化されたものを加えると被害者実数は更に多くなる。児童買春等に関しても二〇一五年から再び増加に転じており、現行の児童買春・児童ポルノ定義や児童福祉法においても「JK(女子高生)ビジネス」や「JC(女子中学生)、JS(女子小学生)ビジネス」など性搾取から子供を守ることができていない。未成年のイメージを使った子供の性の商品化の放置は、性搾取の価値観を社会に蔓延させ、子供たちが日々安全に安心して暮らし育つ権利を著しく侵害している。二〇一五年に訪日した国連特別報告者は子供の性搾取に対する日本社会の状況に苦言を呈し、許容ゼロ姿勢の強化を求めた。さらに、二〇一九年二月発表の「国連子どもの権利委員会」による日本政府への勧告においても「子どもの権利条約選択議定書(OPSC)」に基づく「子ども、または主に子どものように見えるよう描かれた者が明白な性的行為を行っている画像及び描写、または、性目的で子どもの体の性的部位の描写を製造、流通、頒布、提供、販売、アクセス、閲覧及び所持することを犯罪化すること」等の対策の実現・実施が強く求められている。
 ついては、児童買春・児童ポルノ禁止法の成立から二十四年目、第二次改正からも八年を経た今日、横行する子供の性の商品化や性搾取・性虐待を撲滅し、子供の性被害をなくすために、二〇二三年G7サミット議長国として、またGPeVAC(子どもに対する暴力撲滅のためのグローバル・パートナーシップ)推進国の使命として、国際的連携の基準となる国連勧告の内容を検討し、搾取や虐待による性被害の現状を改善する関係法規の一刻も早い改正と、その執行を担う体制を構築・強化されたい。

 

(引用元:第211回国会 1000 子供の性虐待・性搾取被害悪化の現状に鑑み子供の尊厳と人権を守るための国際的連携の強化と国内関係法規の早期改正に関する請願 (shugiin.go.jp)

 

次に高市氏。

 

そして、山積する政治課題を見るにつけ、解決の鍵は「公徳心」であると感じます。

例えば、残忍な殺戮シーンのあるゲーム、猥褻なコミック、インターネットの自殺サイトや出会い系サイト、誹謗中傷に満ちた掲示板の存在は、明らかに青少年の健全育成・安全な社会作りに有害なものとなっています。現在、私は有害情報への法規制を目指して活動中ですが、「表現・出版の自由、通信の秘密を保障する憲法に抵触する」との批判を多くいただいています。しかし、日本国憲法十二条は、国民に対して、憲法が保障する自由や権利の「濫用」を禁じ、「公共の福祉」の為に利用する責務を課しています。日本会議の皆様とともに、公共の福祉によって制限されるべき自由や権利についても考え、秩序ある美しい日本国を創りたいと願っています。

(引用元 日本会議10周年高市早苗寄稿文

 

要点になる箇所としては太字で示したとおりですが、比べてみてどうですか?

 

前者は国連の勧告とか児童保護の目的という聞こえの良さそうな事を前提としながらも、「児童に見えるエロい絵も犯罪ということにしようぜ!」と言っているわけです。

何年か前、宇崎ちゃんという漫画作品と献血のコラボ企画が、女子大生の巨乳ヒロインの顔が幼く見えるという理由だけで外国人が難癖をつけ、国内のフェミニストが潰しにかかったという件がありましたよね。

石破氏が名を連ねて出した請願とやらも、内容的にはこういう理不尽な表現への圧力を是としているわけです。

 

そして後者、高市氏のほうですが、こちらは読んでのとおり、さらにヤバいド直球の表現規制を主張しています。

先の石破氏の請願と違って、規制すべき範囲が「残忍な殺戮」などにまで及んでおり、この言葉どおりに規制しだすと『鬼滅の刃』とか思いっきりアウトになりますよね。

最後に「公共の福祉」を強調しているあたりも最悪なポイントです。

 

つまり、どっちかと言うと表現規制に関しては高市氏のほうがヤバいくらいなんですが、真に恐ろしいのはコイツらのいずれもが「私は漫画やアニメが大好きですぅ」とか言っている点です。

要は誤魔化してるんですよ。

 

人の考え方ってそんな簡単に変わらないのは、このブログを見に来ているような賢明なネトウヨ共はよくご存じかと思います。

この人こそ真の保守だァ!!とか言って馬鹿みたいに持ち上げていると、思わぬところで足をすくわれてしまう恐れがありますから、その政治家が何をしようとしているのかというのは細かいところまで把握しておきたいところですね。

 

もしコイツらが進めようとしているような規制が法制化された場合、警察は点数稼ぎでここぞとばかりに検挙しまくるでしょう。

そうして表に出なくなったエログロ作品はこの国から消え失せてしまうのかって言うと、そんなことはありません。

闇に出回るようになって、犯罪組織の新たなシノギになるだけです。

 

大事なのは、たとえ高市氏が総裁選に受かって総理大臣になった場合でも、このような表現規制には徹底的に反対していくことです。

支持を失うことにつながるのであれば、今のところ無理にこんな規制を強引に進めようとはしない筈で、優先順位としても高くはないでしょうからね。

 

今回、自民党総裁として総理大臣になる人物は誰が良かったか?と聞かれると、正直ドイツも嫌だなあというところでした。

ハッキリ言えば、誰になったところで自民である限り大して変わらねーだろうと思っていたくらいです。

 

シンジロウとかいうのだけは絶対にダメだと思いましたが。

アレだけは終わっています。

 

では今回かなり嫌な話をしてしまったので楽しい話題にいきましょうか。

 

昨日9/28(土)、この男は東京の日本青年会館で行われた椎名へきる30周年ライブに行って参りました!

だから何だというわけでもありませんが、このライブは元々7/27に開催予定だったものが演者のコロナ感染により中止になっていたところで、その振替公演が2か月後の昨日行われたというわけです。

チケット代が13,000円という漢らしさにもやられましたが(笑)セットリストやパフォーマンスは過去イチと言っても過言ではないキレキレで、しかも最前列から拝めた上、この模様がU-NEXTで配信までされるというのだから、もう何もかもが最高だという以外の言葉はありません。

 

このライブは、実際に観ないとどれだけ凄いかがなかなか伝わりづらくてもどかしいんですが、強烈なハードロック感とアイドル然とした要素が同居していて、BABYMETALなどとおもまた違う独自のロックジャンルを創り上げてきたのが椎名へきるという人です。

 

昨日のライブでも歌われた一曲を紹介しておきましょう。

 

 

 

空をあきらめない - 椎名へきる

1996年に出した4thアルバムに収録されていた曲の再録ですが、歌に関しては昔より遥かに上手くなっています。
昨日の歌いぶりもこの動画とほぼ同じでしたね。
 
動画は椎名へきるの公式YouTubeチャンネルからの引用ですが、そちらでかなり多くの曲を聴けるようになっているので、MoGaはメタルしか聴かないのに嘘つきやがったな!!とお怒りのネトウヨメタラー諸氏も全部聴いてみて来やがってください。