鉄道ジャーナリスト加藤好啓(blackcat)blog

福祉と公共交通の視点から、鉄道のあり方を熱く語る?
blackcat こと加藤好啓です。
現在の公共交通の問題点などを過去の歴史などと比較しながら提言していこうと思います。

随時更新予定です。


テーマ:
皆様こんにちは、三江線の存続について可能性を考えるにあたり、沿線の利用者について今一度検討してみようと思いました。
幸い、ぶらり三江線のサイトで協議会の内容をアップしていただいておりますので、それを参考にさせていただきました。

第1回の説明会では、JR西として三江線のバスへの転換と言う趣旨での説明会であったのですが、本題ではあくまでも三江線を鉄道で残すとした場合の可能性についてと言う視点から考えていきたいと思います。
なお、住民説明会が行われた際参加者が回答したアンケートを基に三江線の町別利用者数をグラフ化したものが下記になります。

 

クリックをお願いします。m(__)m


にほんブログ村



三次市三次地区(尾関山が最寄り駅となると思われる。)

最寄り駅は作木口・江平が最寄り駅と思われる。

安芸高田市は市域が広いので、一概に言えませんが三江線と接する駅は一番多いのですが、

akitakada

わずかですが、毎日や、週1~2回の利用と言うことで病院等への利用ではないかと推測されます。

美郷町、三江線と最も接している区間が多い町ですが・・・。

殆ど利用されていないと言う実態があります。半年に1回程度・・・走らせる意味ありますか?

邑南町は、三江線沿線からかなり西側に広がっており、三江線の恩恵を受けるのは一部の人だけと言えそうです。

banachou

まぁ、開催は三江線延々であったとしても、半年・全く利用しないを併せると89%の人は三江線を不要と言っていると言うことになります。

川本町はどのような状況でしょうか。

kawamoto

この地域は三江線の沿線であるにもかかわらず、半年と全く利用しないを併せると、89%逆に週1回程度の利用がわずか1%・・・これはもう何を言わんや。

江津市桜江地区の町域です。川戸駅が最寄り駅になりそうです。

こちらでも、毎日利用する人がいません。もちろん、参加者の中にたまたま居なかったと言う理由は立ちますが、統計的に見た場合これはほぼ正確な割合だと思われます。

江津

最後は、江津市江津地区(旧江津町)三江線の島根県側の始発駅でもあり山陰本線との接続駅でもあります。

山陰本線の接続駅がある、江津地区でも毎日利用する人は皆無で週1回から2回程度、殆ど利用しない人が見回答を含めると89%になってしまいます。

ほぼ毎日利用する人もいる反面半年に1回、殆ど利用しないと言う人の合計が80%を超える等山陰本線との接続駅にしては少ないように思うのは私だけでしょうか?


実際の説明会の出席者に関してもアンケートで見る限りは、どの年齢層に偏ると言うこともないので地域により偏在していると言ったことは考えにくいのです。

Google mapで大体の地域を示すとともに、アンケート得られた利用頻度を町名ごとにグラフ化したもので、おそらくJR側でも把握しているのであろう利用頻度と大差はないと思われます。

さらに、報告書では平成2年と比べても80%も利用者が減っていると書かれていますが。
三江線の交換設備が一部撤去されたため、利用者が減ったと言う意見もありますが、撤去以前からも利用者は減っており、分岐器の維持費を減らすために殆ど使わない分岐器を撤去したと考えるほうが素直ではないでしょうか。
これは、逆に言えば、何とか残そうというJR側の努力の成果だと思うのですがいかがでしょうか。
地元としても、協議会を作って三江線活性化の一環としてあらゆる取り組みをされたそうですが、利用者は減少の一途を辿ったと言われています。
実際に何もせずにしていたわけではなく、一部区間でも乗っていただく運動をしていたようですが・・・こうした観光頼みと言うのは、沿線にかなり魅力があってと言う場合でないと厳しいでしょう。
観光で地域を活性化とよく言われますが、既存で活性化していないのにさらにそれで宣伝してどれほど活性化するのでしょうか?
これは、三江線に限らず他の地域でも同じことなのですが、安易に観光で活性化と言うのは正直言って絵に描いた餅でしかありません。
もっとトータルで考える必要があります。
例えば、境港線のように、線路自体が鬼太郎で埋め尽くされる・・・みたいな、ストーリが欲しいのです。
三 江線が何らかの聖地で・・・みたいな。オタクすら呼べるような聖地(これは勝手に作ってしまうのです。)を作って、そこを訪ねるツァー・・・といったこと を地域の自治体などが一緒になってやっていかないと現状の三江線では、はっきり言って鉄道としてはその使命を終わっていると思う。

ただ、それで終わりでは身もふたもないので、仮に三江線を上下分離方式にするのならば、と言う仮定で考えてみたいと思います。

三江線を上下分離雄する場合考えられるのは、どこまでの範囲で上下分離を行うか。
線路だけなのか、車両も含めて上下分離するのか。
はたまた、路盤だけを譲渡してもらって、線路の保守を含めてJRが行う。
ただし、大規模災害の場合は復旧に際しては地方自治体が責任をもって復旧する・・・と一、どこまでを分離するのか考える必要があります。

一 般的には、路盤部分のみを島根県・広島県で保有することになります、そうなると固定資産税相当分が入ってこなくなる。逆にJR西はその分の負担が減る分だ け運営的には軽くなります。現状では収支係数890程度であり、国鉄時代よりも若干改善されたとはいえ、利用者の絶対数が減っていますから焼け石に水で す。

逆に言えば、沿線自治体はその減った収入分をどうするのかと言う検討する必要があります。また、上下分離の場合、和歌山電鉄の場合 のように、線路の保守も鉄道会社側に負担させることもできますが、それが出来ない場合はそうした線路の保線費用も沿線各自治体が負担する可能性がありま す。
仮に、それも避けられるとしても大規模災害の場合路盤を地元自治体が保有している場合その復旧責任は路盤保有している地方自治体の負担になるのが一般的です。
そうなると、邑南町や美郷町などはその負担割合が必然的に増える(もちろん、三次市や江津市もですが)わけです。特に財政規模が小さい邑南町や美郷町はそうした負担はかなり厳しいものとなってくるのですが・・・ここで沿線の利用者数がモノを言ってくるわけです。
殆ど利用していない人からすれば、そうした復旧費用に多額の費用を出すのであれば(道路は国費で復旧されますが鉄道は基本的には事業者負担と言う矛盾があります。)と言う反発が当然予想されるわけです。
ですから、上下分離を検討するのであればそうしたことを含めて住民の理解を得られるかと言う点を熟慮する必要があります。

次回は、鉄道を利用しやすくするための方策として、鉄道による宅配サービスと医療施設を三江線の沿線に移設させてはどうかと言うことを検討してみたいと思います。


AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

blackcatさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。