今日は私の失敗3連発ということで、失敗談ばかりを並べてみたいと思います。

こうした数々の失敗の結果が今の私を構成していると思うわけです。

誰しも、失敗よりも成功の話の方が良いのですが、あえて今回は自分の恥をさらしたいと思います。

本当に数えきれないほどの失敗があるのですが、郵政局の貯金部での失敗として思い出に残っているのは以下の3つ

 

いずれも、自分の思い込みなどから発生したものでした。

 

1) 保存しているデータをぶっ飛ばした話

2) ATMが設置できない場所にATMが設置できると説明して本省のお世話になった話

3) 勝手に郵便局番号を決定してしまった話

 

最初に1)の話ですが、これが一番印象に残っているといいますか、死ぬまで忘れることはないだろうと思う話です。

と言うのは、郵便局ごとに設置情報が入力されたDBを誤って消してしまうという問題を起こしたのです。

当時はスタンドアロン(ネットワークにつながず、バックアップはフロッピーディスクで行うのですが、古いフロッピーディスクを初期化しながら使うのですが、少しでも時間を短縮しようと初期化しながらバックアップを取っていた際何らかの操作ミスで、ハードディスクを初期化することを選択してしまって、保存領域のデーターを誤って消してしまったのです。

最終までバックアップ取ってから再起動すると異常終了と言う画面が出て動かない・・・慌てて報告するも、どうもフロッピーディスクを初期化する際に誤って「22」と押したみたいなことがおぼろげに記憶として浮かんできました。

どうも「22」では、保存領域のハードディスクにアクセスしていたようなのです。

正直焦ったというよりも、せっかく郵政局に入ったのに郵便局に戻される?最悪、懲戒免職になるのではないかと無茶苦茶焦ったわけです。

係長はこの件に関して叱責することなく、本省に連絡してくれて取り合えずバックアップしたデータをすべて本省に送れと指示をされました。藁にもすがる思いと、本当になんとかなるのだろうか・・・そんな不安を抱きながら数日過ごすことになりました。

当時は結婚してすぐの頃であり、さすがに嫁には言えずという状態が数日続きました。

やがて、本省からフロッピーディスクが返送され、それを戻せという指示がありました。

恐る恐る順番にフロッピーディスクを通して再起動すると、無事復元されていました。

係長は課長説明で、私がミスしたということではなく機械の故障と言うことで報告してくれたようで、お咎めは無しとなりました。

ここで得た教訓は二つで、リーダーたるもの、原因の追及も大事ですがいたずらに部下を責めるのではなく、原状回復を最優先に考え、どうすれば原状回復できるかをまず最初に考える。さらに、その後にそうすれば再発しないかを考えるということが大事なのだと思い知らされたことでした。

そして、これはテクニカルな話なのですが、データを誤って消去しても復元できるということ。

これについては、復元方法については学ばなかったのですが、パソコンが0・1の2進数で基本記録されているにも関わらず、見えなくなるのはおそらく最初の数字を削除しているからであり、その数字をランダムに当てはめていけば復元できるのかなぁとkってに推測していたのですが、その考え方はおおむね間違っていなかったようで、こうして自分なりに推論をもって考えていく癖をつけていくとともに、コンピューターに関する素養を徐々に吸収して詳しくなっていくのでした。

2) ATMが設置できない場所にATMが設置できると説明して本省のお世話になった話

これは、当時の次長が特定郵便局(当時の名称)に臨局した際、かんぽの宿だったかにATMを設置してほしいと頼まれたということで、当時のオンライン企画係にやって来たのでした。
末席の私にしてみれば、次長などとはつゆも知らず。
指定された場所にATMは設置できるかと問われたので、該当する箇所を確認したところ、CD(cash dispenser)を設置できるようになっていましたので、可能ですと返事したのですが・・・改めて先輩課員が見るとこれは駄目だという。
次長の要望はATMであり、現在準備されているのはCDなので駄目だということだったのです。
当時はホストコンピュータDIPS11と呼ばれるコンピュータで郵便貯金のシステムは構築されており、その基盤としてSG(system generation)が構築されているとのことで、これを随時書き換えていくらしいのですが、これが非常に手間がかかるわけです。ここで再び係長が助け舟を出してくれたわけですが、本省貯金局の電子計算部(通称電計)に次長から依頼があったのだが、あいにくCDのSGしかないのですがと言う話をしてもらって、無理やり計画の中にねじ込んでもらったという無茶ぶりがありました。

こちらの場合、仮にCDしか設置できませんと回答しても結果は同じで、ATMにしろで終わっていたと思います。
そして、最後の
3)勝手に郵便局番号を決定してしまった話

ですが、これは私もまったく知らなくて本省に回答したらそのまま官報告示されてしまって、あとで本省の業務だと叱られたという話です。

事は、茨木郵便局が移転することとなり、旧来の茨木郵便局を特定局として扱うこととなり、その為替貯金番号と端末機の紐づけがいるわけで、空いている番号はどれかと言った照会があって回答したのです。
実は、簡易郵便局の局番号は郵政局の権限で決定できるのですが、郵便局の場合は本省権限なので、地方局が勝手に決定するのは違反となるわけです。

実はそれをやってしまったわけです。

空いている番号はあるかと電計から照会があり40250と言う番号が空いていますと回答したわけですが、それがどういうわけか、あれよあれよという間に正式な番号として官報告示まで進んでしまいまして。

本省からこっぴどくというほどではないですが、本来郵便局の為替貯金番号は本省が決定することなのでとかなり強く注意されてしまいました。

今となってはこれも、思い出の一つですが、色々と本当に失敗を重ねてきたことで現在があると改めて思い返しています。

 

今回は特段のオチもないですが、失敗談としていくつかを披露させていただきました。

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