河井寛次郎の

贋作の出品は

珍しく無いので

特に気にする事は

無いのですが

(逆に、本物には

ホンモノマークを

付けたいぐらいに

ニセモノが多いですので)

ただ

出品者の中には

閉口してしまう方々が

一部にいます。

 

本気で贋作として

作り込む上級(?)出品者と

ヘタクソな作品を

下手な仕様で

出品して来る

笑える出品者は

実は許容範囲なのですが

中途半端な出品者が

実は大嫌い。

 

それは

ただただ

保身に走る

どうしようもない出品者。

 

自己防衛しか考えず

贋作と判っていて

こそこそしながら

テコって

何とか高値で売ろうとする

人タチ。

 

落札者に

顔を見せないように

物陰に隠れながら

贋作と判りそうな部分を

極力隠して

作品の写真を撮り

ネットに出品して来る。

 

いわばヘタレ。

河井寛次郎作『呉洲扁壷』共箱・・・贋作

 

 

 

 

先ずイヤなのは

共箱にも関わらず

箱書を見せない。

そのくせ

側面のシールの部分を

わざわざ掲載している。

 

どうして箱書を

堂々と見せないの!

一番大切な

部分でしょうが!

 

ホント、コソコソです。

 

贋作の世界は

心理戦、です。

 

いかに本物と思わせるか。

 

その為の第一歩は

堂々としている事。

 

下手なニセモノでも

堂々としていれば

本物と勘違いする人達も

出て来る。

 

別に

贋作の出品を

推奨している訳では

無いのですが(笑)。

 

作品も“ヘタヘタ”ですが

問題なのは

この箱書。

 

『呉州扁壷』

 

間違いではないけれど

でも

これでは通用しない。

 

簡単に言えば

河井寛次郎の作品の

勉強不足。

 

勉強不足だから

不安になる。

隠そうとする。

 

不安な部分を。

 

贋作出品者は

みんなそれなりに、

きちんと勉強していますよ。

 

もっと上手く

仕込んで下さい。