⚠WARNING⚠
血の表現が含まれます、苦手な方はご注意ください。
「名前はジャスティン……大人しいし、聞き分けや物覚えが良い。好きに使ってください」
父の言葉と去っていく姿を見て、捨てられたことを──売られたことを理解した。
私の家は貧しかった。
父はセルヴァドラーダで一攫千金を企てて、家にあるものを売り払いセルヴァドラーダに行く為の金を作っていた。
いつも「良い買い手が見つかったらお前も売るからな」と笑いながら言っていた。
その言葉は冗談ではなく本気だとわかっていた。
だから覚悟は出来ていた。
売られた時にも泣き叫ばずに済んだ。
「はい」
「……っ」コクコク
この人に逆らえば生きていけない──すぐにそう悟った。
人を まるで物のように扱う奴ら……こんな奴らのようには……
どの口が言うんだ。
愛する人の為、復讐の為と大義名分を掲げて沢山の人を物のように扱い、切り捨ててきたクセに。
血で汚れた手で何を守れる?何を掴めるというんだ?
後ろを見ろ、殺してきた者達がお前を地獄に引きずり込もうとしているぞ。
水曜日
ドライブ「ああ……子供達の様子はどうだ?」
オムニ「皆グッスリ眠ってますぜー!」
ドライブ「そうか……」
手を伸ばすのマイルストーンを獲得しました!
ちなみに細かい運動のマイルストーンは
- 手をふる練習
- 拍手の練習
- 指先でつまむ
- つま先をくわえる
- つかむ事を覚える
- 手をのばす
以上の6種類となります。
(挙動不安定による)恐怖の時間の始まりだぜ!
着せてくれよ!!
何故 新生児という一瞬で終わる年代オンリーなんだよ!
第2話にしてバグりまくる乳児、やっぱり乳児ってやべぇや!
苦手意識が消える気がしねえ!
今回は横着せずにちゃんとオムツ台を使いました。
ブラッド飲みながら うつぶせ遊びさせるんじゃない!
ははは、この野郎!!
いないいないばあをしようとしたら固まります、マイルストーンにいないいないばあが含まれてるんだから動いてくれよ!
そしたら またダッコちゃん人形になった図。
クリアするまでに何回バグるかを楽しめばOK?
OK!!
オムニ「うひょー!ミッチが笑った!滅茶苦茶 順調に育ってんじゃーん」
オムニ「んあ?誰か来たみてーだけど……サラリンかな?」
オムニ「んあああああ!!ブレーキさんが来たあああぁ!!」
ドライブ「……ブレーキには全てを話したいところだが……話がややこしくなりそうだな……」
オムニ「あの人、子供のことはめっちゃ可愛がるタイプだし……ミッチ達のこと知ったらブチギレそうな気はしますよ……」
ドライブ「……とりあえず、ブレーキと話はしてくる。子供達の事を気づかれたら その時はその時だ。無理に隠すような事でもない」
オムニ「へい……」
オムニ「勝手に入ってきてるしぃ!!」
ドライブ「そういえば合鍵を渡していた……」
ブレーキ「ああ、いらっしゃったのですか。気配はするのに現れないので何かあったのかと……」
ドライブ「いや、問題ない……大丈夫だ」
ブレーキ「…………」
ドライブ「…………」
ドライブ「そう、だな」
ブレーキ「………………隠し子がいたんですか」
ドライブ「違うわ!!」
ドライブ「君は私をそんな奴だと思っているのか……」
ドライブ「いや、本気の声色だったが?」
ブレーキ「……胸糞悪い話であることは確かですね。いくら人形といえども人の形をしていて、人のように振る舞う様子を見ていたら“物”とは簡単に割り切れない……だけど、戦わせなければ世界の危機……」
オムニ「ううぅ〜、複雑な心境ッスよー。人形だからと言われても……普通に人の子にしか見えねえんだもん……」
ドライブ「………………」
ドライブ「ああ、そうだが」
ブレーキ「………………カオス…………」
ドライブ「……ブレーキ?」
ブレーキ「……ご心中お察ししますが……この子達の事を思うなら、尚の事 育成に力を入れるべきです」
オムニ「んあ?」
ブレーキ「この子達が赤ん坊に死に戻りするのは、カオスを倒しきれずに力を使い果たしてしまうからなのでしょう?ならば……カオスを倒せるほどの力をつけ、完全に消滅させてしまえば……この子達はもう死なずに済む」
ドライブ「……一理ある」
オムニ「確かにいいぃ!!」
オムニ「うーん、目からウロコな意見でした……確かにカオスを倒しちまえば この子達はもう戦わずに済むんだ……ガッツリ鍛えて、もうこんな戦いの運命から解き放ちましょう!流石ブレーキさん、ドライブさんより精神年齢が上〜!」
ドライブ「貴様、また壁に叩きつけてやろうか?」
オムニ「ひえっ」
ブレーキ「ふふ……まあ2人は子育て初心者でしょうし……私で良ければいつでもアドバイスや手伝いをしますよ」
オムニ「あざーっす!!」
ドライブ「………………」
ミッチ「うーうぅー」
ドライブ(……色々気になることはあるが、今はコイツらを育てることを優先するか)
オムニ「ぴゃ!」
ドライブ「この癪に障る ぶりっ子ボイスは……」
サラリン「エヘヘ……来ちゃいましたぁ、こんばんは〜」
オムニ「そ、そのチャージって何?なんでドライブさん充電器みたいな扱いされてんの?」
ドライブ「私が元キングだからと言っていたな……その件について詳しく聞かせてもらおうか」
サラリン「は、はい……はわわ、上手く説明できるかなぁ」
ドライブ「……勿論だ」
サラリン「はい!実はあの魔石って……カオスの力が秘められた宝石なんですぅ」
ドライブ「……なに?」
サラリン「生贄の穴はカオスが誕生した場所。そしてカオスが誕生した際、周囲にある鉱石にカオスの力が染み込み魔石となった。あの石は人の強い感情に反応します。クイーンは自分を閉じ込めたシム達に強い憎悪と生への強い執着を持ち、飢えと渇きに苦しんでいました。そんな彼女の思いに魔石は反応し、彼女をヴァンパイアへと変えてしまったんですぅ。まあ、それで闇の魔石は力を使い果たして ただの石ころになってしまったんですけど」
オムニ「ひえ……じゃあ、カオスってある意味ヴァンパイアの生みの親みたいなもん……?」
サラリン「そうなりますぅ!」
サラリン「ええと……この子達の核となる宝石なんですど……あれって実は闇の魔石が素材なんですぅ。クイーンを作り出した際に魔石は力を失いましたが、僕はこれでもクラフターですからね!ある方法で闇の魔石に力を蘇らせる事が出来て、それで人形達が完成したんですぅ!」
ドライブ「……そのある方法とは?」
サラリン「すみません、時間が限られているので それはまた後日……」
ドライブ「チッ」
サラリン「んっと、この子達はカオスと戦い続けていましたが……この間の力で限界を越えてしまって……魔石に蓄積されたパワーが尽きてしまいました……本来ならこうなる前に手を打つんですが……判断ミスしてしまって……ドライブさんに託すことになりました」
サラリン「クイーンは闇の魔石の力でヴァンパイアと化し、その身に魔石の力を宿していました。そしてクイーンはキングとなる男に魔石の力を一部分け与えていたんです。しかし魔石の力を持つクイーンは3年前に死に、力を一部持つ歴代のキングも皆クイーンに殺されてしまっている……ドライブさんを除いて。貴方はかつてキングだったにも関わらず、今もこうして生きている。貴方が人形達の側にいることで、貴方の力の波動が人形達をチャージしているんですよぉ」
サラリン「エヘヘ……当たりですぅ。僕のこと少しわかってくれて、嬉しいかも……」
ドライブ「……貴様に言われるまでもない」
サラリン「うぅ……たかが人形にそんなに情を抱いちゃって……あまり良くない、かも……」
ドライブ「やかましい……」
サラリン「じゃあ、また来ますねぇ」
ドライブ「さあな……オムニ、悪いが子供達を少しの間頼む。私は電話をしてくる」
オムニ「へーい!」
キバ「なに?調べてほしいことがある?カオス……サラリンという名前のクリスタルクラフター……闇の魔石……生贄の穴……ちょ、待て待て。調べること多すぎんだろ!あん?どうせ暇だろって?ひ、暇じゃねーし!!ヴァンパイアと他種族の橋渡し役として毎日大忙しだし!!あっ、おい!」
マイルストーン獲得状況
ミッチ
【社交】
笑う
バブバブおしゃべり
初めてのスマイル
【全身の運動】
仰向けに転がる
頭を上げる
【細かい運動】
つかむ練習
手を伸ばす
アリステラ
【社交】
バブバブおしゃべり
初めてのスマイル
【全身の運動】
頭を上げる
【細かい運動】
つかむ練習
手を伸ばす
ライト
【社交】
バブバブおしゃべり
初めてのスマイル
【全身の運動】
頭を上げる
【細かい運動】
手を伸ばす