高岡ミズミさんの『ワイルド&セ.ク.シー』のスピンオフ作品です。
前作で脇キャラだった久世のお話。

イラストレーターは朝南かつみさんから
奈良千春さんに引き継がれています。

攻め攻めカプで面白かったです!
この二人ならぜひリバって欲しいところですが、
この本ではそれはありませんでしたー。
個人的に残念(笑)

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ワイルド&セ.ク.シ.ー

個人秘書 著者:高岡ミズミ イラスト:奈良千春
SHYノベルス BL小説 2013年3月
★★★
個人秘書 (SHYノベルス281)/大洋図書
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◆あらすじ(裏表紙)
男を抱くことはあっても、抱かれるなんてごめんだ――
警視庁公安部に刑事として勤める草間柊一は、久世義嗣という名前で議員秘書として潜入捜査をしていた。 ターゲットは深澤トラストホールディングスの社長、深澤泰久。 惚れ惚れとするようないい男だが、黒い噂が絶えない男だ。 草間は深澤の亡くなった秘書が持っていたあるものを手に入れなくてはならなかった。 深澤と知り合い、彼の個人秘書として働くことになったものの、深澤から一目惚れだと宣言され―― 追う男と追われる男と、プライドをかけた駆け引きが始まる! ◆


感想は読メからコピペしたものに加筆修正しています。

朝南さんの絵がピッタリだったダークな艶のある前作と違い、
コミカルな描写が随所にある本作は
奈良さんの絵がマッチしていて、
絵師変更のハードルを感じることなく読めました。

作品の世界観が微妙に変化していることで
絵柄の違いも自然な印象となり、
すんなりお話に入りこめたので
上手く奈良さんにバトンタッチできてると思いました。
朝南さんも奈良さんも大好きな私にとっては
とても嬉しいことです。

そして奈良さんの絵、表紙絵の構図が素敵で、
さらにそれが扉絵に繋がってる演出が秀逸です!
ガタイのいい男2人が絡み合う絵にもうっとり♪

攻攻カプが大好物なので物語も楽しく読めました。
攻め受けともに外面と内面のギャップがあるのですが、
それも物語の中で活きていて面白さに繋がってます。

公安モノというには、潜入捜査についても、
事件についても少々ぬるく感じてしまいましたが。

でも、デキる男・深澤が
草間に見せる素や弱点が微笑ましかったり、
深澤に心をかき乱され
久世の人格を見失い焦る草間が可愛かったりで、
普通の恋愛モノとして楽しんだという感じです。

前作カプもチラッと出てきて嬉しい♪
2カプ絡めてまた別のお話も読んでみたいと思ったり((・´∀`・))ンフッ♪

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