和泉桂さんの『清澗寺家シリーズ』第2部、
『暁に濡れる月』下巻です。

和貴が引き取った、
鞠子の子供である双子の弘貴と泰貴の
2つの恋の物語となってます。

上巻では話に入り込めず読了するまでに時間がかかりました。
下巻でも双子たちの恋物語には昂ぶるものがなく、
少々流し読みっぽかったのですが、
面白くなかったわけではありません。

特に深沢がしょっ引かれてからは話に乗って読めましたし。
ただ、結局最後まで
BL的なものには惹かれずじまいだったのは事実だったり…w
第1部のキャラが好き過ぎるのが原因かも(笑)

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夜ごと蜜は滴りて2

暁に濡れる月(下) 著者:和泉桂 イラスト:円陣闇丸
リンクスロマンス BL小説 2012年12月
★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
清澗寺伯爵家に引き取られた泰貴は、自らの呪われた血に抗いながらも、双子の兄・弘貴から次の当主の座を奪おうと画策していた。 そんな中で家庭教師の藤城に恋した泰貴は、彼の冷酷な本性を知り衝撃を受ける。 隷属を求め、泰貴を利用しようと企む藤城に反発し、泰貴は恋を諦めようとする。 一方、闇市の実力者・曾我との関係を深める弘貴は、闇市の利権をめぐる抗争に巻き込まれてしまう。 時代の荒波は、否応なしに清澗寺家をも呑み込んでいき――。 ◆


感想は読メからコピペしたものに加筆修正しています。

双子のそれぞれの恋をメインに、
ベースには、
清澗寺家千年の呪縛の終焉を画策する和貴と
彼を護ろうとする深沢のお話がありました。

個人的には、ベースの部分をじっくり読みたかったけれど
第2部は次世代なわけで、
息子たちの恋と清澗寺家としての物語の構成に
和泉さんのご苦労がしのばれます。

書き下ろしは2カプの後日談と鞠子のお話の3編あります。
『夜明け前』
藤城視点。
冷酷な策士だった藤城だけど、
泰貴と出会ったことで
歪みが矯正されたようで良かった!

『巡りくる朝』

曾我視点。
一回りも年下の弘貴に
曾我がもうデレ甘でニヨニヨしましたw

作中では冬貴に似てると言われている弘貴ですが、
私はそうは感じませんでした。
冬貴のような禍々しさは全くなく、
純粋培養の天然ちゃんといった印象ですので(笑)

『光射す森』

鞠子視点。
冬貴と伏見のちょっとしたじゃれあいもあって嬉しかった。
それにしても冬貴、
年をとっても色気が衰えないとは
ちょっと物の怪じみてる?(笑)
でも、だから大好き♪

光に満ちた締めくくりと
冬貴と伏見でのラストシーンがとても素敵でした。

あっ!
今気づきましたが、書き下ろし3編のタイトルが、
夜明け前から朝に、そして光射す昼に、
という流れを感じさせてくれるんですね。

千年の孤独から解放された
清澗寺家の夜明けなのでしょうね。
これまた素敵だわ~♪

すみません、私の感想、
双子の恋について何も触れてません。

泰貴も弘貴も可愛かったけど、
私はやっぱり第1部のメンバーがお気に入りなので(笑)

それから鞠子がなぜ弘貴を和貴に預けたのか、
私にはイマイチ理解しきれないままでした。
ちょっと読み飛ばし過ぎたかな?(反省w)

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