これも積読だったもの。
『千 長夜の契』、『テルペノイド』『千夜一夜-しとねのひめごと』
に続き、那義が読んだ岡田屋作品はこれで4作目。
見事に全部那義のツボにドンピシャ!(死語?)

今まで積読してたとは、なんてもったいないこと!
岡田屋さん、那義の好き作家になりました~♪

この本のお話は、タイトルにあるようにタンゴが題材になってます。
ラテンな世界にうっとりですよ~♪

タンゴの男 著者:岡田屋鉄蔵
メロメロコミックス BLコミック 2008年11月
★★★★
タンゴの男 (mellow mellow COMICS)/岡田屋 鉄蔵
¥693
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◆あらすじ(裏表紙)
タンゴの男と呼ばれながら、本当の情熱を知らぬままに踊り続けてきたダンサー・アンジー。 ラテン人の母を持ちながら、祖父に引き取られ、今は日本人として暮らすヒロ。 アンジーは出逢いのひと目から沸き立つような欲望をヒロに感じる。 男にはまるで興味のないヒロだったが、懐かしい故郷を感じさせるアンジーの包容力に、戸惑いながらも、いつしか心と体を開いてゆく……。 男が男を愛する時を情熱のタンゴに乗せて描いた、著者初めての作品集。 描き下ろしも収録。 ◆

男の色気とフェロモンが溢れるお話ですごく好みなのです。

与える一方だったアンジーの乾いた心が初めて、
欲しいと渇望した相手・ヒロ。

辛い過去を語ったヒロをアンジーが
「頑張ったね」と抱きしめるシーンに感動でした。

読み進むほどに那義の心に、
冒頭のノニーノの語りが蘇ってきたんです。
どちらか一方ではなく、
お互いに与え合うことで孤独が癒されていくのだと。

えろの描写はとても濃いです。
男同士のせくしーさが迸る!
筋肉図鑑のようにガチムチマッチョな絵柄(毛もスゴイ)なので、
苦手な方もいると思うけど、那義は大好き!
アンジーの胸毛にも(*´Д`)ハァハァ←

挿入だけがHではないという表現も、
ネコもタチもどちらでもOKというのも、リアルな印象で良かった。

ベネ、ぺぺといった脇役の存在もいいんです。
実は那義、ベネの筋肉見てニューハーフかと思ってた(笑)
でも、考えてみればダンスをする女性の身体って筋肉質ですよね。
アルゼンチンタンゴのように激しいダンスならなおさらだ。

情熱的なダンスシーンの描写も秀逸で、物語も絵も満足の1冊でした!

以前も書きましたが、那義は、
華籐えれなさんの「サウダージ」を読んで以来、
男同士で踊るアルゼンチンタンゴがツボになったので、
この本でもアンジーとヒロが踊るシーンが見たかった!
続編が読みたいです。描いて欲しいー!

余談ですが、
アルゼンチンタンゴは移民の男達が
貧しさのフラストレーションを発散する為に、
男同士で酒場で踊り始めたという説があるので
まさしくBL向きなダンスですよね!

アルゼンチンタンゴじゃなくても、男同士のアイスダンスBLとか、
男二人が筋肉質な肉体を絡み合わせて情熱的に踊る作品があるなら
読みたいとずっと切望しております♪

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