プラチナBOX2010収録の
いとう由貴さんの『凍える月影』番外編です。
本編読了後、しばらく坊主BLの余韻に浸ってたことを記憶してます。
だって、受けの坊主・月永があまりに美しく色っぽくて(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ…
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凍える月影
[番外編]
背徳
(プラチナBOOK04)
禁忌 『凍える月影』番外編 著者:いとう由貴 イラスト:朝南かつみ
プラチナ文庫 全サ小冊子 2011年
非売品
敵国を落とすための手駒として姫が必要だという国主・義康。
側近・高棟に、殿がその気になれば作れるものをと言われますが、
それに対して義康は否と答えます。
「子などできぬよ。この先、生涯な。わたしには宝がある」
という義康のセリフがすごく嬉しかった那義です。
宝とはもちろん、異母弟・月永のこと。
月永を死ぬまで愛し続けるということですもんね。
実の兄弟であるということ。
そして兄に対して復讐を企てていた事実。
そのために幾人もの男に体を与えた過去。
そういったものから罪の意識に苛まれつつも、
兄を恋い慕う月永。
義康としても、実の兄弟で身体を繋ぎ、
月永を日陰の身で一生過ごさせることになる罪悪感を持ち、
それでも月永を手放す気はない。
たとえ月永が逃げ出そうとしても…。
罪を背負いながらも
互いを愛し、求めることをやめようとはしない兄弟が素敵!
お話のほとんどが萌のシーンという大サービスSS!
相変わらず艶っぽい月永と、
濃厚に月永を抱く義康に滾ります。
「兄上…」という月永の喘ぎにも萌まする(o^-^o) ウフッ
月永の過去まるごとを受け止め、
共に地獄に落ちようとも放さないという
義康の深い愛情に、なんだかすごく安心しました。
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