人手が無ければやむを得ないとして許す?

 

 

 

接客業に於いては、その人の「面」がそのまま晒される。

 

どの社会でもそうでしょうけれど、「人当たりの良い人」は好まれる。勿論仕事が出来ると言う事が最低限の条件である事は言うまでもありません。

 

特に接客業や飲食業は、その部分が強調されると思う。

 

細かい事を一から十まで教え込まなくても、飲み込みも良く、即実践出来る人材にはなかなか巡り会えない。

 

だけれども、例えアルバイトの(期間要員の)人でも、それがてきめんに現れる人がいて、そんな人を見ると、とても気持ち良く立派な事に感動する事がある。

 

そんなサ-ビス業でも、客の立場で見てみるとそれがよく判る。

 

銀行のフロア-担当でありお客様誘導係の人や、ファミリ-レストランなどのフロア-担当のクル-など、直接お客さんに接する仕事の人は、余計にそれが求められる。

 

 

実は先日ちょっと残念な事があって、あるファミリ-レストランで働くアルバイトの人が、定時になって帰宅する時の事。

 

若き女性ですが、店内でタイミング的に良く顔を見る(会う)人で、いつも注文を聞きに来る時も、料理を持って来る時も、実にニコニコして愛想も良く、時につまらない会話もする人だったのです。そしてその笑顔がとても素敵な娘だったのです。

 

ある時、偶然に私が入店する時に、彼女が仕事上がりで帰宅する時と重なり、店舗外の階段で鉢合わせ。お互い眼が合い誰かは判ったと思うので、私は軽く会釈をしたのですが、その子は視線も合っているのに知らん顔。

 

勿論私服で帰宅する時だったのですが、きっと私の事がハッキリ解らなかったのだろうと、私はその時は思っていました。しかしまたまた次回、まだ店内から外へ出ていない状態で彼女の帰宅する所に正面から店内ですれ違いました。

 

でもその時もニコリともせず、この時ばかりは彼女も軽く会釈こそしましたが、やはり無愛想な雰囲気。ではあの笑顔や会話は、「完全な営業スマイル??」。

 

割り切り(?)の良さに、何か急に興醒めし、ガッカリしました。

 

 

私も大きな括りで言えばサ-ビス業。色々な人達と仕事柄接して会話もしなくてはいけません。なので仕事上のお付き合いの方に、職場以外でも何処でそんな方と会うか判りません。

 

時に私が誰だか覚えていなくても、相手から声かけられる事もある訳で、そんな時は極力、スマイル~スマイルを励行しています。

 

 

さて、幾ら仕事が出来ても、接客態度が悪いと話にはなりませんし、逆にとてもにこやかで人受けが良くても仕事が出来なければ話になりませんし、割り切りが良過ぎて一旦仕事を離れると人が変わった様になる人もいます。

 

どれも一長一短で、アルバイトを雇う側も難しい人選です。猫の手も借りたい様な職場では、そんな事を言ってられないのも良く解りますが、自分自身がその反対側の立場に立って観てみた時(接してみた時)、どう感じるか・・・・も、考慮の一つとして人選をしなくてはならないのでは無いでしょうか??。

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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