少し前に、りーちゃんはゴマドレッシングが好きで、マミやダディのサラダにも強引にゴマドレをかけようとする、というお話を書かせていただいた。このお話は、今回のタイトルの方が良かったかも、と今更ながら思わなくもない。
以前にも紹介したが、りーちゃんは熱い食べ物に対して怒る。それなら熱くないものから食べれば良いのに、と思うのだが、どうしてもそれを食べたいと思ったら、他のものには手を出さない。一度決めたらその道を突き進む信念の女、りーちゃんなのである。
最近はその怒りぶりが、以前よりもパワフルになってきている。今後の生活においてマイナスになるような気もするので、今のうちからどうにかしたい、マミとダディである。
どのくらいパワフルなのかと言うと…。以前だったら「うううぅ〜」と怒ったり「あああぁ〜あ〜つ〜い〜」などと泣き真似をしたりするくらいだった。それが今では、スプーンをテーブルに叩きつけたり、お皿をフォークで叩いたり、ちょっと目に余る行為が見られるのだ。
両親とも学んだのは、ここで強く叱ってもあまり効果がないこと。それよりも、りーちゃんの食べたいという気持ちを逆手に取るようになった。「りーちゃん、無理に食べなくていいよ。ラップしとく?」という具合である。言うまでもなく「ラップしとく?」とはお皿ごと料理をさげますよ、という意味だ。
こう言われると「うーう、たべたいたべた〜い」と言うりーちゃん。その後も「うえぇぇ〜」などと泣き真似をしながら、熱い食べ物と格闘しつつ、そのうちに食べ物も冷めてきて、なんとか食べるのである。
りーちゃんも日々目覚ましい成長を見せているが、親たちもまた、りーちゃんのおかげで成長させてもらっているのです。