これまでにもたくさん書かせていただいたとおり、りーちゃんはとにかくプール大好き。ひたすら歩き回ったり、その場でぐるぐるしたり、水の妖精のごとく水と一体化して、なかなか出ようとしない。


そんなりーちゃんなので、デイサービスのプールも楽しみにしている。しかも毎日入らせてくれるので、なおさらである。きっと誰よりも楽しんでいることだろう。


この日の朝は、1人で得意の早起きをしたりーちゃん。すでにたくさん動画を見たあとらしく、動画に影響されて、「あああぁ〜、おなかが」「なんか、ちょっとここが」などと言う。ふと画面を見ればちょうどそんな動画が流れていた。


「お腹痛いの?じゃあ病院行く?プールやめとく?」と尋ねると、「あー、はいっとく」と答えるりーちゃん。プールに入っておく、プールに入りたい、という意味である。


ダディはちょっと意地悪なので、「お腹痛いんじゃない?プールやめてチックン(注射)行こう」などとさらに言う。りーちゃんは「はいっとく」「あー、はいっとく、はいっとく!」とだんだんキレ気味になる。


ちょっと面白いので、今度はマミが「お熱あったら入れないね。お熱計っておこう」と体温計を取り出す。りーちゃんは「はいっとく、はいっとくの!」と必死だ。


デイサービスのプールがあるおかげで、夏休み中のりーちゃんは、たいていのことはプールを理由に親の言うことを聞いてくれる。これは、親としてはかなり楽である。ただでさえ日中預かってくれて大助かりなのに、さらに手間のかかるプールで遊ばせてもらえて、デイサービスには感謝しかない。毎日毎日、本当にありがとうございます。