前の日、ダディが脅しの意味で言った「車で行く?」に意外にも同意し、車で(スクールバスの集合場所まで)通学したりーちゃん。暑いので車の方が楽だし、これからは車がいいと言い出したらどうしようかと、マミとダディは懸念していた。
翌日、りーちゃんの寝覚めは遅く、歩いて行くのには間に合わなくなるかもしれなかった。結果的に間に合う時間に出発したが、前日同様にこの日も、りーちゃんは何やら不調を訴え、思うように歩いてくれない。
それでもこの日は、「今日も車にする?」という問いかけには「あー、あるくね」と答えるりーちゃん。それでも歩みは依然としてゆっくりであった。時間的には間に合いそうだったが、暑い中あんまりゆっくり進んでいると暑さにやられそうだな、と思っていたダディ。するとそこに同じマンションのお兄ちゃんが追いついた。救世主登場である。一緒に「かめはめ、は〜」をしながら、上機嫌で登校。おかげでそこから先は、良いペースで歩いてくれたのだった。
それにしてもそれまでは足やお腹が気になる素振りを見せ、「ああああ」「うううう」と言いながらなゆっくりと歩いていたりーちゃんが、お友達の登場でガラッと変わり、ニコニコでの通学となる。この変わり身の速さは、誰に似たのでしょう。
次の日からはもうちょっと元気に通学してくれると、ありがたいですなぁ。りーちゃん、お願いしますよ。