りーちゃんは中学2年生になって、ますます会話の能力が発達したなと思う。小学生のうちは、会話能力という意味では、6年間とてもゆっくりだったと思うが、中学に入ってからは成長著しい。


このブログでもたびたびご紹介したが、会話のキャッチボールが成り立つのが、親としてはとても嬉しい。中学1年の頃は「学校、楽しかった?」「うん!」がせいぜいだったのだが、今では「学校、どうだった?」と尋ねると、「たのしかったね」とか「おさら、つくったね」などと自分で答えられるようになった。


ただ、会話の能力が発達したということは、意見が合わない時、りーちゃんなりに言葉で抵抗することができるようになった、ということにもなる。急に暑くなってきた、最近のある朝のこと。「今日はメッチャ暑いよ〜。りーちゃん、半袖と短いスパッツとスカートだね」と親は強く勧める。


するとりーちゃんは「あー、ながい、するよ」「ながい、したい」などと反論する。「いやいや、暑いよ、短いのにしたら?」と親が再反論すると、「ながいながい。ながいがいい!」とさらに反論するのである。


朝はなかなか時間がなくて、その瞬間は、時間がかかって困るなぁと思うのだが、後から冷静に考えると、こんなに会話が成り立つのは、とても喜ばしいことだと気づかされる。なんとなく、りーちゃんは3歳児並みの知能で、そこから成長しないのだと、親たちも思い込みがちなのだが、実際には成長する部分もあるのだ。


上記のような場面では、小学生の頃だったら、りーちゃんは言葉より先に行動に移っていた。何も言わずに長ズボンを出して、親がそれを阻止しようとすると、「うーう!」などと叫びながら抵抗していただろう。


お兄ちゃんの時はなんとも思わなかった、普段のやりとりが、りーちゃんの場合は成長の喜びを感じさせてくれることがある。親として、りーちゃんの子育ては大変ではあるけれど、やっぱり嬉しいことも多いのです。なんだか、ありがたい気持ちになりますなぁ。