最近の学校では、授業参観のことを学校公開というようだ。思えばお兄ちゃんが小学生の頃から、そんな呼称だったような気もするが、呑気な親たちはいまだについつい授業参観と言ってしまう。


昔の授業参観と違って、我が子のクラス以外の様子も見学できるので、学校公開なのだろう。ということで、りーちゃんの支援学校の学校公開に行ってみた、マミとダディである。


朝の会の途中から見に来たダディ。りーちゃんは一番前の中央の席で、廊下のダディをすぐに見つけた。その後はずっとダディのことを見ながら、手を振ったりしているりーちゃん。朝の会のお話を聞いた方がいいよ、と言いたいダディだったが、伝える手段はなかった。


朝の会が終わるとほとんどの生徒さんがトイレへ。りーちゃんも先生と一緒に行き、長いこと帰ってこなかったが、おそらく出なかったと思われる。この日は朝、家でトイレが成功していたので、まあ良かろう。


さて、この日の1〜2時間目は自然教室についての予習である。先生が作成してくださったスライドを見て、活動の流れを確認していたようだ。りーちゃんはあくびをしたり、ダディに手を振ったりして、あまり先生のお話を聞いていない。ただ、ところどころで挿入されているビデオは、水族館や動物園のもので、それらはよく見ていた。


近くの教室には、このブログにたびたび登場する、同じマンションの1学年上の男の子がいて、そのお父さんもいらしていた。りーちゃんの様子も見に来てくれて、それに気づいたりーちゃんは、いつもの「おお〜お!」をやってしまうのだった。


他方のお兄ちゃん、ダディが見に行くと、チラ見はするもののしばらくは手を振ったりせず、授業に集中していた。しかし5分ほどすると我慢できなくなり、手を振りはじめた。それでも先生のお話はよく聞いていて、何度も手を挙げて発言するなど、さすがの授業態度を見せてくれた。


ダディと入れ替わるようにマミが来ると、やっぱり手を振ってしまうりーちゃん。2時間目は事前に預けていた荷物のチェックで、マミは下着などをちゃんと入れたか心配だったので、この機会に確認したさせていただいたのだった。


この日見ただけでも、トイレを介助してくださったり、長編のわかりやすいスライドを作ってくださったり、荷物の確認をしてくださったり、先生方の大変なご尽力を目の当たりにした。本当に感謝、感謝しかない。さらには自然教室で、トイレやお風呂、食事などのお世話はもちろん、水族館、動物園でも安全を確保しながら見学に連れて行ってくださる。


いつもいつも、本当にありがとうございます。おかげでりーちゃんも、親なしでのお泊まりという貴重な体験をさせていただくことができます。


学校公開で様子を見学して、改めて先生方に感謝する、マミとダディなのでした。