7月にダンス教室の発表会があるので、およそ週一度の頻度で練習に参加さなければならないりーちゃん。前週は都合により参加できなかったので、今週末は金、日と二度の参加である。


金曜はりーちゃん本人は学校からのデイサービス。両親は当然仕事だが、都合をつけて5時過ぎにりーちゃんを迎えに行く。そこから小一時間かけて、車で会場に向かうのである。


レッスン中、いつもは後ろの方で踊ることが多いりーちゃん。その方がスペースがあり踊りやすいのだと思われるが、発表会でそれでは困るのである。客席からよく見えないからだ。なので普段から、「前の方よ、鏡の近くで踊ってね」と言い聞かせているのだが、なかなか前の方に行ってくれない。


ところがこの金曜のレッスンでは、やけに前の方で踊っていた。ようやく親の言うことを理解してくれたのだろうか。と思ったら、日曜にはやっぱり後ろの方に戻っていた。遠慮深いりーちゃんも健気ではあるが、もう少し、私が私が、という精神で踊ってほしいものだ。


日曜のレッスンでは、両親もあまり見たことがないお友達がりーちゃんに話しかけてくれて、しばらく二人を中心に会話していた。りーちゃんより背が高い女の子で、恐らくそのお友達もりーちゃんも、りーちゃんの方が年下だと思っていたフシがあったが、よくよく話を聞いたら1学年下とのことだった。


でも普通校の支援級に通っているとのことで(りーちゃんは支援学校)、やっぱりしっかりしているし、大人との会話も成り立つ。ちなみにこの日は、いつもの近所のお友達二人がいずれも不参加。普段はそのうちの1人である1学年上のお姉さんが、りーちゃんをリードしてくれている。なので、こうして話しかけてもらって、「一緒に行こう」とリードしてもらえるのは、とてもありがたいですなぁ。


発表会では仮に親達からよく見えなかったとしても、本人が周りのお友達と仲良く楽しめれば、それが一番だねぇ。だって、主役は踊っている本人達なのだから。