前々回のブログで、りーちゃん一家がばあばのお家でバーベキューをしたこと、まあまあ寒くてやっぱり苦行気味になってしまったこと、をご紹介した。


その帰りでのこと。あるショッピング施設のフードコートで食事をすることになった。りーちゃんはうどんの大サイズにとり天、かぼちゃ天というメニューをご所望だった。


それだけでは足りないだろうということで、みんなでシェアするつもりでたこ焼きも購入。少し遅れて来たマミは冷麺にしたが、キムチなどを別皿にして辛くない状態にし、あらかじめりーちゃんにわけてあげた。


冷麺をおかずにしてうどんを食べるりーちゃん。先に冷麺がなくなると、マミのお皿とマミの顔を交互に見る。マミはすでにキムチを投入しており、「辛くしちゃったのよ」と言うがりーちゃんは納得しない。仕方なく、辛くなさそうな部分から再度りーちゃんの分を取り分けたのだった。


そしてさらに遅れて来たお兄ちゃんも、うどんを注文。たこ焼きも含め、ほぼ食べ終えていたりーちゃんは、お兄ちゃんのうどんと顔を交互に見る。しかしお兄ちゃんも食べ盛り。まだとり天とかぼちゃは残っていたので、「交換ならうどんあげるよ」と提案。しかしりーちゃん、天ぷらが乗ったお皿を自らの方に引き寄せ、提案を拒否したのだった。それでもうどんから視線を離さないのである。


ここでお兄ちゃんがプランBを提案。「たこ焼きもう一皿買ってくれたら、それを食べるからりーちゃんにうどんをあげられる」とのことなので、両親がたこ焼きをもう一皿追加。すると今度はたこ焼きも欲しがるりーちゃん。その上で今回は、天ぷらのお皿を逆にお兄ちゃんの方へ動かした。たこ焼きの交換条件として、とり天をお兄ちゃんにオファーしたのである。


なんとも交渉上手なりーちゃん。天ぷらのお皿を前後させるたびに家族の爆笑を誘いながら、欲する食べ物をしっかりと手に入れたのである。なんとも交渉上手、タフネゴシエーターなりーちゃんなのでした。