このところトイレに成功することが多いなど、急成長を見せているりーちゃん。しかし以前のブログにも書いたように、すべて右肩上がりで成長しているわけではない。とりわけ、眠くて起きられない朝のりーちゃんは、なかなか厄介である。


そもそも、前日に早く寝ようが遅く寝ようが、朝起きられるかどうかはわからないりーちゃん。ただでさえ時間との戦いになる朝は、りーちゃんの寝起きが悪いと、両親も厳しい戦いを強いられる。


たいていの場合はマミかダディのどちらかが、りーちゃんを起こしに行き、素直に居間に来てくれればそれで問題ない。しかし、時には全く起きてくれないこともあり、二人がかりで起こすことになる。


さてさて、その日は中学一年生として最後の通学だった。例によってなかなか起きないりーちゃん。ダディが起こしに行ったのだが、出遅れたこともあり時間が迫っている。マミも参戦し、なんとか起こそうとする両親だったが、奮闘むなしくりーちゃんは「うーう!」と叫びながら力強く抵抗する。


こんな時は親の側もなかなか効果的な作戦はなく、ひたすら「いい子ねぇ〜」「お姉さんねぇ〜」などと褒めまくって、なんとか前向きにさせようとする。実際には力づくでりーちゃんの腕を引っ張っているのだが…。一度は歩き始めたように見えたりーちゃんだったが、再びしゃがみ込むなど抵抗。ダディもかなりの力を込めて引っ張りあげて、その間、マミは「いい子ねぇ〜」と前向きな言葉をかけ続ける。


その時だった。様子を見ていたお兄ちゃんが一言。「全然いい子じゃないじゃん…」。ううむ、確かにおっしゃる通りだ。マミもダディも思わず吹き出してしまった。


先月まで3年間ほど寮生活をしていて、浦島太郎状態のお兄ちゃんだからこその、冷静なツッコミだった。


その後なんとか起きたりーちゃんだったが、スクールバスに間に合うか微妙な時間になってしまったので、やむを得ず車で集合場所に向かうことにした。終了式の日なのに、車になってしまうとはねぇ。


春休みが過ぎれば次は中学二年生。両親とも(そしておそらくお兄ちゃんも)、りーちゃんのゆっくりとした成長を、気長に楽しみにしておりますよ。