先日のオーストラリア旅行では、コアラに触ることができたりーちゃん。とはいえ自ら進んで触ったわけではない。ダディに手を引かれて、最初は「ううう」と言って拒否の姿勢だった。コアラがあまりに大人しかった(葉っぱを食べるのに夢中だった)ため、そしてマミ、ダディやお兄ちゃんが平気で触っていたため、触っても大丈夫だと判断できたのだと思う。


ただ、よく見るとコアラは大きくて鋭い爪を持っていた。ひとたび機嫌を損ねれば、こちらも痛い思いをしそうだ。知人の話だと、地方に行けば野生のコアラをよく見かけるという。安易に手を出してはいけないのだろう。


さて、りーちゃんはコアラに触ったからと言って、動物が得意になったわけでは、もちろんない。事実、その日も放し飼いのワラビーがいたが、他の3人は触ったのに対して、りーちゃんは怖がって触ろうとしなかった。ワラビーはカンガルーよりもずっと小さくて、ピョンピョン跳ねて近づいてきて、とっても可愛かったのだが…。


そんなわけでりーちゃんが人生の中で触ったことがある動物は、宮古島の野良猫、動物園の触れ合いコーナーのモルモット(2年連続)、山登りの際におじさんが大人しくさせてくれた大きな犬、そしてコアラだけである。ある意味、この少数の中にコアラが入っているのはすごいかも。


そうそう、福井の水族館でタコに触れるコーナーがあって、りーちゃんは「タコ触ったねぇ」と自称しているが、実際にはタコの入っている水槽の水に触れただけで、タコそのものには触れていない。


こんなふうに動物が怖いりーちゃん。先日、たまたまマンションのエレベーターに乗った時のことだった。我が家は低層界なので滅多に乗らないのだが、その日はたまたま乗ってしまった。動物OKのマンションなので、犬を連れている住民もいる。共用部分では抱っこが義務づけられていて、エレベーターの中にも抱っこされたワンちゃんがいた。


ダディは全く気にも留めていなかったが、りーちゃんはビビりまくっていたようだ。1階に到着すると、我れ先にダディを突き飛ばすようにして外に出ようとした。なんのことかわからなかったダディだったが、怯えた眼差しでワンちゃんの方を見るりーちゃんを見て、ようやく合点がいったのだった。


りーちゃん、いつかはワンちゃんや動物を進んで触れるようになるだろうか。当面は難しそうだねぇ。