同じタイトルで12月に書いたブログでは、りーちゃんが通っていたのとは別の小学校のお友達と、朝の通学路でよくすれ違う、というお話をご紹介した。
りーちゃんが通う支援学校のバスの集合場所は、りーちゃんの小学校の学区とは反対方向にあり、隣の小学校や中学校の子どもたちとすれ違いながら向かうのである。
その後も1週間のうち2~3回くらい、このお友達にお会いする機会があった。見かけるとお互いに遠くから手を振って、近づくと手を合わせて、「おはよー」とか「またあとでねー」などと会話している。親同士もすっかり顔見知りになって、ご挨拶をするようになった。
ところでこれは保育園の頃からの親の悩みなのだが・・・。健常のお子さんの場合、保育園や小学校のお友達のことを、家で親に話したりするだろう。「今日、〇〇くんがね」とか「〇〇ちゃんと遊んだよ」という具合に。我が家もお兄ちゃんはそうであった。
ところがりーちゃんの場合、そのような会話が全くない。なので、保育園の時はお友達の名前を全く知らず、集まりなどで「〇〇くんのママ」とか「〇〇ちゃんのパパ」などとご紹介されても、全くわからないのである。他の皆さんは家庭でお子さんからお友達のお話をいろいろと聞いているようで、話がすぐに通じるようなのだが、ウチだけは話について行けないことも少なくなかった。それはもちろん、小学校でも同様だった。
というわけで、朝にすれ違う↑のお友達に関しても、りーちゃんからの情報収集は期待できないと思っていた。実際にりーちゃんに「あのお友達、お名前何て言うの」と聞いてみて、「あー、〇〇ちゃんね」と答えてはくれるのだが、おそらく違う名前なのだろうな、と思っていた。
そんな中でのある朝、いつものようにこのお友達とすれ違う際、同行しているお母様が質問をしてくれた。「すみません、お名前を存じていなくて。なんとおっしゃるんですか?」と。ちょうど同じことを考えていたんだなぁと思いつつ、お名前を交換することになった。
そしてお名前を聞いて気がついたのだ。りーちゃん、このお友達のお名前をちゃんと言えていたではないか!以前に聞いた「〇〇ちゃんね」は、確かにお母様が教えてくれたお名前と同じだった。りーちゃん、やるじゃないか!
これまでにも何度か同じことを書いた気もするが・・・。やっぱりりーちゃんの可能性を、親の側があきらめてはいけないのですな。りーちゃん、やればできるのです。