りーちゃんのダンスについてしょっちゅう書いているつもりなのだが、このタイトルのブログは意外にも3回目。もちろんりーちゃんは、その間もずっとダンス大好きで、家でも毎日のように踊っている。

 

以前からご紹介している、ダウン症の方々(子供だけでなく大人も)向けのダンス教室は、年が明けても通っている。今年最初の時はいつものお友達と予定が合わなくて一人だったが、先生は顔見知りなので元気に踊っていた。2回目のこの日は、いつものお友達と三人で参加した。親たちにはダウンズ三姉妹と呼ばれている。

 

会場は普段あまり行かない場所で、駐車場を含めかなりの混雑。終了時に迎えに行き親たちが待機する場所も人口密度が高かったが、他の二人は早々に出てくるのにりーちゃんだけ出てこない。マミが様子を見に行くとりーちゃんは一人でまだ踊っている。りーちゃん、よほどダンスが好きで踊り足りないんだねぇ。

 

しかしこれはマミの分析では、他の生徒さんがいなくなって先生を独り占めできるため、先生に注目されたくて、さらには構ってもらいたくて、いつまでも踊っているのでは、と推察している。いずれにしても、「りーちゃん、デンパ出ているうちに帰ろうね(りーちゃんの髪の毛ピロピロを「デンパ出してる」と命名したのはダンス教室の先生方)」と言われて、本人はようやく部屋を出たのだった。

 

ダンス教室では初めに会員証を提出して、終了時に返してもらうのだが、りーちゃんのカードが見当たらない。先生に尋ねると「センパイに渡しました」とのこと。ダウンズ三姉妹の一番年上さんのセンパイはとてもしっかりしていて、障害があるとは思えないくらいなのだが、りーちゃんの会員証もあずかって来てくれたのだ。「どこにあるの?」と尋ねるとりーちゃんのバッグのサイドのポケットに入れてくれたという。もちろんそこにちゃんと入っていて、センパイ、さすがである。

 

この日はとても寒い日で、駐車場へ向かう時もとっても寒かった。しかしりーちゃんは途中で立ち止まり、踊り出してしまう。最近はまっている「スリラー」を口ずさみながら、ゾンビダンスを延々と披露していた。やっぱり踊り足りなかったのかねぇ。

 

この日もしっかりとダンスを堪能したりーちゃん。親から見ると、欲目もあるのか、りーちゃんのダンスはなんだか日に日に進歩しているように見える。好きこそものの上手なれ。大人になってもいつまでもこのダンス教室にお世話になることでしょう。