ここ2回のブログでもご紹介したように、判断が裏目に出たりどこへ行っても渋滞にはまったりと、新年早々、前途多難なりーちゃんとその家族。冷静に考えれば、下調べが足りないだけなのですが・・・。
さて、ばあばのお家からの帰り、買い物がしたいというお兄ちゃんの要望に応えてショッピングモールに立ち寄った我が家。どこへ行くにも時間がかかるため、夕食もここのフードコートで済ませようということになった。
りーちゃんはこうした場所ではお決まりのうどん、それも大人顔負けの大盛りである。お兄ちゃんはハンバーグにして、マミとダディが自分たちの食事を購入しようと、一瞬席を離れた時にその事件は起きた。
お兄ちゃん、熱々の鉄板の肉に直接タレをかけたところ、一気に飛び跳ねたのだという。本人曰く、「3回爆発した」とのこと。確かに周辺に油のようなものが跳ねている。こうした時に上着を裏返しにして椅子に掛ける習性があるダディの服は助かった(裏には跳ねてしまったが)。しかしマミの服はしっかりと被害にあったのだった。
すぐ隣には一人がけ用の席があり、空いていたのでとりあえずその椅子に買い物をした紙袋を置いていたのだが、その袋にもかなり跳ねている。1メートル以上の距離を、結構な量の油が飛んでいったことが見て取れた。
まあまあ、わざとじゃないし仕方ないよね、と言って気を取り直して食事を始めた4名。しばらくすると、りーちゃんが何やら訴えかけている。「なんか、とんじゃったねぇ」「あれ、とんでる」などと言いながら、お兄ちゃんの斜め後ろに座っている方の背中を凝視している。
マミとダディは察してしまった。りーちゃんは「3回爆発」を目撃しているので、その方の背中に油が飛んだのを見ていたのではないか。座っている位置的にも、りーちゃんが目撃しているであろう角度だった。よく見てみると、ナイロンのような化学繊維の上着の背中は、黒なのではっきりとはわからなかったが、油が飛んだあとのようなものが、あるように見えないこともなかった。
こそこそ話の声でマミとダディが相談を始める。「あの方の背中まで飛んでいてもおかしくない距離だよね」「クリーニング代を渡した方が良いよね」「連絡先も渡した方がよいかなぁ」などなど。意を決して、ダディがその方に話しかけた。
しかし確認してもらうと、油らしき汚れは確認できなかった。ダディが近くでよーく見ても、痕跡はなさそうだった。その方も「大丈夫ですよ」とおっしゃり、クリーニング代や連絡先は辞退してくださった。先ほどは、照明の加減(と我々の先入観)で汚れがあるように見えたのかもしれない。
お兄ちゃんは責任を感じてがっかりしていたが、ひとまずはご迷惑をかけずに済んで、4人でホッとする我が家。それにしてもお兄ちゃんとりーちゃんがやけどなどをしなかったのは不幸中の幸いだった。りーちゃんは追加で購入したたこ焼(これも大好物)もペロリと食べた。
なんとも落ち着かない三が日を過ごしたりーちゃん一家。でもりーちゃんがそれなりに楽しんでくれたようなので、ヨシとしましょうかね。