以前のブログで、りーちゃんは山登りに行った際にマミが購入したお麩を偉く気に入り、味噌汁の具材として毎回のように要望するほどになった、とご紹介した。

 

その後もりーちゃんのお麩好きはとどまるところを知らない。マミが購入したお麩は数日で食べ尽くしてしまったが、味噌汁を提供するたびに「あれ?おふは?」と尋ねるりーちゃん。「終わっちゃったから、お買い物買っとくね」と親たちが返事をしていた。なお、当初はお麩のことを「とうふ」と言っていたりーちゃんだが、大好物になったせいか、あっという間に「おふ」という単語を覚えた。

 

さて、マミもダディもお麩にそこまでの思い入れはない。結婚して以来、日常の食材としてお麩を購入したことは一度もなかったと思う。そのせいかお買い物でも忘れてしまうことが続き、それでもりーちゃんが毎日要望するので、ついにスーパーで購入したのだった。

 

家にお麩があることがわかったりーちゃんは、親たちが提供する味噌汁に入っているお麩(通常のサイズのものが2~3個)では飽き足らない。真っ先にお麩を食べ、「おふ、いれたい」とか「もっとほしい」などとおかわりを要望する。最初の頃は親たちも「もういいんじゃない?」と言っていたのだが、りーちゃんは納得いかず、自ら袋を取りに行き自分の味噌汁に追加してしまう。

 

結果としてりーちゃんは、味噌汁一杯につき少なくとも5~6個のお麩を食べるようになった。それでもさらに欲しいと言うので、時々ダディが、「ダディのまだあるよ、あげようか?」というと「うん!」と元気にお返事する。とっても嬉しそうなのでダディもついついあげてしまう。

 

そしてどういうわけか、お麩だけ食べて味噌汁のそのほかの具材は食べないし、汁そのものもほとんど飲まない。本当はお豆腐とか大根等の野菜とかも食べてほしいし、何よりも味噌汁そのものを、飲んでほしいんだけどねぇ。

 

あまり詳しくはないけれどお麩は体にも良さそうだから、スナック菓子や甘いものをたくさん食べてしまうよりはいいかな、と思うマミとダディである(←相変わらず呑気な夫婦である)。特に甘いおやつは虫歯の原因になるので、できるだけ制限するよう、歯医者さんからは常々言われている。「麩菓子」をおやつにしたらどうかねぇ、などとも話しているが、やはり甘いおやつにはなってしまうので、なかなか踏み切れないところだ。

 

思えばりーちゃんは、数年前、味噌汁を異常に好んでいた時もあった。「ミソスープ」とネイティブのように発音しては、他のおかずに目もくれず真っ先に食べていたのである。今ではそれもすっかり落ち着いたのだが、お麩に関してもいつか、落ち着く時が来るのだろうか。