これまでにも何度か、りーちゃんの食べ物に対する執着心についてこのブログに書いたことがある。餃子を食べた時は、りーちゃんの取り皿に2個乗っているのにもかかわらず、大皿のものをマミがすべて食べてしまうと、「ぎょぉぉぉ~ざぁぁぁ~」と唸るような声をあげていた、とご紹介した。

 

多くのお子様たちと同じく、りーちゃんはカレーやシチューが大好きである。あまりに辛いと食べられないので、我が家のカレーはいつも甘口。親たちはそこに辛いソースをかけて食べる。

 

りーちゃんは肉好きなので、カレーやシチューもまず肉から食べることが多い。ところが最近はどうやらニンジンのおいしさに気がついたようで、ニンジンから食べようとする。しかししかし、出来立てを盛り付けたばかりのカレー/シチューにおいて、ニンジンは特に熱々である。

 

りーちゃんはダディに似たのか猫舌で、熱いものはなかなか食べられない。それでもニンジンから食べたいので、何としてもニンジンを食べようとする。熱さに阻まれ、「うーう!」と怒る。「熱いから他のものから食べたら?」と勧めるのだが、「うーう!ニンジン、たべたい!」と主張してきかない。

 

たいていの場合はしばらく格闘した後にだんだんと冷めてくるので、食べられるようになるのだが、何とも融通が利かない話である。

 

またある時は、お弁当に添える小さなゼリーのことで、りーちゃんの怒りが爆発した。りーちゃんがお弁当を持っていく時は、たいてい小さなフルーツゼリーを添えている。マミが「ゼリーもあるからね。りんごだよ」と言うと、「まんごーがいい」とりーちゃん。

 

マミが冷蔵庫を見てみるも、「まんごー」味は冷えていないようだった。「りーちゃん、マンゴーは冷えてないから、ぶどうならあるよ。ももは?」と尋ねるマミ。「まんごーがいい」「まんごー、まんごー」と怒気を込めながら答えるりーちゃん。最後まで、「もーう、まんごー!」とどうしても譲らない。

 

そんなわけで最後はマミが折れ、「じゃあマンゴー入れておくね。冷えてないけどいいね」となるのだった。真夏のお弁当だと、保冷剤代わりに凍らせたゼリーを一緒に入れておくのだが、真夏ではなくなったので常温でもいいか、ということになった。

 

りーちゃんはお兄ちゃんと異なり、好き嫌いがあまりない。なので食事が終わるころには、目の前に盛られたものはすべて平らげていることが多い。だが、最初に何を食べるか、などの方向でこだわりを発揮するのである。結局最終的には全部食べるのだから、熱くないものから食べればよいと思うのだが・・・。

 

こんなりーちゃんのことを、マミとダディは、「りーちゃん、見ていて飽きないよね~」と毎日のように言っております。