前回の「りーちゃんの運動会」で、「先生方が練習の時からかなり盛り上げてくれたのだろう」ということを書いた。ダンスの時に生徒たちの後方でキレッキレに踊っている先生方を見てそう思ったのだが、そのほかにも同様に感じる場面が。

 

というのも、まず入場の時からものすごく盛り上がっていたのである。校庭の両端に2グループに分かれて、音楽に合わせて中心部まで入場してきたのだが、みんなで声を合わせて「ヘイッ!ヘイッ!」と大声をあげながら元気よく走ってきたのだった。支援学校の生徒さんたちなので、これほどまでにまとめさせるのはなかなか大変だったろうな、と思う。

 

そして、さらに盛り上がったのは退場の時だった。音楽はなぜか、アントニオ猪木のテーマソングで、ダディは大喜びである。「ヘイッ!ヘイッ!」と掛け声を合わせながら、こぶしを突き上げながら校舎の方まで行進し、最後にはみんなで「イヤーッ!!」と歓声をあげて終了した。(ダディは密かに「1、2、3、ダァ~!!」を期待していたが・・・。)

 

思えば、りーちゃんはダンス教室や小学校で、こんな風に集団行動で盛り上がったことがあっただろうか。もしかしたら彼女にとっても初めての経験だったかもしれない。これほどまでの指導をしてくださって、先生方のご尽力には感謝しかない。もちろんりーちゃんも、笑顔満開で声をあげていた。

 

話は変わるが、小学校の運動会と言えば、子どもも大人もとても人数が多くて、写真や動画を撮るにも一苦労だった。撮影スポットには大勢集まってしまうし、自分の子どもの出番と出番の間も長かったりして、親もなかなか大変だった。徒競走の時などは、ゴール地点の撮影スポットが込み合うので、1レースごと順番に入れ替わる(そのために親たちは並んでいる)などしていた。

 

こうした「運動会事情」は、日本全国どこでも似たようなものかもしれない。もちろん、与えられた環境で最善の方法を追求してくださっていた小学校の先生方には、とても感謝しているし、撮影が全くできなくて困ったということはなかった。

 

しかし今回の支援学校の運動会は、学年ごとの入れ替え制なので父母の人数も限られていたし、撮影スポットが込み合うこともなく、本当に快適だった。その上、↑のとおりの盛り上がりである。あと5回、このような運動会があるのだと思うと、とても楽しみになってしまうマミとダディなのでした。