これまでにもたびたびこのブログでご紹介しているように、りーちゃんはダウン症児向けのダンス教室(大人の方も参加している)に通っている。
普段はたいてい、隣の市にある会場に行くのだが、今回は急遽、より都会のど真ん中の会場に行くことになった。もともとこの日は支援学校の運動会が予定されていたのだが、雨により中止との決定が前日になされたため、それならダンス教室に予定を変更しよう、ということになったのだ。
少し迷ったり、都会ならではの道路事情に翻弄されたりしながら、なんとか時間ギリギリに到着したりーちゃんご一行。駆け込むように先生にご挨拶してりーちゃんは室内に入った。
マミとダディは、最近、初めての場所におけるりーちゃんのメンタルを少しだけ不安視している。というのも、環境の変化に強いと思っていたはずのりーちゃんが、4月の支援学校の入学式ではギャン泣きしたからだ。今回は初めての会場で知っているお友達も少なく、ちゃんと踊ってくれるか心配ではあった。
その一方で、先生たちは普段通っている場所と同じである。曜日や時間をずらして同じ先生たちが指導してくれているのだ。また、一人だけだが何回か一緒にレッスンに参加したお友達もいた。
ということで心配だと言いながらも様子を見に行くことなく、休憩スペースでお茶をしていたマミとダディ。時間になって迎えに行くと、ゾロゾロとお友達が出てくる中で、やっぱりなかなか出てこないりーちゃん。中を覗いてみると、やっぱり帰りの支度をしながら先生たちとしゃべっていた。マイペースですなぁ。
先生に「りーちゃん、デンパは?」と言われて髪の毛をピロピロして笑いをとったりしていた(りーちゃんが髪の毛をピロピロするのを「デンパ飛ばしている」と命名したのはダンス教室の先生なのです)。他のお友達は帰ってしまったので、早くお部屋を出ましょうと促されるが、笑ってばかりでなかなか出られない。しかし、「ほらー、暗くなっちゃうよー」と言われて電気を消されると、怖いのか慌てて部屋を出た。
「今日も一生懸命踊ってましたよー」と先生に言われて一安心のマミとダディ。いつもと同じ先生だったから、安心して踊っていたのでしょう。いつも優しくご指導してくださる先生方に、本当に感謝感謝です。
今年は、昨年は参加できなかった大きなダンスイベントにも参加しようと、張り切っているりーちゃん。親子三人で今から楽しみにしているのです。