今朝、りーちゃんをスクールバスの集合場所に連れて行く時のこと。いつも通り自転車で行くつもりが、雨が降ってきたので、急遽、車に変更した。集合場所には屋根がないので傘を持たせたのだが、りーちゃんはやっぱり引きずっていた。

 

というのも、小学生の頃、りーちゃんはほとんど毎日、傘を引きずって通っていたのである。おそらく2年生の頃には毎日傘を引きずっていたと思う。そのため最初に購入した小学生用の黄色い傘は、先の方がだいぶすり減っていて、その後に購入した紫の傘も、同様にすり減ってしまった。

 

小学校に到着すると出迎えの先生方がいらっしゃるのだが、最初の頃は傘を持っているりーちゃんに対して「こんなに晴れてるのにー」「なんでー」などとよく言われた。3年生になると先生方にも認知され、「今日も傘持ってるね」と言われたり、同行しているダディに「お守りなんですかね」などと尋ねる先生もいた。

 

その後5年生いっぱいくらいまでは、傘を引きずる毎日が続いていたと記憶する。6年生になると、着ていく洋服のこと、朝ごはんのこと、歯磨きのことなどで親子間のバトルが生じることも増え、歩きでは間に合わないから自転車で、ということが急に増えた。

 

自転車でほぼ毎日通うようになっても、当初はりーちゃんは、傘を持って行きたがった。これはちょっと悩みどころで、自転車に座っているりーちゃんが、傘をあれこれ動かすと危ない。そこでりーちゃんには、傘を縦に持つよう何度も言って聞かせた。「横にしたら危ないからね。縦にして動かしちゃダメよ。こうよ」としつこいほど言ったせいか、傘でトラブルになることはなかった。

 

自転車通学が普通になると、りーちゃんは今度は学校まで歩くことを拒むようになった。歩いても間に合いそうな日でも、りーちゃんに聞くと、「あー、(自転車に)のるのる」と言うようになってしまったのだ。そして徐々に、傘を持っていく頻度も減った。このあたりでりーちゃんの、傘を引きずる毎日は終了したのである。

 

実は6年生以前でも、間に合わないから急ぐよ、ということはしょっちゅうあったのだが、りーちゃんの体が小さかったので、無理やり抱っこで制圧されていただけのことなのだ。6年生になるとりーちゃんを抱っこすることは難しくなり、制圧できないので、りーちゃんに服を選ばせるなど、平和的な解決の道を探るようになったのである(このあたりの事情は以前のブログにも書きましたね・・・)。

 

現在通っている支援学校では、傘を持っていくことは原則不可となっている。バスに乗って登下校し、バスの集合場所までは保護者が付き添うことが原則なので、傘は保護者が持っていくことになっているのだ。そのため、りーちゃんが傘を引きずる機会はグッと少なくなった。

 
ということで今朝は久々に傘を持って歩いたりーちゃん。4年以上続けた習慣は抜けておらず、やっぱり引きずって歩いたのでした。