新天皇が践祚され、令和が始まった。
新しい御世の幕開けである。
ツイッターで「奉祝令和」と投稿したのだが、改めて見てみると、「令和」の書を掲げる菅義偉官房長官が頭に浮かぶばかりで、天皇の要素が薄い気がした(https://twitter.com/bj24649/status/1123460936935907329)。
では「奉祝御即位」はどうかというと、「即位」よりも「践祚(せんそ)」が本来的で望ましい。
とすると「奉祝御践祚」ということになりそうだが、そういう表現は耳にしたことがない。
祝いの言葉も意外と難しいものである。
「新しい天皇陛下が即位 時代は「令和」に」 NHKニュースウェブ2019年5月1日 0時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190501/k10011902401000.html
「天皇陛下が1日午前0時に即位され、時代は平成から令和に変わりました。天皇陛下は同日、即位の儀式に臨み、象徴として歩み始められます。
皇居 宮殿では先月30日、202年ぶりの天皇の退位の儀式となる「退位礼正殿の儀(たいいれい せいでんのぎ)」が行われ、上皇さまが「即位から三十年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と国民に向けた最後のおことばを述べられました。
そして、日付が変わると同時に、天皇陛下が即位されて元号は平成から令和に変わりました。
天皇陛下は1日、午前10時半から宮殿で歴代天皇に伝わる三種の神器のうちの剣と曲玉(まがたま)などを受け継ぐ「剣璽等承継の儀(けんじとう しょうけいのぎ)」に臨まれます。
その後、午前11時10分からは皇后となられた雅子さまとともに「即位後朝見の儀(そくいご ちょうけんのぎ)」に臨み、総理大臣をはじめ、国民を代表する人たちを前に天皇として初めてとなるおことばを述べられます。
また、午後には皇后さまとともに、皇居の上皇ご夫妻のお住まいを訪れ、あいさつする予定で、天皇陛下は、新たに迎えた令和の時代を象徴として歩み始められます。」
「御代替り(みよがわり)−平成から新しい御代へ−」 神社本庁HP
https://www.jinjahoncho.or.jp/miyogawari
「践祚(せんそ)の式
皇位継承の儀式。
――――――――――
剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀
天皇陛下が御位につかれることを「践祚(せんそ)」といいます。皇位は一日たりとも空白があってはなりません。皇位につかれた陛下は、「三種の神器」をはじめとした皇室に由緒ある品々や天皇陛下の印である「御璽(ぎょじ)」、日本国の印である「国璽(こくじ)」を継承されます。三種の神器とは、歴代天皇に皇位のしるしとして継承されてきた八咫鏡(やたのかがみ)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)(草薙剣(くさなぎのつるぎ))・八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)のことです。」
「践祚と即位
践祚は、本来、皇位を践(ふ)むという意味で、すなわち天皇が皇位につかれる事実を指します。践祚の後、陛下がそれを公式に国内や諸外国へ宣明することが「即位」です。現在は「践祚」の語の規定がないため両者は区別されず、平成の御代替りではすべて「即位」とされています。」
「改元
新しい天皇の御代になると元号が改められます。
かつては御代替り以外にも様々な機会に改元が行われましたが、明治以降、皇位継承があった時に限り行われるようになりました。よって元号は、ときの天皇の御代を表象するものといえます。元号は、良い意味を持つ二字を用いることとなっており、国民の理想として相応しい字が充てられます。」
新元号は「令和」と決定 菅官房長官が発表https://t.co/5pITO4NwZa
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年4月1日
→政府は1日午前、「平成」に代わる新元号を「令和(れいわ)」と決定した。菅義偉(すが・よしひで)官房長官が記者会見で発表した#新元号 pic.twitter.com/hDHXTtgdxH
「平成から令和、改元の挨拶、何て言えばいい?|竹田恒泰チャンネル2」 YouTube2019年4月25日
https://www.youtube.com/watch?v=I0SlAq7o2II
令和初日の本日、アクセス数が大きく増えていた。
昨年に書いた「【天皇誕生日】日の丸を広げよう【12月23日】」に多数のアクセスをいただいていたことが原因だった(https://ameblo.jp/bj24649/entry-12339094974.html)。
ありがとうございます。
こういう記事を書いた手前、国旗を掲揚したい。
が、外は雨。
雨が降ったのは残念なような気もする。
しかし、天叢雲剣の霊力が雨雲を招いたのだと、神話に思いを馳せ、肯定的に見る人もいる。
今上陛下が水運の研究をしてきたことを考えても、この度の雨は水との縁を感じさせるものがあるかもしれない(https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000817722019.html)。
卑近なことを言えば、2日にわたる雨のおかげで、大気中の花粉が減り、花粉症の人でもあまりくしゃみや鼻水に悩まされることなく落ち着いてこの歴史的な儀式を見守り祝うことができたのではないか。
私は愛知県に住み、29,30日は静岡県に旅行してきたが、両県では水不足が起きており、恵みの雨だったとも言えるだろう(https://ameblo.jp/bj24649/entry-12457845949.html)。
三種の神器草薙剣
— 幣束 (@goshuinchou) 2019年4月30日
日本書紀神代紀正文では「この剣は元の名は天叢雲(あめのむらくも)という。八俣大蛇の上に常に雲の気が漂っていたからかな~」と書いてあるので、この剣が帝から新帝に継承される今日と明日は雲が湧き雨を呼ぶのであります。瑞祥吉雨でありましょう。
神社本庁 「神社検定公式テキスト②『神話のおへそ』」 (扶桑社、平成24年) 71ページ
「 高天原(たかまのはら)で乱暴を働き追放されてしまった須佐之男命ですが、葦原中国(あしはらのなかつくに)に天降ってくると英雄に生まれ変わります。「すさぶ」とは、「荒々しいことが止めどもなく進む」という意味があります。そんな荒々しい神ですが、それゆえにこそ八俣大蛇を退治することができたのです。八俣大蛇の尾の中からは、草那芸の大刀が発見されました。『日本書紀』では、この剣を初め「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」といい、のちに日本武尊(やまとたけるのみこと)の手に渡り、「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」となった由を記しています。草薙剣は、歴代の天皇が皇位のしるしとして受け継ぐ三つの宝物である「三種の神器(じんぎ)」の一つです(残りの二つは、天石屋戸の段に出てきた鏡と勾玉(まがたま))。島根県の出雲地方は蹈鞴(たたら)製鉄の盛んな地方で、斐伊川上流がその産地でしたので、このエピソードの背景にはそうした歴史背景をみることも可能かもしれません。」
神社検定公式テキスト10神話のおへそ「日本書紀」編 [ 神社本庁 ] 2,160円楽天
「【古事記の窓】ご譲位、皇位継承の本義は『三種の神器』の渡御にあり!|竹田恒泰チャンネル2」 YouTube2019年4月30日
https://www.youtube.com/watch?v=t-1FgH-tSoc
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「愛知・静岡に水供給の豊川用水 節水強化で噴水も止まる」 NHKニュースウェブ2019年4月26日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190426/k10011897471000.html
「愛知県東部と静岡県西部の6つの市に水を供給する「豊川用水」は、流域で雨の少ない状態が続きダムの貯水率に改善の兆しが見られないことから、26日から節水が15%に引き上げられ、愛知県豊橋市では公園の噴水を止めて節水を呼びかけています。
愛知県の東三河地方の5つの市と静岡県湖西市に水を供給する「豊川用水」の流域では雨の少ない状態が続いていて、最大の水源である新城市の「宇連ダム」の貯水率は、26日午前0時の時点で13.9%と、平年の7分の1ほどにとどまっています。
このため豊川用水では、26日午前9時から、水道用水、農業用水、それに工業用水の節水が、これまでの10%から15%に引き上げられました。
愛知県豊橋市が管理する5か所の公園では、すべての噴水が止められ、市民のオアシスになっている中心部の「豊橋公園」でも、市の担当者が美術博物館の前にある噴水のバルブを閉めていました。
豊川用水でこの水準の節水が行われるのは平成25年以来です。
水資源機構は27日からの大型連休中、各地で田植えが行われ、水の需要が高まると予想されることから、一層の節水を呼びかけています。豊橋市 節水呼びかけ
節水が15%に引き上げられたことから、豊橋市は、26日から広報車を1台増やし、4台で住宅地を回って節水を呼びかけています。
豊橋市上下水道局によりますと、15%の節水になると、高台にある住宅の2階以上で水がやや出にくくなるおそれがあるということです。水資源機構「風呂の残り湯などの活用も」
豊川用水を管理する「水資源機構豊川用水総合事業部」の大牧千木総務課長は「おととい夕方から降った雨も、さほど期待できる量に届いていないため、15%の節水に踏み切った。10連休で多くの人が休みを取り、水の利用が増えるとみられますが、風呂の残り湯などの活用も考えてほしい」と話しています。」
屋内にしても、ゴチャゴチャしていて、国旗を掲揚して写真を撮れるような場所がない。
というわけで、小雨になってきたところで、国旗のある風景を撮影しに、神社へ向かった。
神社に到着する頃には雨は上がっていた。
風がなかったためわかりにくいが、国旗は一応写っている。
新しい御世が素晴らしいものとなりますように。
天皇弥栄
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