【民主党】消費増税先送りはアベノミクス失敗?対案を出せ!アベノミクスは成功!【G20サミット】 | 独立直観 BJ24649のブログ

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 民主党は今まで、「アベノミクスが成功しているのなら消費税増税できるはずだ。消費税増税しなかったらアベノミクスは失敗だ。」という頓珍漢な立論をし、安倍政権に消費税増税を断行するよう迫っていた(http://ameblo.jp/bj24649/entry-11941955884.html)。

 そんな民主党だが、解散総選挙が確実視される空気になると、消費税増税先送りを容認する姿勢に転じた。
 今まで消費税増税を安倍政権に迫っていたのは何だったのかと。
 結局、民主党が望むのは安倍政権の失政であり、失政によって苦しむのは国民であり、民主党は国民のことを考えていないことが顕わになった。
 こんな民主党に国民は騙されてはいけない。


「民主、増税先送り容認…「経済政策の失敗」強調」 読売オンライン2014年11月15日

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141114-OYT1T50174.html

「 民主党の海江田代表、枝野幹事長、野田前首相らは14日、党本部で協議し、2015年10月からの消費税率10%への引き上げは困難と判断、安倍首相が増税の先送りを決めた場合、容認する方針を決めた。

 枝野氏は会談後、記者団に「アベノミクスによって国民生活が痛めつけられている間は、負担をお願いできない」と語り、増税先送りは首相の経済政策の失敗が原因であるとの考えを強調した。

 民主党の野田政権は12年、自民、公明両党の協力を得て、増税の道筋を定めた社会保障・税一体改革関連法を成立させた。しかし、10%への引き上げについて、枝野氏は14日、「経済失政によって多くの国民はさらなる負担増を納得して受け入れられる状況にない」と述べた。衆院選で消費税率10%への引き上げの是非が争点になり、自民党などから「民主党は増税賛成」と攻撃されるのを避ける狙いもあるとみられる。」


 枝野”革マル”幸男幹事長(https://www.youtube.com/watch?v=IJPQrW5zgqY)は、アベノミクスによって国民生活が痛めつけられており、これは失政だという。
 これが全くのデタラメであることは言うまでもない。
 が、仮に民主党のこの主張が正しいとして、民主党にはアベノミクスを超える対案があるのだろうか。
 アベノミクスを批判するのであれば、対案を出すべきだ。
 民主党は今までアベノミクスは失敗したと言ってきたが、有効な対案が出てきたという話は聞いたことがない。

 今まで民主党の経済政策はどうだったか。
 まず、デフレ不況という問題意識がなく、デフレ脱却という目標設定がない。
 この時点で終わっている。
 だから民主党の経済政策は、小手先のせせこましい不景気なものに終わる。
 民主党は「コンクリートから人へ」を掲げ、竹中平蔵教授もビックリするほどの公共事業削減を行った(http://ameblo.jp/bj24649/entry-11846191732.html)。
 野田佳彦前内閣総理大臣は、日本銀行は打ち出の小槌ではない、などと言って金融緩和に反対し(http://kawaraban.kantei.go.jp/2012/12/03blog.html)、また、政治生命を懸けてネバーネバーネバーギブアップで消費税増税する、などと言っていた(http://www.asahi.com/special/playback/kotoba/TKY201201060380.html)。
 金融政策も緊縮、財政政策も緊縮。
 これが民主党の経済政策であり、アベノミクスの真逆である。

 だから民主党政権下で日本経済は沈没の一途を辿っていった。

 アベノミクスは3本の矢から成る。
 すなわち、①大胆な金融政策②機動的な財政政策③民間投資を喚起する成長戦略である(http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html)。
 これらはデフレ脱却および持続的な経済成長という目標を設定して組まれている。

 アベノミクスは正しかった。成功した。
 アベノミクスが順調に機能していたにもかかわらず、今年4月の消費税増税が、それこそ国民生活を痛めつけ、日本経済を悪化させているのだ(http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11952594843.html)。
 民主党政権での公約違反の消費税増税ゴリ押しが、国民生活を痛めつけているのだ。

 アベノミクスの中に消費税増税は含まれていないし、アベノミクスの目標は消費税増税でもない。
 安倍晋三内閣総理大臣は、第一次安倍政権で消費税増税せずに、経済成長によって税収を伸ばし、財政健全化を進めたことを自己の功績としており、アベノミクスに消費税増税が含まれるわけがない(http://www.youtube.com/watch?v=2prqmI_r6rQ)。安倍総理が消費税増税を推進しているなら、自己の功績を自分で否定することになる。
 形式的には昨年10月に安倍総理自身が今年4月の消費税増税を決断したわけだが、安倍総理に責任をかぶせるのは酷だ。




 ところで、G20サミットが首脳宣言を採択し、閉幕した。


「G20 首脳宣言採択し閉幕」 NHKニュースウェブ2014年11月16日

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141116/k10013242291000.html

「オーストラリアのブリスベンで開かれているG20サミットは、世界経済の回復は鈍く、ばらつきがあるとしたうえで、金融政策や機動的な財政政策によって持続的で均衡の取れた経済成長の達成を目指すなどとする首脳宣言を採択して閉幕しました。

先進国に新興国を加えた主要20か国の首脳らが参加するG20サミットは、2日目の16日、エネルギーの効率化や気候変動への対応などをテーマに議論を行いました。
このなかで安倍総理大臣は、「日本は世界最先端のクリーンエネルギー技術の普及により世界のエネルギー効率の改善に貢献している。気候変動については、来年開かれるCOP21において、すべての国が参加する公平で実効的な枠組みの採択に向けて最大限貢献をしていく」と述べ、地球温暖化対策に貢献していく考えを示しました。
G20サミットは、このあと、2日間の議論の成果を盛り込んだ首脳宣言を採択し、閉幕しました。
首脳宣言では、世界経済の現状について「回復が鈍く、ばらつきがあり、需要の不足が世界経済を抑制している」として、先行きの不透明感が高まっているという認識を示しています。
そのうえで、各国が持続的で均衡のとれた経済成長を達成するために、▽各国の中央銀行などが必要に応じて、経済の回復を支えデフレ圧力に対処するための金融政策を実施することや、▽財政の健全化に配慮しながらも、機動的な財政政策を実施することなどを盛り込みました。
また、各国が設けた成長戦略を確実に実施することで、2018年までにG20全体のGDPを2%引き上げるとする目標を上回る成長が実現できるとしています。
さらに、エネルギーの効率的な利用を進めるための行動計画を各国が承認し、地球温暖化防止のために新たな枠組みの策定に向けて来年パリで開催される国連の会議、COP21で、すべての締約国に適用される合意を目指すため協力するとしています。
G20サミットを終えた安倍総理大臣は、日本時間の17日朝、シンガポールのリー・シェンロン首相との首脳会談を行ったあと、政府専用機で帰国の途につくことにしています。」


 ここで採択されている経済政策、アベノミクスと基本的に同じなのでは。
 アベノミクスはG20各国が有効だと認めているのではないか。
 民主党はアベノミクスは失敗だというが、G20の首脳は失敗した政策をありがたがるバカばかりというのだろうか。
 普通に考えて、アベノミクスは成功した、効果があるということだろう。
 アベノミクスは失敗だと言う民主党には是非、世界各国の度肝を抜く世界一素晴らしい経済政策を打ち出してもらいたい。

 アベノミクスは失敗だというのなら、アベノミクスより立派な対案を出すべきだ。
 マルクス主義経済学では無理だろうが。