こんにちは!びわおちゃんブログ&アニオタworld!へようこそ。
毎週木曜の深夜が、これほどまでに待ち遠しく、そして心をかき乱される存在になるなんて。皆さんも、同じ気持ちではないでしょうか?そう、私たちの愛する『悪食令嬢と狂血公爵』のお時間です。
先日の第5話「リッテルド砦の夜」。ご覧になりましたか?
あまりの糖度に頬が緩みっぱなしになったかと思えば、胸が締め付けられるような切なさに涙がこぼれ、そしてラストのメルフィエラの決意に、今度は奮い立つような感動を覚えて…。感情のジェットコースターとは、まさにこのことですね。
以前の記事で「この物語は、ただの恋物語じゃない」と書きましたが、第5話は、その確信をさらに強く、深く、私たちの心に刻みつける回だったように思います。
今回は、このあまりにも濃密だった第5話を徹底的に振り返りながら、物語の核心である「メルフィエラとアリスティード、二人の関係の変化」に焦点を当てて、じっくりと、そして熱く語り尽くしたいと思います。
さらに、物語の素晴らしさとは裏腹に、一部の方が感じたかもしれない「ある違和感」…。そう、「作画」の問題にも真正面から切り込んでいきます。
この記事を読み終える頃には、きっとあなたも、この作品をさらに愛おしく、そして「共犯者」としてもっと応援したくなっているはず。さあ、美味しくて、甘くて、ちょっぴり危険な夜の食卓へ、ご一緒しましょう。
目次
- 第5話「リッテルド砦の夜」- 甘さと切なさが交差する、運命の夜
- 関係性の深層へ - 第5話に見る「ふたり」の5つの変化
- 物語の裏側で…感じた「違和感」の正体と、それでも私たちが信じる理由
- まとめ - この美味しくて切ない旅を、最後まで見届けよう
- もっと『悪食令嬢』の世界に浸るために―関連グッズ紹介
- 見逃さないで!放送・配信情報
物語の裏側で…感じた「違和感」の正体と、それでも私たちが信じる理由
さて、ここまで物語の素晴らしさを語ってきましたが…正直に告白します。
あの感動的な物語に没頭しながらも、私の心の片隅で、ふとこんな声が聞こえていたのです。
あなたも感じた?ふとした瞬間の「顔の違い」
「あれ? 今のメルフィエラ、いつもと少し顔つきが違う…?」
「このシーンのアリスティード様、さっきのカットと比べて、ちょっとだけ幼く見えるかも…?」

あなたも、そう感じませんでしたか?キャラクターの表情がシーンごとに微妙に異なり、全体としての統一感に、ほんの少しだけ揺らぎを感じる瞬間。4話までにはなかった、この小さな、しかし確かな「違和感」。
それは、あなたの気のせいではありません。実は、第5話のスタッフリストには、その理由がはっきりと記されていたのです。
明確なサイン – 作画監督の急増が意味するもの
アニメのエンドロール、普段はあまり気にしないかもしれませんが、ここに重要な情報が隠されています。こちらが、各話の「作画監督」のリストです。
| 話数 | サブタイトル | 作画監督 | 総作画監督 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 干し肉は約束の証 | 藤田正幸, 吉田龍一郎, TripleA | 牛ノ濱由惟, 八木澤修平, 加藤真人 |
| 第2話 | 求婚は空からお土産を持って | 重藤聡太, 西川真人, TripleA | 西田美弥子, 山﨑理璃花, 牛ノ濱由惟, 八木澤修平, 加藤真人 |
| 第3話 | 極上串肉の炙り | 亀田朋幸, 重松晋一, TripleA, 吉田龍一郎, 藤田正幸 | 牛ノ濱由惟, 八木澤修平, 加藤真人 |
| 第4話 | 出発の合図は火柱で | 重藤聡太, 重松晋一, 西川真人, TripleA | 牛ノ濱由惟, 山﨑理璃花, 八木澤修平, 加藤真人 |
| 第5話 | リッテルド砦の夜 | TripleA, 李傑, 宋昱, 孫偉, 趙昱恵, 杜明ぜい, 王家梁, 但伊楊, 黄翔麟, 王瑞浩, 中﨑萌佳, 山本菜々美 | 藤田正幸, 山﨑理璃花, 八木澤修平 |
一目瞭然ですね。
1話から4話まで数名+1団体だった作画監督が、第5話ではなんと個人名だけで10名以上に急増しています。
アニメ業界において、これはしばしば「SOS」のサインと言われます。放送スケジュールが逼迫し、「このままでは間に合わない!」という緊急事態に、国内外の多くのスタジオやアニメーターに急いで仕事を依頼した結果、絵柄を統一するための作画監督も、その分だけ必要になってしまうのです。
多くの人が短時間で関わると、どうしても細かなニュアンスの共有が難しくなり、キャラクターの表情やクオリティにバラつきが生まれてしまう。これが、私たちが感じた「違和感」の正体です。
私たちの愛する『悪食令嬢』は大丈夫?びわおちゃんの結論
この事実を知ると、「もしかして、これから作画が不安定になってしまうの…?」と不安になりますよね。物語が最高なだけに、その心配は痛いほど分かります。

しかし、私はここで断言します。
『悪食令嬢と狂血公爵』は、多少の揺らぎはあっても、最後まで物語の魅力を損なうことなく、私たちを最高の最終回へ連れて行ってくれると、強く信じています。
その理由は、何よりもまず、この物語自体が持つ圧倒的なパワーです。
第5話が、作画の揺らぎをものともせず、私たちの心を鷲掴みにする「神回」であったことが、何よりの証拠。練り込まれたストーリーと、キャラクターの深い魅力、そして声優陣の魂を揺さぶる演技。この作品の核となる魅力は、盤石です。
そして、私たちファンの「愛」です。
制作現場が厳しい状況にあるのかもしれない。だとしたら、私たちがすべきことは、批判ではなく、応援ではないでしょうか。「作画が大変そうだけど、物語は最高!スタッフさん、頑張って!」という温かい声援を送ること。SNSでポジティブな感想を呟いたり、関連商品を手に入れたりすること。その一つ一つの行動が、必ずや制作現場の力となり、作品の未来を支えます。

