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こんにちは!びわおちゃんブログ&アニオタworld!へようこそ。

毎週木曜の深夜が、これほどまでに待ち遠しく、そして心をかき乱される存在になるなんて。皆さんも、同じ気持ちではないでしょうか?そう、私たちの愛する『悪食令嬢と狂血公爵』のお時間です。

 

先日の第5話「リッテルド砦の夜」。ご覧になりましたか?
あまりの糖度に頬が緩みっぱなしになったかと思えば、胸が締め付けられるような切なさに涙がこぼれ、そしてラストのメルフィエラの決意に、今度は奮い立つような感動を覚えて…。感情のジェットコースターとは、まさにこのことですね。

以前の記事で「この物語は、ただの恋物語じゃない」と書きましたが、第5話は、その確信をさらに強く、深く、私たちの心に刻みつける回だったように思います。

今回は、このあまりにも濃密だった第5話を徹底的に振り返りながら、物語の核心である「メルフィエラとアリスティード、二人の関係の変化」に焦点を当てて、じっくりと、そして熱く語り尽くしたいと思います。
さらに、物語の素晴らしさとは裏腹に、一部の方が感じたかもしれない「ある違和感」…。そう、「作画」の問題にも真正面から切り込んでいきます。

この記事を読み終える頃には、きっとあなたも、この作品をさらに愛おしく、そして「共犯者」としてもっと応援したくなっているはず。さあ、美味しくて、甘くて、ちょっぴり危険な夜の食卓へ、ご一緒しましょう。

目次

  1. 第5話「リッテルド砦の夜」- 甘さと切なさが交差する、運命の夜
    1. 旅立ちの朝と、父の愛が詰まった「燻製肉」
    2. ドラゴンでの旅路と、芽生える初々しい恋心
    3. 砦での一夜と、胃袋を掴む「熟成肉の魔法」
    4. 公爵様の嫉妬と、まさかの「あーん」事件
    5. 運命の転換点 - 「ロジェ様」と、母の記憶
  2. 関係性の深層へ - 第5話に見る「ふたり」の5つの変化
    1. 変化1:「癒される側」から「癒す側」へ - メルフィエラの自覚と成長
    2. 変化2:「狂血公爵」の仮面の下 - アリスティードの「ただの男」の顔
    3. 変化3:「食」が紡ぐコミュニケーション - 言葉以上の雄弁な対話
    4. 変化4:「恋」から「愛」、そして「使命」へ - メルフィエラの決意
    5. 変化5:「守る者」から「共に在る者」へ - アリスティードの覚悟
  3. 物語の裏側で…感じた「違和感」の正体と、それでも私たちが信じる理由
    1. あなたも感じた?ふとした瞬間の「顔の違い」
    2. 明確なサイン - 作画監督の急増が意味するもの
    3. 私たちの愛する『悪食令嬢』は大丈夫?びわおちゃんの結論
  4. まとめ - この美味しくて切ない旅を、最後まで見届けよう
  5. もっと『悪食令嬢』の世界に浸るために―関連グッズ紹介
    1. 原作小説:心の奥深くまで旅をする
    2. コミカライズ(漫画)版:美麗な絵で魅せる二人の世界
    3. アニメBlu-ray/DVD:あの感動を、何度でも最高の画質で
  6. 見逃さないで!放送・配信情報
    1. テレビ放送日程
    2. VOD配信日程
    3. 自分のペースでじっくり観たい方は

物語の裏側で…感じた「違和感」の正体と、それでも私たちが信じる理由

さて、ここまで物語の素晴らしさを語ってきましたが…正直に告白します。
あの感動的な物語に没頭しながらも、私の心の片隅で、ふとこんな声が聞こえていたのです。

あなたも感じた?ふとした瞬間の「顔の違い」

「あれ? 今のメルフィエラ、いつもと少し顔つきが違う…?」
「このシーンのアリスティード様、さっきのカットと比べて、ちょっとだけ幼く見えるかも…?」

あなたも、そう感じませんでしたか?キャラクターの表情がシーンごとに微妙に異なり、全体としての統一感に、ほんの少しだけ揺らぎを感じる瞬間。4話までにはなかった、この小さな、しかし確かな「違和感」。

それは、あなたの気のせいではありません。実は、第5話のスタッフリストには、その理由がはっきりと記されていたのです。

明確なサイン – 作画監督の急増が意味するもの

アニメのエンドロール、普段はあまり気にしないかもしれませんが、ここに重要な情報が隠されています。こちらが、各話の「作画監督」のリストです。

話数 サブタイトル 作画監督 総作画監督
第1話 干し肉は約束の証 藤田正幸, 吉田龍一郎, TripleA 牛ノ濱由惟, 八木澤修平, 加藤真人
第2話 求婚は空からお土産を持って 重藤聡太, 西川真人, TripleA 西田美弥子, 山﨑理璃花, 牛ノ濱由惟, 八木澤修平, 加藤真人
第3話 極上串肉の炙り 亀田朋幸, 重松晋一, TripleA, 吉田龍一郎, 藤田正幸 牛ノ濱由惟, 八木澤修平, 加藤真人
第4話 出発の合図は火柱で 重藤聡太, 重松晋一, 西川真人, TripleA 牛ノ濱由惟, 山﨑理璃花, 八木澤修平, 加藤真人
第5話 リッテルド砦の夜 TripleA, 李傑, 宋昱, 孫偉, 趙昱恵, 杜明ぜい, 王家梁, 但伊楊, 黄翔麟, 王瑞浩, 中﨑萌佳, 山本菜々美 藤田正幸, 山﨑理璃花, 八木澤修平

一目瞭然ですね。
1話から4話まで数名+1団体だった作画監督が、第5話ではなんと個人名だけで10名以上に急増しています。

アニメ業界において、これはしばしば「SOS」のサインと言われます。放送スケジュールが逼迫し、「このままでは間に合わない!」という緊急事態に、国内外の多くのスタジオやアニメーターに急いで仕事を依頼した結果、絵柄を統一するための作画監督も、その分だけ必要になってしまうのです。

多くの人が短時間で関わると、どうしても細かなニュアンスの共有が難しくなり、キャラクターの表情やクオリティにバラつきが生まれてしまう。これが、私たちが感じた「違和感」の正体です。

私たちの愛する『悪食令嬢』は大丈夫?びわおちゃんの結論

 

この事実を知ると、「もしかして、これから作画が不安定になってしまうの…?」と不安になりますよね。物語が最高なだけに、その心配は痛いほど分かります。

しかし、私はここで断言します
『悪食令嬢と狂血公爵』は、多少の揺らぎはあっても、最後まで物語の魅力を損なうことなく、私たちを最高の最終回へ連れて行ってくれると、強く信じています。

その理由は、何よりもまず、この物語自体が持つ圧倒的なパワーです。
第5話が、作画の揺らぎをものともせず、私たちの心を鷲掴みにする「神回」であったことが、何よりの証拠。練り込まれたストーリーと、キャラクターの深い魅力、そして声優陣の魂を揺さぶる演技。この作品の核となる魅力は、盤石です。

そして、私たちファンの「愛」です。
制作現場が厳しい状況にあるのかもしれない。だとしたら、私たちがすべきことは、批判ではなく、応援ではないでしょうか。「作画が大変そうだけど、物語は最高!スタッフさん、頑張って!」という温かい声援を送ること。SNSでポジティブな感想を呟いたり、関連商品を手に入れたりすること。その一つ一つの行動が、必ずや制作現場の力となり、作品の未来を支えます。