double trouble 4 【 Valentine 】 | しむラテice

しむラテice

絶対的存在感ユノユノ最強超絶おっとこまえシム。
ふたりのLove Story綴ってます

Kissとハピエンの詰まったお部屋です♡

「 ヒョン、」


「 ん? · · · あ 」


ショーウィンドウ越しに外から中をそっと

伺う影に先に気づいたシウォナが俺に声を

かける



顔を上げると · · · 


「 チャンミン 」







そのひとはすらりとしたモデルのような

スタイルでいてアンバランスなほどの

キューティフェイス

彼が入り口に立っただけで店内はぱっと華が

咲いたようになる


美しく歩を進める姿についつい見蕩れて

言葉が出てこない

彼はコクンと軽く頭を下げると上目遣い気味

に俺の姿を捉える

たったその仕草だけでもクる · · · 計算なのか

ナチュラルなのかこの麗しの君は。


「 おつかれさまです · · · さっき休憩中に

 ユンホさんがこられて帰りお店に寄るよう

 に · · · ?」


「 うん、ごめんね俺も昼メシのタイミング

 今日遅かったからすれ違ったな 」


バックヤードから用意してた小さな紙袋を

取り出してチャンミンに手渡した


「 あの、用って大袈裟なもんじゃないんだ

 けどさ、ほら · · · 今日、アレだからさ 」



「 · · · これ 」


人生初 バレンタインにチョコを買ってみた

ま、そりゃそうだ普通貰うものと今まで

思ってたからな

大人の男らしくスマートに、なんて思って

も実際は初めての体験にドキドキもんだ


「 ユンホさん · · · 」


「 ん? 」



「 ユノヤおつかれ~ · · · と、これはこれは

 カフェ " Rosso " の 」


チャンミンがなにか言いかけたタイミング

で斜向かいのショップ店長ヒニムがちょうど

入ってきた


「 こんにちは お疲れさまです 」


チャンミンが甘い声色でヒニムに微笑み

かけるのを内心もやっとしながら俺も

お疲れさまなんて答えた

同じビルの中にいると何となく自然に

顔見知りになってくるもんだ


「 ユノヤさっき地階のイベントブースいた?」


「 あれ?なんで知ってんの? 」


「 そりゃあお前クラスの大男が今日のこの

 タイミングでバレンタインブースをうろうろ

 してみろ噂も千里走るってもんよ 」 くくく。


ヒニムはそう言ってさり気なくチャンミンに

渡した可愛い小袋を見ながら艶っぽい笑いを

浮かべる


俺たちの仲もこのビルの住人たちの間では

既に暗黙の了解だ 


「 ま  · · · 走るでしょうね 」


隣りで聞いていたシウォナも口元隠して

笑ってるし


「 · · · うろうろって、人を不審者みたいに 」


肩にぶつかり唇尖らせて肘で肘をこつくと


「 ヒョン · · · いいんですか?」


なんてシウォナから耳元で囁くように話し

かけられ はっ、として正面に立つチャンミン

に視線を戻すと一瞬、真顔になったように

見えなくも · · · いやいや気のせいか?


「 ありがとうございます、それじゃ僕はこれで 」


「 えっ · · · 、とまあ、うん? 」


くるりと踵を返してすたすたと外へむかう

チャンミンから離れがたくて入り口まで

速歩でつづく

まぁたかがバレンタイン · · · 大袈裟だった

かな

チャンミンとは元々俺が甘言に乗せたような

もんだしやることやってるけど中途半端な関係

な気がするのは否めない


「 貰うものもらったしさっさと帰ります 」


· · · · そんなさっさと帰るって · · · やっぱ

俺からじゃ嬉しかねえか


「 · · · うん 」



そう思うと数歩先を歩くチャンミンの背中

が俺を拒否してるように見えてくる

ついてくのも迷惑なのかもしれないなんて

自然と足も止まってしまった



「 じゃあ · · · 、気をつけてな 」


もうその一言を声に出すのがやっとだった



「 · · · · · 、」


入り口まで進んでたチャンミンは少し

驚いたように後ろを振り返って立ち止まる

と悠然とした足どりで俺の元まで戻ってきた



「 · · · · チャンミン? 」


「 口開けて 」


いまいち訳も分からないまま口を開けた俺

にコートの内ポケットから小さな

ジッパーバックを取り出すと中の物を1つ

俺の口に放り込んだ



─── カリッ。



「 ン · · · 、甘 · · · もぐ · · · 」


スパイシーでいてスウィートな甘さが

口の中いっぱいに広がってこんな場面なのに

ちょっと堪能してしまった



「 どう?」 


なんて聞く唇や目がやたら艷麗でクる · · · 

いい眺めだ。


「 美味いよ、手作り? 」


「 ええ、カカオからこだわってみました

 でもこれは試作品です」


「 ? 」


また上目遣いでじっと俺を見詰めるから

身体が甘く溶け出しそうだ


「 完成品は家の冷蔵庫に · · · じゃ 」



「 · · · チャンミン、もしかして誰か家で待たせ

 てるのか? 」


だから急いでるのか?



「  「  · · · · · · · ·  」  」


「 おい、そこの色男 」


振り返ると困ったように眉を下げて苦笑する

シウォナとにやにや顔のヒニムふたりと目が

合った



「 · · ·  僕のことでしょうか 」


そうそう。なんてヒニムは全てわかってる

ような余裕の笑みを浮かべチャンミンに向かっ

て親指と人差し指を器用にパチンと鳴らす



「 麗しのRossoくんツンデレ具合が高度過ぎ

 て うちのユノには伝わりづれえっての ~

 こう見えてうちの子ピュアピュアなんだから 」


そう言って んーっまっ!と両手でわざとらしい

くらいの投げキッスをよこしてきた



「 · · · · · · 、」


いまいち意味がわからなくてチャンミンの

方を見ると片眉をくっと上げ唇が真一文字に

なってるし


「 え?俺、なんか間違った? 」


その言葉にチャンミンは目をまん丸にした後

溜め息を漏らした



ぷふ、あははははは ーーっ!ほらねーー!

って、そんな大声で笑うのはご自分の店舗

でして下さいなんてふたりが会話してるのを

呆気に取られながら眺めてると手が伸びてきて

顎を掴まれた


「 おん?」


「 いいですか? 僕は急いで帰ってユンホさん

 と今夜一緒にすごすために準備します

 ふたりで僕のとユンホさんのチョコレート

 を食べる為です。いいですね?」


あんま今は近づくな真摯な瞳にやられそう

だから、さ。


「 あ、はい。はいはい · · · 」



「 返事は1つ 」


「 はい 」


「 よし 」


─── チュッ。


なんて唇でエアキスが降ってきてもう

目眩もんだよ やられた · · · · 


「 うん 」 うん。


その唇を追っかけそうになったじゃん






きっと今夜のキスはチョコレートの味

がして魔法の口どけに違いない  ───












 
 誘っていいよね? バレンタインの夜だから… 

 Kiss me good night Chu ✩。✧*。










        こんばんは✩.*˚ 今夜もCiao.Ciaoな
        応援ありがとうございます ✨

        にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
        にほんブログ村 

        
        東方神起ランキング

       バレンタインの夜に。