My Funny Valentine ( 前編 ) side Y | しむラテice

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絶対的存在感ユノユノ最強超絶おっとこまえシムのおふたりにメロメロ…しむラテ。と申します

Kissとハピエンの詰まったお部屋です♡



  『 fragola 』


─── カラン、



「 こんばんは~ いい匂い · · · あれ? 

 キュヒョニヒョンとミノだけ?」


可愛い幼なじみは店の中をきょろきょろ

と見回して俺をみた


「 そ、出張中 」


「 ふ ~ん、ユノ寂しい?」


ミノの横に当たり前のようにストンと

座ってカウンターに両肘をつくと小悪魔

っぽくやや媚びた感じで視線だけ俺を

見上げる  · · · · あいかわらず ww

これが無意識だから困った子。だから

たまに初対面の人間に誤解される

カレシのミノもほんと寛容な子だ


「 明日帰って来るから 」


「 · · · バレンタインなのにね 」


ミノを挟んでキュヒョンがテミナを覗き

込んで鼻息荒く突っ込む


「 こらこら、余裕のある大人は大丈夫なの 」


「 キュヒョニヒョンは2次元女子と恋愛

 ゲームばかりするからちょっと鈍ってん

 じゃない?」


「 恋愛じゃねーよ、育成だ! · · · ww

 ま、確かに俺って恋愛に対するリアリティ

 が無いっていうかさぁもうドンヘヒョンと

 つるんだりゲームしてるだけで充分幸せな 」


「 あはは、ヒョンは男前なのにそこが

  女子的には残念なんですよ~ 会社で

 それを言って回ったらダメですよ?

 モテ度下がりますから 」 ww


「うっさい 今はいいの。10年後にモテて

 やる 」


なんて楽しそうにじゃれてる3人を眺め

ながら他のテーブルから入ったオーダー

を作る

今夜はバレンタインだけにゲストは

カップルの方がどちらかというと多いかな

カクテルもチョコレートを使った注文が

目立つ


氷を入れたグラスにビターテイストの

チョコレートリキュールとジンジャー

エールを注ぎ軽くステアし仕上げにライム

を搾り、カットしたものはグラスに添えて

トレイに乗せるとテミナが


「 僕は そうだなトールグラスタイプより

 小ぶりなグラスのお酒お願い 」


うちの常連は酒豪揃い。くす。


「 OK 待ってて」


テーブルにカクテルを運び追加料理の

オーダーを聞いてるとタイミング良く厨房

からドンヘがキュヒョンたちに皿を運ん

できた


「 キュヒョン、この後うち来て呑む?」


「 行く~ こんな夜独りじゃやってらんね 」


「 ユノも来るか?」


楽しそにお手上げポーズで唇をとがらし

おどけるキュヒョンやドンヘと過ごすの

もいいかもしれない。 でも。


「 ううん 帰ってチャンミンにカトクする」


そ。なんて皆んなの口角が上がる

何となく気遣ってくれてるのがわかる

嬉しい反面 少しだけこそばゆい 

ちょっと照れながら追加オーダーの紙

をドンヘに渡す


「 午後にねチャンミンから宅配が届いた

んだ、だからそのお礼を夜ゆっくりとね 。

 皆んなで食べよう 」


リボンのかけられた綺麗な箱に行儀よく

ならんだ真っ赤な苺が届いた

バレンタインのチョコの代わりに出張先

の街から甘く香る贈り物。


「 あまおう? ユノの大好物だね 

 あのネコちゃんがね ~ 粋なこと覚えて 」ww


「 こらこらチャンミニヒョンは年上だって

 すぐ上からものを言う 」


ミノに窘められてテミンが口元を押さえて

くすくす艶っぽく笑う


「 · · · そんな普通の会話までおまえらが

  話すと何故か甘々に聞こえるミラクル。

 甘過ぎて口から砂糖でそう俺 」 ww


「 くく、ひがまないの ~ 」 ww


「 ち、言ってろ 」


キュヒョンも笑いながら冬野菜のエチェベ

を口に運ぶ

楽しいけどやっぱりチャンミンが居ない

こんな夜はどこか · · · ね


ドンヘが洗ってプレートに装ってくれた

真っ赤な苺をひとつ手にとってぼんやり

眺めてると何となく視線を感じた

顔をあげると真正面に座るテミナがそっと

「 寂しいくせに · · · 」 なんて優しいまなざし

で語る

この子には昔から隠せないところがある

 · · ·  「 秘密だよ?」 なんて視線で返すと

「 わかってる」なんて微笑む



 ─── カラン、


『 こんばんは ~まだ大丈夫?』


「 いらっしゃいませこんばんはどうぞ ~ 」


駅からながれてきたゲストが何組か続けて

入り店内の音楽が聴こえないくらいまた

賑わい始める


今夜は賑やかな方が色々考えなくてすむ

から有難いなんてオーダーを作りながら

苦笑した





─── カラン、



オーダーストップ間近でまた入り口の扉

が鳴った



「 いらっしゃいませ · · · っ、 」








入り口で楽しそうに賑わう店の中を見回し

て笑い声やシェイカーを振る音に目を細め

満足そうに頷く常連さん。


一度聞いてみたことがある

どうもそれらが耳に心地いいらしい。



「 ただいま 」



一瞬面食らったような顔した俺を見て

いたずらっ子みたいな笑顔をつくる恋人


女の子たちの視線注がれる中、全く意に

返さない様子でキャリーケースをゴロゴロ

と転がし長い脚で真っ直ぐ向かってくる

彼に顔が綻ぶ



「 おかえりチャンミン お疲れさま 」


「 ただいまユノ 。最終便に間に合った

 ので · · · 今年もバレンタインカクテル

 つくってもらえますか? 」


ひゅうっ♪  なんてテミナが口笛を吹いて

ミノに親指と人差し指で唇をつまままれ

肩を竦め笑いあってる


「 よう、おかえり待ってたぞ 」


ビール片手にニヤリ笑うキュヒョンに


「 おつかれっす 」


お土産、明日着くからなんてキュヒョンに

ウィンクするチャンミン · · · 

もしかして何となく今夜のこと連絡とり

あってた? いや、あるかもね

仲良しなふたりにちょっとだけ妬ける



「 バレンタイン · · · の、じゃあまずは 」


自分の前にゆっくり腰掛ける彼に嬉し

くて胸躍らせてるのをちゃんと周りに隠せ

てる?


シェーカーのボディいっぱいに氷と水を

入れて冷やし しっかり水切りをした後

テキーラ、ビターチョコレート、

オレンジキュラソーにフレッシュレモン

ジュース少しセットする

振るスピードは降り始めと終わりはゆっ

くりと。

トップにあてた親指で感じる温度と白っ

ぽく霜降り状態になってくボディの様子で

振り終わりの時を判断しココアパウダーと

砂糖でスノースタイルにしたカクテル

グラスに注ぎ最後に一度上下にシェーカー

を軽く振り切って残り一滴まで綺麗に注ぎ

いれる


「 深くて綺麗なブラウンですね 」


「 そう、チョコレートリキュール使って

 るからね 。でも甘すぎない辛口なんだ 」


じっとそんな目でグラスを持つ指先まで

見詰められたらそこから身体がじんじん

と熱を帯び始めるから少し困る · · · 


「 · · · チョコレートマルガリータ 」


「 へえ。いただきます 」


ひとくちグラスに口付け彼は艶のある

笑顔で俺を見返した


「 うん · · · いいね。」


カウンターに座るテミンたちの会話も

一瞬途切れる

チャンミンのあの笑みに見蕩れたんだろう



いつからこんな · · · ·









 

  Sweet な夜をね ロゼワインChu,Chu,Chu ✩。✧*。











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